あらすじ

鄔善(ウー・シャン)は竇昭(ドウ・ジャオ)の言葉で将来への希望を見出し、祖父との関係も修復の兆しを見せる。一方、宋墨(ソン・モー)は竇昭への疑念を深めつつも、彼女の行動の裏にある真実を探ろうとする。蒋梅荪(ジャン・メイスン)の死の真相を追う宋墨と、安素(あんそ)を助けるために福亭へ向かった竇昭は、市舶司総管・丁謂(ていい)の陰謀に巻き込まれる。丁謂に捕らえられ拷問されそうになる竇昭だったが、間一髪で宋墨が現れ、尋問を引き受ける。宋墨は竇昭の不可解な行動の理由を問い詰めるが、竇昭は多くを語らない。二人の関係と、福亭での事件の行方は?

ネタバレ

前回の続きで、おじいちゃんである鄔閣老(ウーかくろう)に結婚のことで怒られちゃった鄔善(ウー・シャン)くん。自分の好きなこと(木工細工ね!)ばっかりやってる場合じゃないだろ!って、おじいちゃんカンカン!大事な木工細工まで壊されちゃって、鄔善くん、しょんぼり…。そこに李太医(りたい)が来るって聞いて、おじいちゃんはちょっと落ち着いたんだけど、鄔善くんは「診察なんて受けない!」って駄々こねるの。でもね、下女がある木箱を持ってきたら、鄔善くんの態度が一変!なんとその箱、昔、竇昭(ドウ・ジャオ)にあげた木工細工が入ってたの!

一方、宋墨(ソン・モー)は陳曲水(チェン・チュイシュイ)の送別会を開いてたわ。宋墨(ソン・モー)も嚴朝卿(げんちょうけい)も、陳曲水が才能あるのに、なんで竇昭(ドウ・ジャオ)のところにいるのか不思議で仕方ないみたい。陳曲水は「罪人だった自分を竇昭(ドウ・ジャオ)様が拾ってくれたから、晩年を穏やかに過ごせる」って言うんだけど、宋墨(ソン・モー)はますます竇昭のことが気になっちゃうのよね。

さて、竇昭は鄔善くんを訪ねて、結婚のことについてアドバイス。「嫌な人と無理に一緒になる必要はないわ」って、自分の気持ちと重ね合わせて語るの。鄔善くんは「病気を理由に脅してるわけじゃないんだ。ただ、自分のことは自分で決めたいんだ」って本音をポロリ。竇昭は「おじい様は朝廷のことで大変なんだから、あなたがしっかりして家を盛り立てれば、結婚相手なんて自由に選べるようになるわよ」って励ますの。この言葉に鄔善くん、目が覚めたみたい!竇昭が帰るとき、「また会いたい」って言うんだけど、竇昭は「あなたが幸せに暮らすことの方が、私にとっては安心なの」って、ちょっと切ないわね…。

ところが、ここで一波乱!素蘭(スーラン)が陳曲水を迎えに来たんだけど、竇昭が来ないことに宋墨は疑問を持つわけ。そしたら、なんと李太医が陸鳴(リク・メイ)に連れ戻されてきたの!実は、宋墨が鄔善のために呼んだ李太医を、竇昭がこっそり自分の息のかかった人物とすり替えてたのよ!しかも、陸鳴は素心(スーシン)を捕まえちゃったって言うじゃない!これに宋墨は「竇昭を呼んでこい!」ってご立腹。

竇昭が鄔家を出ようとしたら、廊下で鄔閣老とバッタリ!大きなマントで顔を隠してたからバレなかったけど、鄔閣老は「誰だ?」って疑ってるの。竇昭がどうしようか困ってたら、陸鳴がタイミングよく現れて「李太医を宋墨様のところへお連れします」って言って、その場を切り抜けたわ。ふぅ、危なかった!

部屋に戻った鄔善くんは、竇昭が持ってきた木彫りの鳥を見つめてぼんやり。鄔閣老は、さっき来たのが竇昭だって確信して、鄔善くんに「もう安心しろ」って。鄔善くんは素直におじいちゃんに謝って、「これからはおじい様を助けて、鄔家を支えたい」って言うの。おじいちゃん、涙ぐんじゃってたわ。良かったね、鄔善くん!

でも、宋墨の方は穏やかじゃないの。朝廷が定国軍に手を出したって聞いて、しかも勅使が竇昭のお兄さん、竇世枢(ドウ・シースー)だって言うじゃない!宋墨は「竇昭が俺を足止めしてる間に、向こうで事を進めたんじゃないか?」って疑心暗鬼。結局、陳曲水は返してもらえず、素心だけが竇昭の元へ。

素心は「どうして弁解しないんですか?」って聞くんだけど、竇昭は「証拠もないし、偶然が重なりすぎて説明しても無駄よ」って力なく首を振るの。切ないわね…。陸鳴も「竇昭は油断ならないから、いっそ娶って監視した方がいい」なんて言ってるけど、宋墨は「竇昭は関係ないかもしれない」って、まだ信じたい気持ちもあるみたい。

