あらすじ
牢獄で再会した宋墨(ソン・モー)と竇昭(ドウ・ジャオ)。そこに紀詠(キ・エイ)が現れ、丁謂(ていい)を欺きつつ三人で脱出と真相究明の策を練る。宋墨と竇昭は夫婦を装い船に潜入し手がかりを探すが、総管に見つかり窮地に。宋墨は竇昭を庇い負傷する。一方、丁謂は捕らえられるも黒幕を語らぬまま自害。現れた汪公公は事件の真相を闇に葬り、全ての罪を丁謂に着せ、宋墨を都へ連行しようとする。絶望した宋墨は皇帝との決別を宣言し、竇昭に別れを告げる。
ネタバレ
今回の『九重紫』第10話、息もつかせぬ展開でしたね!牢獄でのヒリヒリするような駆け引きから、まさかの衝撃的なラストまで、もう目が離せませんでした!宋墨(ソン・モー)と竇昭(ドウ・ジャオ)、二人の運命はどうなっちゃうの!?って、テレビの前で叫んじゃった人も多いんじゃないでしょうか?早速、怒涛の第10話を振り返っていきましょう!
牢獄での攻防!現れた謎の男・紀詠(キ・エイ)
前回、絶体絶命のピンチに陥った竇昭(ドウ・ジャオ)。宋墨(ソン・モー)は彼女の言葉の裏にある何かを感じ取りつつも、今はただ信じるしかありません。そんな中、牢獄に現れたのは、なんと紀詠(キ・エイ)!彼もまた、竇昭(ドウ・ジャオ)と苗安素(ミアオ・アンスー)の事件を担当することになったみたい。
この紀詠(キ・エイ)、なかなかの食わせ者で、宋墨(ソン・モー)が竇昭の無実を見抜いていること、そして外で見張っている丁謂(ていい)の存在にも気づいてる。そこで一芝居打ち、わざと宋墨と衝突!宋墨に殴られたフリをして丁謂を油断させちゃうんですから、たいした役者ですよね~。
そしてここからがまた面白い!紀詠ったら、竇昭の手当てをしながら、やけに馴れ馴れしいの。「俺たちは幼馴染だからな~、宋墨みたいなヤツとは違うんだよ」なんてアピールしちゃって。これにはさすがの宋墨も、ちょっとムッとした表情。見てるこっちも、「おやおや、三角関係の始まりか?」なんてニヤニヤしちゃいましたよ。陸争(リク・ソウ)と陸鳴(リク・メイ)の兄弟も、「宋墨様、絶対竇昭さんのこと好きでしょ…」って心配そうに見てるし、もう、この状況、どうなっちゃうの!?
決死の潜入!船上で深まる二人の絆(と疑惑!?)
牢獄の中、宋墨、竇昭、そして紀詠の三人は、今後の作戦会議。定国公の汚名をそそぎたい宋墨、そして苗家の潔白を証明したい竇昭。二人の熱い思いに、紀詠も協力することに。丁謂を酒の席で接待して、船への通行証を手に入れるという危険な任務を引き受けます。
無事に通行証を手に入れた宋墨と竇昭は、いざ問題の船へ!でも、見張りの兵士がなかなか手ごわい。「丁謂様の命令で誰も通すな!」の一点張り。そこで竇昭が機転を利かせます。「私の新しい宝石が船の中に~!」と泣き落とし作戦!宋墨もすかさず賄賂を渡し、なんとか潜入成功です。この時の宋墨、「女のためなら何でもする色男」って見られてたみたいで、ちょっと笑っちゃいました。
船に乗り込む二人、夫婦を装ってピッタリ寄り添ってるんだけど、宋墨は「本物の夫婦だって、こんな四六時中くっついてないだろ…」ってボソリ。でも竇昭は「こうしないと怪しまれるでしょ!」とキッパリ。宋墨も観念したのか、竇昭をギュッと抱きしめて、さらに親密な雰囲気に…。竇昭ちゃん、顔真っ赤でしたよ!可愛すぎ!
そして船倉で手がかりを探す二人。板越しにふとお互いの姿を見た瞬間、なんと、あの仮面の男の記憶が蘇るんです!え、もしかして、あの時の…!?二人の間に、また一つ特別な感情が芽生えた瞬間でしたね。ドキドキ!
絶体絶命!炎の中の約束と非情なる黒幕
しかし、そんな甘い雰囲気も束の間。船の総管に見つかってしまい、絶体絶命のピンチ!宋墨が応戦するも、総管の矢が竇昭を狙います!その瞬間、竇昭の脳裏に蘇るのは、前世で宋墨が自分を庇って共に矢に射抜かれた記憶…。そして、またしても宋墨が竇昭を庇い、二人で水の中へダイブ!もう、宋墨カッコよすぎでしょ!
一方、丁謂は宋墨たちが船に乗り込んだと知って、慌てて逃亡準備。でも、そうは問屋が卸しません!宋墨は陸兄弟に阻まれ、さらに紀詠たちが丁謂の悪事の証拠を突きつけます。しかし、ここでまたしても総管が登場し、竇昭を人質に!
宋墨は捕らえた丁謂に黒幕を吐かせようとしますが、丁謂は舌を噛んで自害!なんてこった…。そして、総管が竇昭と丁謂の人質交換を要求。宋墨は「竇昭はただの駒だ」と冷たく言い放ち、矢を放ちますが…なんと、矢は竇昭の耳飾りをかすめ、背後の総管に命中!見事な作戦勝ち!でも、竇昭の手は震えていました。そりゃそうですよね、二度も命を狙われたんですから…。
宋墨は丁謂を助けに来た連中を捕らえますが、そこに現れたのは汪公公(おうこうこう)。なんと、捕らえた者たちを全員斬り殺してしまうんです!口封じってこと!?ひどすぎる…。
衝撃の結末!宋墨の決別と竇昭の涙
汪公公は聖旨を読み上げ、全ての罪を丁謂一人になすりつけ、宋墨を都へ連行しろと命令。納得できない宋墨は汪公公に詰め寄りますが、汪公公は「君、臣に死を命ずれば臣死せざるを得ず」と、何も語ろうとしません。皇帝が何かを隠している…?
絶望した宋墨は、かつて皇帝から賜った鴛鴦刀(えんおうとう)を捨て、「これからは乱臣賊子として生きる」と宣言。そして、竇昭に船の証を渡し、「もう会うことはないだろう」と別れを告げるのです…。ううっ、切なすぎる…。
一人去っていく宋墨の背中を見つめる竇昭。彼女の脳裏には、前世で自分を庇って死んだ宋墨の言葉が蘇っていました。「汚名を着たままでは、君を巻き込めない…」と。二人の未来は、一体どうなってしまうのでしょうか…。
つづく