あらすじ

寺で枯れ木に花が咲くのを見た紀詠(キ・エイ)は、自身の変化を悟る。宋墨(ソン・モー)は竇世英(ドウ・シーイン)に気に入られようと努め、竇昭(ドウ・ジャオ)は宋墨の行動にやきもきする。そんな中、爆発事件が発生し、竇昭は宋墨への愛を告白、二人は結婚を誓う。しかし、宋墨の父・宋宜春(ソン・ギシュン)は「悍婦」を娶らせようと画策。宋墨と竇昭はこの状況を逆手に取り、計略によって英国公からの結納の申し入れを取り付ける。結婚準備が進む中、竇昭の母の形見の腕輪探しが行われるが、なかなか見つからない。結婚を前に、二人の間には不安と信頼が交錯する。

ネタバレ

さて、まずはちょっと落ち着いたシーンから。私たちの紀詠(キ・エイ)さん、お寺で枯れ木に花が咲くのを見て、なんだか悟りを開いちゃったみたい。「枯れ木も春に逢う」なんて、まるで自分のことみたいに感じたんでしょうかね? 感情が乏しいって言われてた紀詠(キ・エイ)さんが、俗世に戻ってきて、ついに心の花を咲かせたってことでしょうか。うんうん、なんだか意味深で素敵です。

一方、我らがヒーロー宋墨(ソン・モー)は、竇昭(ドウ・ジャオ)のお父さん、竇世英(ドウ・シーイン)に気に入られようと必死! 前回の爆竹事件で、もしかして「何か企んでるんじゃないか?」なんて疑われてないか内心ヒヤヒヤ。お父様が『春秋』好きと知るや否や、速攻で手配しちゃうあたり、さすがデキる男は違いますね! 陸鳴(リク・メイ)も思わずニヤニヤしちゃう気持ち、わかるわ~(笑)。

その頃、竇昭(ドウ・ジャオ)は宋墨(ソン・モー)の最近の行動が気になって仕方ない様子。そこに紀詠がやってきて、星占いを教えてほしいって頼むんだけど、「あなたには『昭世録』があるでしょ?」って、さらりとかわされちゃいます。竇昭、もしかして前世のこととか聞きたかったのかな? でも紀詠は「今しか見えない」なんて、相変わらずミステリアス。そんな中、海昌伯(かいしょうはく)の爆竹密造疑惑っていう一大事なのに、宋墨がのんきに他のこと調べてる(ように見えた)から、竇昭はカンカン! 「もっと危機感持ってよ!」って気持ち、痛いほど伝わってきます。

そして、事件は起こるべくして起こる! なんと宋墨が何者かに尾行されてる!? 捕まえてみたら、なんと竇昭の部下だったっていうオチ(笑)。竇昭ちゃん、宋墨のこと心配でたまらないのね~。でも、尾行がバレて問い詰められちゃって、さすがにバツが悪そう。そんな気まずい雰囲気の中、突然の爆発音! 火の手が上がり、パニック状態の竇昭は「宋墨ー!」って叫びながら火の中に飛び込もうとするんです! もう、見てるこっちが心臓止まるかと思った!

でも大丈夫、そこは我らが宋墨!間一髪で竇昭を助け出し、力強く抱きかかえます。この危機的状況で、ついに竇昭は自分の気持ちに正直になるんです。「あなたを失うのが怖かった!」って、涙ながらの告白…! そして、「これからはあなたと共に進みたい」と。うわーん、もう涙腺崩壊! 宋墨も「君を型にはめたりしない」って、男らしくてカッコよすぎ! 「七出の代わりに七諾を」ですって!? プロポーズですか!? もう、おめでとうとしか言えません!

めでたく想いが通じ合った二人だけど、結婚への道はまだまだ険しそう。竇昭のお父さんや兄の竇世枢(ドウ・シースー)の説得っていう大きな壁が…。でも、「二人で乗り越えよう」って誓い合う姿は、本当に頼もしい!

そんな中、宋墨のお父さん、宋宜春(ソン・ギシュン)が良からぬことを企んでるみたい。宋墨と景玉公主(ケイギョクこうしゅ)の仲を疑って、なんと「気の強い嫁」を宋墨に娶わせようとしてるんですって! しかも、おあつらえ向きに(?)「竇昭は悍婦(かんぷ)で恩知らず」なんて悪評が耳に入っちゃって、宋宜春(ソン・ギシュン)は「これだ!」とばかりに大喜び。いやいや、お父さん、それ全部、宋墨と竇昭の策略ですからー!って教えてあげたい(笑)。

宋墨はわざと竇家と対立してるように見せかけつつ、竇世英(ドウ・シーイン)にはちゃっかり取り入って、『春秋』の貴重な版本やら高級な硯やらをプレゼント。お父様、すっかりご機嫌です。このあたりの宋墨の計算高さ、さすがとしか言いようがありませんね!

そして、ついに英国公(宋宜春)から竇家へ結納の申し入れが! やったー! 酒楼で祝杯をあげる宋墨と竇昭。悪評を流したのも、全部二人の計画通りだったなんて、本当に頭が切れるカップルです。周りの人たちも祝福ムードで、こっちまで嬉しくなっちゃいます。

結婚準備も着々と進んで、崔氏(ツイし)は竇昭に嫁入り道具を用意。そこで、竇昭のお母さんの形見の腕輪が実は一対で、もう片方はお父さんの竇世英が「娘紅(じょこう)」というお酒と一緒に木の下に埋めたっていう話が。竇世英は、娘夫婦がお揃いの腕輪をつけられるようにって、必死で土を掘り返すんだけど、なかなか見つからない…。指から血を流しながらも諦めないお父さんの姿に、思わずホロリ。竇昭も駆けつけて手伝うけど、やっぱり見つからないみたい。そこに紀詠も現れるんだけど、宋墨がヤキモチ焼いたのか(?)、口笛で馬を誘導して紀詠を遠ざけちゃうシーンは、ちょっと笑っちゃいました。

結婚式前は会っちゃいけないっていうしきたりを守って、目隠しで竇昭に会いに来た宋墨。腕輪探しを手伝おうとしてくれるなんて、本当に優しい。でも、なかなか見つからない腕輪に、竇昭はちょっとしょんぼり。そんな時、陸鳴(リク・メイ)が竇昭の屋敷を見張ってるのがバレちゃって、趙思(チョウ・シ)は「宋墨って、もしかして疑り深くて怖い人なんじゃ…」って心配するけど、竇昭は「彼はそんな人じゃない」ってきっぱり。うん、そうだよね! 二人の絆はそんなことで揺らいだりしないはず!

つづく