宋墨は、昔、緝影衛(しゅうえい)が蒋梅荪(ジャン・メイスン)を都に護送した時の関係者を探ってたの。そしたら、船に乗ってたはずの人数より一人少ないことが判明!その行方不明の男、陳嘉(チン・カ)は博打好きでクビになったけど、腕を見込まれて任務に同行してたらしいの。その夜、船は高官らしき一団に襲撃されて、緝影衛は全滅。犯人たちは東渝人の刀の使い手に見せかけてたけど、実は偽装だったって。陳嘉は親方が殺されるのを見て、自分も逃げるしかなかったのね。その後、罪悪感から博打に溺れる日々…。宋墨はついに陳嘉を見つけ出して、借金を肩代わりする代わりに真相を問い詰めるの。「親方の仇を忘れたのか!」って叱責されて、陳嘉も目が覚めたみたい。宋墨に従って、親方の仇を討つことを誓うのよ!

一方、紀詠(キ・エイ)から手紙が来て、市舶司(しはくし)が安素(あんそ)の家の船を差し押さえて、竇昭との取引も禁止したって!竇昭は、これが朝廷の権力争いに関係してるって気づいて、自ら福亭(ふくてい)へ行って状況を確かめることに。

時を同じくして、宋墨もお母さんに別れを告げて福亭へ。蒋梅荪の死の真相を突き止めるためには、福亭へ行くしかないって決意したのね。お母さんの蒋蕙荪(ショウ・ケイツソン)は心配でたまらない様子で、息子の無事を祈りながら見送るの。宋墨が出発した途端、お母さんの咳が悪化しちゃって…心配だわ。

福亭への道中、竇昭は心配事がいっぱい。崔(さい)氏には心配かけまいと、侍女に天然痘にかかったフリをさせて、趙璋如(ジャオ・ジャンルー)に口裏を合わせてもらってるの。早く帰ってこないとね!福亭に着くと、そこは難民で溢れかえっていて、食べるものにも困ってる人たちばかり。竇昭と侍女は早速、食料を配り始めるの。この辺りは昔、お茶の栽培で栄えてたんだけど、定国公が亡くなってから船が止められちゃって、お茶が売れなくなって民は苦しんでるのよ。

市舶司の総管、丁謂(ていい)が竇昭と安素を呼び出したわ。竇昭は素心に「あなたは表に出ないで」って指示。丁謂は公堂で、安素と竇昭に「海賊と結託した罪を認めろ!」って迫るの。「認めないと罪が重くなるぞ、認めればここで済ませてやる」って。竇昭は「もしこれが冤罪だったら、あなたも責任取れないわよ!」って反論するけど、丁謂は船から押収したっていう武器を見せつけて、明らかにでっち上げよ!竇昭が証人を要求しても、丁謂は出せないくせに、竇昭と安素を牢屋に入れて拷問しようとするの!ひどい!

竇昭は「丁謂が公堂で拷問しないのは、民衆の噂を恐れてるからだ」って見抜いてるの。丁謂は「安素は全部白状したぞ。お前も白状しないと、他の奴らも巻き添えになるぞ」って揺さぶるけど、竇昭は「世界中の誰もが私を裏切っても、苗安素(ミアオ・アンスー)だけは裏切らないわ」って、すごい信頼関係ね!

丁謂がまさに拷問を始めようとしたその時!宋墨が登場!「丁謂殿のやり方は下手すぎるな。そんなんじゃ誰も白状しないぜ」って皮肉たっぷり。丁謂は宋墨の冷酷さを知ってるから、ここはひとつ恩を売っておこうって、宋墨に竇昭の尋問を任せることにしたの。宋墨と竇昭は仲が悪いって思われてるし、ちょうどいいってわけね。

宋墨は竇昭と二人きりになって、「お前と竇世枢が共謀してるんじゃないのか?説明しろ」って迫るの。竇昭は「私と兄を一緒にしないで」って言うだけ。宋墨は拷問するフリをして、実は竇昭の手の傷に効く薬を塗ってあげてるの!バレないように「おい、少しは声を上げろよ」って小声で囁くなんて、ツンデレなんだから!竇昭が苦しそうな声を上げると、丁謂は「やっぱり宋墨は容赦ないな」って完全に騙されてるわ。

宋墨は小声で竇昭を問い詰めるの。「お前は福亭に大金をつぎ込んで、船を買って大儲けしたらしいな。まるで海賊が一掃されるって知ってたみたいじゃないか」って。竇昭は「蒋梅荪様が優秀だから、海賊掃討は時間の問題だと思っただけよ」って答えるけど、宋墨は納得いかない様子。「安素から聞いたぞ。年初にお前は船を全部売ったらしいな。まるで何が起こるか知ってたみたいだ。蒋梅荪が死ぬってことも…どうしてだ?」

うわー!ここで終わるなんて、続きが気になりすぎる!宋墨は竇昭の行動の裏に何かあるって感づいてるけど、竇昭は本当のことを言えるのかしら?そして、福亭での事件はどうなっちゃうの!?

つづく