あらすじ
竇昭(ドウ・ジャオ)は王映雪(ワン・インシュエ)と対峙し、彼女の罪を自覚させる。一方、魏廷瑜(ウェイ・ティンユー)は竇明(ドウ・ミン)の絵を巡って悲劇的な最期を遂げる。宋墨(ソン・モー)は竇昭に見送られ山賊討伐へ向かい、その留守中に竇昭は宋墨の身を案じる。王映雪は贖罪の日々を送り、竇昭と宋墨は善行を積む。宋墨は討伐を成功させるが、宮廷では新たな陰謀が渦巻く。宋翰(ソン・ハン)は自身の出生の秘密に直面し、宋宜春(ソン・ギシュン)の愛人・舒瑶が謎の死を遂げるという衝撃の展開で幕を閉じる。
ネタバレ
まず冒頭、ついに竇昭(ドウ・ジャオ)が王映雪(ワン・インシュエ)と対峙するシーン。王映雪(ワン・インシュエ)ったら、枕を亡き竇明(ドウ・ミン)だと思って抱きしめてるんだけど、竇昭(ドウ・ジャオ)を見るなり「あんたが天煞孤星(てんさつこせい)だからみんな死ぬのよ!」って逆ギレよ。母親も竇明(ドウ・ミン)もあんたのせいだって。でも竇昭(ドウ・ジャオ)は冷静に「とっくに許してたけど、あなたが自分を許せなかったんでしょ?」って。王映雪(ワン・インシュエ)がかつて親友だった趙谷秋(チョウ・コクキュウ)を裏切ってその座を奪ったこと、その罪悪感から逃れるために竇昭を攻撃してたってわけ。竇昭がハラハラと玉蘭の花びらを撒くと、王映雪は口では強がってても、内心はもうボロボロ。結局、竇昭は王映雪の命までは奪わず、母親が味わったであろう心の痛みを、王映雪自身に深く感じさせたかったのね。深いわ…。
場面は変わって、竇昭が父・竇世英(ドウ・シーイン)を見舞うシーン。竇世英は「愛する人を大切にしろ、私みたいに後悔するな」って竇昭に諭すんだけど、その視線の先には、亡き趙谷秋が好きだった玉蘭の花が…。切ないわね。そして、部屋から出てきた竇昭を待っていたのは、もちろん宋墨(ソン・モー)!さりげなくマントをかけてあげる姿がまた素敵!王映雪の部屋に入ってからずっと外で見守ってたなんて、どんだけ心配性なのよ、宋墨(ソン・モー)様!「これからは必ずお前を守る」って、もうキュン死にしそう!
一方、魏廷瑜(ウェイ・ティンユー)は職務怠慢で家財没収の憂き目に。でも彼が必死に守ろうとしたのは、竇明(ドウ・ミン)の描いた一枚の絵だけ。捜査官に土下座までして絵を取り戻し、それを抱きしめて号泣する姿は、見ていて胸が痛んだわ…。
宮廷では、竇世枢(ドウ・シースー)が宋墨(ソン・モー)に山賊討伐を命じるよう進言。皇帝もこれを許可するんだけど、これって実は罠なのよね。宋墨が討伐に出ている間に竇世枢が後始末をして、宋墨が何か掴んでも皇帝の耳には入らないようにするって魂胆。ずる賢いわねぇ。
出立の時、城門で陸鳴(リク・メイ)に促されても、宋墨はずっと都の方角を見つめてるの。そこへ竇昭が駆けつけて、お守りを渡すシーンがまたいいのよ!「夫婦円満、末永く一緒」って書かれたお守りを引いた宋墨、「平安順遂」を願ってた竇昭とは裏腹に、このお守りが気に入ったみたい。そして、出発間際に厳朝卿(イェン・チャオチン)が空気を読まずに急かしに来るんだけど、宋墨は馬上で竇昭にキス!キャー!見送る竇昭も「夫婦円満、末永く一緒」ってつぶやいてて、もう涙腺崩壊よ。
