あらすじ

天外天が儒仙(じゅせん)の「薬人之術」を狙う一方、蕭若風(しょう・じゃくふう)(しょうじゃくふう)も皇帝の命で儒仙確保のため乾東城へ。父・百里成風(ひゃくり・せいふう)は息子・東君を蕭若風から隠そうとするが、東君は偶然にも酔った勢いで内力を覚醒させ抜刀術を習得、蕭若風の目に留まってしまう。儒仙の危機を知った東君は救出に向かうが、儒仙の元には蕭若風、そして天外天の刺客も迫っていた。儒仙を巡る三者の思惑が交錯し、事態は緊迫する。

ネタバレ

西楚の秘術「薬人之術」が狙われる!?

まず、不穏な動きを見せてるのが天外天の連中。尊使の無相(むそう)ってやつが、儒仙(じゅせん)が伝えたっていう「西楚剣歌」の噂を聞きつけちゃったんだよね。無相は昔、剣仙の亡骸を直接見てるらしくて、「これは儒仙の仕業に違いない!」って確信。しかも、儒仙が使うっていう「薬人之術」…これがあれば、彼らの「復国」も夢じゃないって、悪い顔して企んでるのよ~。あー、やだやだ。

一方、旅の途中の玥瑶(げつよう)ちゃん。かつて出会った北闕の民を思い出して、「彼らが本当に望んでるのは、国じゃなくて、争いのない平和な世界なのかも…」なんて、しんみり考えちゃってる。玥瑶ちゃんの優しさが沁みるわ…。

温家の事情と司空長風(しくうちょうふう)の運命

さて、我らが温壺酒(おんこしゅ)兄貴にも動きが。お父さんから手紙が来て、「温家のために『詭道』を手に入れてくれ」って頼まれちゃうの。この『詭道』ってのが、どうやら西楚の「薬人之術」のことらしいんだよね。お父さんは直接「百里家を助けろ」とは言わないんだけど、温兄貴は妹と甥っ子(つまり百里東君(ひゃくりとうくん)だね!)をしっかり守るって決意を固める。カッコいいぜ、兄貴!

その頃、温兄貴の毒にやられちゃった司空長風(しくうちょうふう)は、ついに限界…。でも、倒れた先がなんと薬王・辛百草(しんひゃくそう)の住処だったの!まさに不幸中の幸い!辛百草は、司空長風(しくうちょうふう)の毒が温壺酒によるものだって見抜いた上で、彼に薬学の才能があることにも気づいちゃう。「半年ここにいろ、そしたら命は助けてやる」って、まさかの弟子入り展開!?司空長風、ここで一皮むけるか!?

百里東君(ひゃくりとうくん)、まさかの才能開花!?

舞台は変わって、乾東城。皇子である蕭若風(しょう・じゃくふう)(しょうじゃくふう)(しょうじゃくふう)が、お供の雷夢殺(らい・むさつ)と一緒にやってきた。目的はもちろん、儒仙先生だよね。

一方、息子の百里東君(ひゃくりとうくん)が剣術を習いたいと言い出したもんだから、父・百里成風(ひゃくり・せいふう)は叩き起こして稽古をつけることに。でも、東君ときたら「父さんの剣術なんて興味ないね!天下の達人に習うんだ!」なんて生意気な口をきくもんだから、父ちゃんカチン!「出直してこい!」って感じで、基本の「抜刀術」をマスターするまで庭から出すな、と命じるわけ。

実はこれ、蕭若風(しょう・じゃくふう)(しょうじゃくふう)から息子を隠すための父ちゃんの策謀。内力がない東君には抜刀術なんて無理だろうって高を括ってたんだけど…甘いぜ父ちゃん!儒仙先生が長年、酒造りを通して東君に内力を仕込んでたなんて、夢にも思ってなかったんだよね!

案の定、蕭若風が鎮西侯府にやってきて、「学堂の先生として、ある人物を連れて行きたい」と切り出す。百里成風は「息子は留守だ」ってシラを切るんだけど…。

その頃、庭で悪戦苦闘してた東君。「そうだ!剣林で『不染塵』を手に入れた時、俺は酔ってた!」って閃いちゃって、お酒をガブ飲み!酔っ払った勢いで剣を抜いたら…なんと、溜まってた内力が大爆発!見事に抜刀術をマスターしちゃった!しかも、その瞬間をバッチリ蕭若風に見られちゃうっていうね…。「やっぱりこの子(の師匠)だ!」って蕭若風に確信させちゃったわけ。運命って皮肉!

儒仙を巡る三つ巴の攻防戦!

蕭若風は「学堂の任務は完了!」ってことにして、皇帝からの密命(儒仙の確保)を単独で実行することに。雷夢殺には「百里東君を見張ってろ」って言い残して、儒仙の元へ向かう。

酔いから覚めた東君は、温壺酒から自分が酔って蕭若風に会ったこと、そして蕭若風が師匠(儒仙)を狙ってることを聞かされる。「師匠を助けなきゃ!」って、いてもたってもいられない東君。温壺酒には勝てないと悟った雷夢殺も、しぶしぶ同行することに。

さあ、ここからが修羅場よ!儒仙のいる屋敷には、蕭若風だけでなく、天外天の連中も忍び寄ってた!鎮西侯・百里成風が事前に兵を配置して、自らも応戦するんだけど、相手が悪すぎて負傷しちゃう…父ちゃん、頑張って!

儒仙と対峙した蕭若風。儒仙は「皇帝がお前に功績を積ませるために寄越したんだろう?私も西楚の残党扱いだからな」と、全てお見通し。蕭若風は力ずくで儒仙を連れて行こうとするけど、全く歯が立たない!でも、儒仙は彼を殺さずに、「私の命はもう長くない。北離に害をなす気もない。ただ、この剣術を弟子に伝えたいだけだ」と語る。切ない…。

その瞬間、儒仙は庭に潜む天外天の気配と、東君たちの接近に気づく…!

うわー!どうなっちゃうの!?儒仙先生、大ピンチじゃん!東君は間に合うのか!?蕭若風はどう動く!?天外天の目的は!?もう、次回が気になりすぎて夜も眠れないって!

つづく