あらすじ

皇帝はかつての盟友・蒋梅荪(ジャン・メイスン)の死の真相を巡り苦悩し、宋墨(ソン・モー)は投獄されてしまう。しかし、竇昭(ドウ・ジャオ)の類まれなる知略と仲間たちの奔走により、宋墨は絶体絶命の危機を脱し、ついに釈放される。一方、竇昭を一途に想う鄔善(ウー・シャン)は、家柄の違いから結婚を反対され、雨の中で決意を示すも高熱で倒れてしまう。そんな中、李太医(りたい)になりすました竇昭が鄔家に現れ、新たな波乱を予感させる。

ネタバレ

ことの発端は、皇帝陛下の涙よ。かつての盟友、蒋梅荪(ジャン・メイスン)との思い出の品、割れた戒尺を手に、もうボロボロ涙を流しちゃって…。若い頃、やんちゃな皇帝をいつも庇ってたのが蒋梅荪だったのね。悪だくみはいつも皇帝発案なのに、罰を受けるのは蒋梅荪。皇帝にとって、蒋梅荪はまさに「幸運の守り神」だったわけ。その証に、戒尺を分け与え、「何があってもお前を信じる、罰したりしない」って誓った「丹書鉄券」まで交わしてたっていうんだから、もう涙腺崩壊よ。

なのに、その蒋梅荪が殺されたかもしれないってことで、宋墨(ソン・モー)が疑われちゃったの!皇帝、かつての誓いを思い出して「なんで信じられないんだ!」って宋墨(ソン・モー)に問い詰められて、もう胸が張り裂けそう。結局、真相究明を命じたものの、あまりのショックで血を吐いて倒れちゃうし、宋墨は皇后の命令で牢屋行きよ!どうなっちゃうのよ、これ?!

宋墨の父、宋宜春(ソン・ギシュン)は、病気の妻・蒋蕙荪(ショウ・ケイツソン)にこの一件を報告。皇帝が目覚めても宋墨の罪が決まらない今、もう皇帝の心に賭けるしかないって、重苦しい雰囲気。蒋蕙荪は心配で病状が悪化しちゃうし、もう見てられないわ。

一方、宋墨の仲間、厳朝卿(イェン・チャオチン)や陸争(リク・ソウ)、陸鳴(リク・メイ)たちは、黙っちゃいない!「宋墨を助け出すぞ!」って息巻いてるの。特に厳朝卿なんて、「もし宋墨に何かあったら、竇(とう)家一族許さん!」って、怒り心頭。そこに現れたのが、我らが竇昭(ドウ・ジャオ)様よ!「落ち着きなさい。今、事を荒立てたら、それこそ宋墨に罪を着せる口実を与えるだけよ」って、冷静沈着。さすがだわ!

皇帝が宋墨の罪を決めかねているのは、定国公(蒋梅荪)が亡くなって、もう生き返らないから。そして、朝廷は今や鄔閣老(ウーかくろう)と王行宜(ワン・シンイー)が牛耳ってる。こんな時に厳朝卿たちが騒ぎを起こせば、格好の的になるだけ。皇帝は宋墨が情に厚いのを知ってるからこそ、事態が変わるのを待ってるんじゃないかって、竇昭(ドウ・ジャオ)は見抜いてるのよ。もう、この洞察力、惚れるしかないでしょ!

厳朝卿も竇昭の言葉に納得して、ひざまずいて「どうか宋墨を助けるために力を貸してください!」って懇願。竇昭はそれに応えて、彼らを自分の印染工場へ案内するの。でもね、ここ、ただの工場じゃないのよ。実は製紙工場で、京城の半分以上の紙を供給してるから、情報収集の拠点にもなってるってわけ!「皇帝の居場所さえ分かれば、解決は近いわ」って、竇昭様、かっこよすぎ!厳朝卿が「宋墨が牢獄で殺されたらどうするんだ!」って心配するけど、竇昭は「素心(スーシン)にもう手を打たせてあるわ」って、どこまでも用意周到なのよ!

案の定、牢獄では王格(オウ・カク)が宋墨に拷問しようとしてたんだけど、そこに颯爽と現れたのが雲陽伯(うんようはく)!「俺もここにぶち込まれたんだ。お前が私刑にでもかけようもんなら、この目でしっかり見てやるからな!」って啖呵を切って、王格を追い払っちゃうの。実はこれ、雲陽伯が気に入らないやつをぶん殴って、わざと牢屋に入ってきたっていうんだから、笑っちゃうわよね!宋墨も思わず苦笑い。でも、これも全部、竇昭が一枚の紙切れで指示したことだって、二人とも分かってるの。もう、竇昭様の手のひらの上で踊らされてる感じがたまらないわ!