その頃、魏廷瑜は酒代のツケで酔仙楼の人に絡まれ、有り金全部巻き上げられて突き飛ばされちゃうの。立ち去ろうとしたら、今度は周公子一行に絡まれて、竇明の絵を奪われて燃やされそうに!必死で絵を守ろうとしてボコボコにされるんだけど、なんとか火を消し止めて、焼け残った絵を抱きしめながら竇明への想いを語りかけるの。「夢にでもいいから会いに来てくれ」って…。
雨が降りしきる中、魏廷瑜は意識を失うんだけど、夢の中では竇明が生きていて、薬を飲ませてくれるのよ。「もう二度と離れない」って抱きしめ合って、やっと幸せになれたかと思ったら…それも全部夢。雨の中で微笑みを浮かべたまま、魏廷瑜は静かに息を引き取ったわ…。悲しすぎる結末よ…。
王映雪はというと、ある道士に「毎日三歩進んで九回叩頭すれば、竇明は地獄の苦しみから免れる」って言われて、狂気が嘘みたいに消えて、ひたすら祈りを捧げる日々。竇昭と竇世英がその様子を見に来て、竇世英は竇昭が皇帝に口添えして王映雪に贖罪の余生を許してくれたことに感謝するの。竇昭も「母が許したのかもしれない」って感じてて、なんだか少し救われた気持ちになったわ。
紀詠(キ・エイ)が竇昭を診察に来るんだけど、竇昭が「友達が悪夢を見るの。夫が森で襲われる夢だって」なんて遠回しに宋墨の心配をするのが可愛いのよね。紀詠(キ・エイ)はわざと「そのご友人の旦那様は小人に陥れられて血を見る災難に遭うかも」なんて言って竇昭をからかうんだけど、そこへ宋墨から手紙が!「森で伏兵に襲われた」って!竇昭はパニックになって馬を飛ばして宋墨の元へ。泣きながら探してたら、ひょっこり宋墨が現れて、「いや、俺が伏兵を仕掛けた側だから。ちょっとかすり傷負っただけ」だって!もう、心配させないでよー!
しかもその日は宋墨の誕生日で、竇昭が手料理の麺を振る舞うの。いい雰囲気でキスしようとしたら、またもや陸鳴が報告に来てお邪魔虫!宋墨に追い払われてたけど(笑)。
その後、竇昭と宋墨は、京で娘を探したいけど路銀も頼るあてもない母娘に出会うの。竇昭は京でやってる自分の店で母親を雇ってあげることにして、母娘は感謝の印に簪を竇昭に贈るの。優しいわね、二人とも。
宋墨は民衆の前で滄北組の親分を処刑して、食料や薬を民衆に無償で配るの。「全ては皇帝陛下の御恩情」って言ってね。でも、これが面白くないのが太子。皇帝にチクるんだけど、皇帝は逆に太子に「お前も少しは見習え」って感じで、太子の未熟さに呆れてる様子。
一方、宋宜春(ソン・ギシュン)は宋翰(ソン・ハン)をある家に連れて行くんだけど、そこにいたのは舒瑶(しょよう)という女性。なんと彼女こそが宋翰(ソン・ハン)の実の母親だったの!宋宜春は「毎年お前に贈っていた誕生日の贈り物は、全部彼女の手作りだ」って言うんだけど、宋翰(ソン・ハン)はショックで母親だと認めずに去ってしまうの。でも、後で舒瑶にもらったお守りを握りしめて涙してるあたり、本当は…。そこへ宋墨が黒猫を連れてきて、驚いた宋翰はお守りを火鉢に落としちゃうの!どうなるのー!?
そしてラスト、陳嘉(チン・カ)が突然宋墨を訪ねてくるの。竇昭は前世で陳嘉が自分と宋墨を追ってきたことを思い出して、二人の会話を盗み聞き。陳嘉は、宋宜春に外に囲ってる女性がいて、毎月十五日に万仏寺に行ってることを突き止めたって報告。宋墨は陳嘉に引き続き監視を命じるんだけど…宋墨がその女性、舒瑶の元へ駆けつけた時には、宋宜春が舒瑶の亡骸を抱いて泣き叫んでいたわ…。衝撃のラスト!一体何が起こったの!?
つづく