宋墨は宮中の紙の買い付けをしてる宦官を買収して、皇帝がここ数日、鄔閣老としか会ってないこと、あとは例の戒尺をじっと見つめたり、ひたすら清詞(せいし:道教の祈りの言葉)を書いてるだけだって情報をゲット。でも、厳朝卿たちは3日待っても進展がないから、竇昭に「どうなってるんだ!」って詰め寄るの。竇昭は「もう一日待ちなさい」って言うんだけど、聞かないから、ちょっとした芝居を打って、厳朝卿を捕まえて薪小屋に閉じ込めちゃうのよ!行動力ありすぎ!

そんな中、皇帝は竇世枢(ドウ・シースー)を宮中に呼び出して、宋墨をどうすべきか尋ねるの。だって、宋墨を死罪にしろって上奏してるのは、ほとんど竇世枢の息のかかった連中だからね。竇世枢は空気を読むのが得意だから、皇帝が宋墨を助けたいって察して、「宋墨は国の宝、殺すのは惜しいです。全ては部下が唆したことで、宋墨自身の責任ではありません」なんてうまいこと言っちゃうの。皇帝もそれで納得して、この件を竇世枢に任せることに。

そしてついに、宋墨と雲陽伯は特赦で釈放!蒋家は流罪よ。宋墨が出てくると、竇昭が花火を打ち上げてお出迎え!さらにマントまで掛けてあげて、「厳朝卿は返したわ。だから陳曲水(チェン・チュイシュイ)も返してちょうだい」って。宋墨も自分が助かったのは竇昭のおかげだって分かってるから、「ありがとう」って素直に感謝。竇昭、嬉しそうだったわね!厳朝卿も後からやってきて、自分たちが騒ぎを起こそうとしたことを謝罪。宋墨にちょっと叱られて、しょんぼり帰って行ったわ。

馬車で家に帰る宋墨。弟が門で待っててくれて、両親の部屋に挨拶に行くと、中からとんでもない会話が聞こえてきちゃったの!父の宋宜春が、「蒋家と縁を切ってくれ!巻き添えはごめんだ!」って母の蒋蕙荪に迫ってるじゃない!宋墨が現れると、今度は宋墨に説教よ。蒋蕙荪は宋墨の傷を心配して、咳き込みながらも「あなたも早く心安らげる人を見つけなさい」って。その時、宋墨の脳裏に浮かんだのは、あの仮面の少女と、彼女の耳の後ろの紅い花…。蒋蕙荪は「もしかして、竇昭さんのこと?」って。宋墨はドキッとしたみたいだけど、認めなかったわ。蒋蕙荪は「竇昭さんは情に厚い良い子だけど、竇家に生まれたのが不憫ね。家族の影響を受けないとは限らないわ」って、ちょっと複雑な心境みたい。

そして、蒋蕙荪から衝撃の事実が!竇世枢のせいで蒋梅荪が死んだも同然だから、鄔閣老が竇家との縁談を嫌がって、息子の鄔善(ウー・シャン)に別の人と結婚しろって言ってるんですって!でも、鄔善は竇昭一筋で、大雨の中でひざまずいて決意を示して、高熱で倒れちゃったの!もし鄔善が死んだら、鄔閣老は耐えられないだろうって、蒋蕙荪も心配してる。宋墨も、鄔善がそこまで竇昭を想ってるとは思ってなかったみたい。

鄔閣老と竇家は、もう京城中の誰もが知る犬猿の仲。なのに鄔善は肺の病気も持ってるのに、高熱でも薬も飲まず医者も拒否。厳朝卿も宋墨も心配で、李太医(りたい)が今夜にでも都に帰ってくるって情報を掴むの。ただ、戻るのは夜遅く。宋墨は遠くに見える陳曲水を見て、約束通り彼を解放しようとするんだけど、厳朝卿は「あんな小人を信じちゃダメですよ!」って心配してる。

鄔閣老はまた鄔善を説得してる。「昔はお父様が何でもお前を守ってやったが、私がいなくなったら、誰も鄔家を守ってはくれんのだぞ!」って。昔、鄔善が木工に夢中なのを大目に見てたけど、今は状況が違う。梁(りょう)家の娘が嫌なら他の家でもいいって言うんだけど、鄔善はガンとして聞き入れないの。親子喧嘩の末、鄔閣老は鄔善が作った木工品を叩き割っちゃう始末!

その時よ!李太医の馬車が門の前に到着!でもね、中から現れたのは…なんと、竇昭だったのよー!ええええ?!ここで終わり?!続きが気になりすぎるでしょ!

つづく