あらすじ

宋墨(ソン・モー)の余命が1年であることを知った竇昭(ドウ・ジャオ)は、残された時間を共に生きることを誓う。一方、宋翰(ソン・ハン)は父・宋宜春(ソン・ギシュン)を毒殺し、英国公を襲爵した宋墨への復讐と宋家の実権掌握を目論み始める。宋墨と竇昭の愛の行方、そして宋翰の恐ろしい野望が交錯し、物語は新たな局面を迎える。

ネタバレ

前回、強盗騒ぎがあってからすっかり武術に目覚めたお嬢様、趙璋如(ジャオ・ジャンルー)。でも、彼女のお眼鏡にかなう師匠は陳嘉(チン・カ)だけみたいね。宋墨(ソン・モー)も「陳嘉(チン・カ)なら大丈夫!」って太鼓判を押すもんだから、竇昭(ドウ・ジャオ)と「半年以内に上達するか」で賭けをしちゃうくらい。で、その陳嘉、璋如に「他のお嬢様より筋がいい」なんて褒めちゃうもんだから、さあ大変!璋如ったら「他にも教えてる女がいるのね!」って嫉妬メラメラ、槍を振り回して陳嘉を追いかけ回す始末。いやー、恋する乙女は手がつけられないわねぇ(笑)。

一方、街では宋翰(ソン・ハン)が偶然、お店の前で汗を流す苗安素(ミアオ・アンスー)に遭遇。すかさずハンカチを差し出す宋翰(ソン・ハン)、イケメンムーブ炸裂!苗安素(ミアオ・アンスー)も嬉しそうだったわよね。これでハンカチもらうの2回目だって。これはもう、フラグ立ってるでしょ!宋翰は苗安素と一緒に苗床を見に行って、彼女が育てた落花生をもらったりして、いい雰囲気。

さて、私たちの宋墨(ソン・モー)はというと、竇昭(ドウ・ジャオ)のために腕によりをかけてご馳走を用意。「僕の料理、全部味わってほしい」なんて、もう可愛すぎ!でも竇昭は「先は長いんだから、焦らなくても機会はたくさんあるわ」って、ちょっと大人な対応。そしたら宋墨、いきなり自分の全財産を竇昭に渡しちゃって、「これからは君が管理して。僕は楽隠居するから」だって!え、何事!?って竇昭も心配するけど、宋墨は「結婚したら財産は妻に渡すものだろ?」なんて言って、竇昭の手を握るの。竇昭も「子供を何人か産んで、幸せに暮らしたいわね」なんて、未来を夢見るんだけど…。

その夜、竇昭は隣で眠る宋墨の髪に白いものが増えているのを見つけて、脈を診て不安になるのよね。翌朝には、陸鳴(リク・メイ)と厳朝卿(イェン・チャオチン)が宋墨の病状が悪化してるって話してるのを偶然聞いちゃうんだけど、二人は「大したことない」って誤魔化すの。うーん、これは何か隠してるわね。

竇昭は宋墨を元気づけようと、二人が初めて出会った時に一緒に見た芝居『羅衫記』を用意するの。でも、結末は竇昭が書き換えていて、主人公が「何物にも代えがたい、壊れることのない家」を手に入れるっていうハッピーエンドに。竇昭は宋墨にもそんな家を持ってほしいって願うんだけど、宋墨は「君が望むのは世俗を離れた穏やかな日々だろうけど、僕にはもうできない。僕が望むのは復讐の日々だ」って…。うわーん、切ない!竇昭は「あなたと一緒に最後まで歩むわ。全てが終わったら、桃源郷で子供を産んで、一人は武術を、もう一人は学問を教えて、家族みんなで楽しく暮らしましょう」って言うんだけど、宋墨はそれでも竇昭を拒絶して、去ろうとするの。

竇昭は宋墨を引き止めて、「何か隠してるんでしょ?」って問い詰める。涙を流す宋墨。「君自身の人生を大切にしてほしい。誰にも左右されずに」って、竇昭の手を振りほどいて出て行っちゃうのよ…。

庭をさまよう宋墨は、幼い頃の叔父の教えや、弟との思い出、そして両親からの愛情が詰まった長命鎖を握りしめるの。そこに竇昭がやってきて、「あなたの命はあと3年なの?」って聞くんだけど、宋墨は「1年だ」って告白するのよ…!もう、ここ、涙腺崩壊!でも竇昭は「その1年を、毎日大切に生きましょう。1年が私たちの一生よ。あなたが死に直面する時、孤独で心細い思いはさせないわ」って。宋墨は竇昭を強く抱きしめて、深くキスをするの。「夢を見たんだ。灯りを持って僕を導いてくれる女性がいた。それが君だった。君を守りたい」って。そして二人は、情熱的な一夜を過ごすのよ…。あぁ、もう、この二人には幸せになってほしい!

その頃、趙璋如(ジャオ・ジャンルー)と苗安素は芝居見物。紀詠(キ・エイ)は夜空を見上げて、竇昭と宋墨が何をしてるか察して、ちょっとヤキモチ。「竇昭は色恋沙汰にかまけて、親友のことはどうでもいいのか」なんて愚痴っちゃう。趙璋如と苗安素は「もしかして紀詠(キ・エイ)、竇昭のこと好きなの?」って気づくんだけど、紀詠は否定。でも「もし宋墨が竇昭を傷つけたら、必ず連れ去る」って、独占欲見え見えよ!

夜、蘇琰(スー・イェン)が黒いマント姿で宋宜春(ソン・ギシュン)の元へ。宋翰を人質に取って、宋宜春(ソン・ギシュン)を言いなりにさせようっていう絵図を渡すの。宋宜春も仕方なく承諾。うわー、またきな臭い展開!

侍女から、舒瑶が死ぬ前日に宋翰を訪ねていたっていう報告が宋墨に入るの。ちょうどその頃、宋翰は可愛がってた猫がいなくなって食事も喉を通らない状態。竇昭と宋墨がこっそり様子を伺うと、宋翰が異常に荒れてる。猫がいなくなったくらいで、そこまでなる?って感じよね。宋墨が猫を連れてきて、母親の死因を問い詰めると、宋翰は死をもって潔白を証明しようとするんだけど、助けられた後、パニック状態に。「宋宜春に母に薬を届けるよう言われた。後でそれが毒薬だと知った。自分も毒殺されるんじゃないかと怖くて、猫で薬を試していた」って告白するの!でも、「この家がバラバラになるのが怖くて言えなかった」って…。

宋墨は宋翰を部屋に帰した後、突然鼻血を出して倒れちゃうの!竇昭が駆け寄るんだけど…。

宋墨が目を覚ますと、竇昭が脈を診るけど、穏やかで異常が見当たらない。盧院判を呼ぼうとするけど、宋墨に止められちゃう。竇昭は、蔣蕙蓀が死ぬ前に屋敷に大量の甘草が運び込まれていたことも突き止めるの。宋墨も「もしかしたら宋翰を誤解していたのかもしれない」って思うのよね。その夜、宋翰は母親や舒瑶の最後の姿が頭から離れず、眠れない夜を過ごすの。「自分は妾の子なんかじゃない、正真正銘の二の若君だ」って、ずっと自分に言い聞かせてるみたい。翌日、苗安素が差し入れを持ってくると、宋翰はためらうことなくガツガツ食べるの。なんか、吹っ切れた感じ?

皇帝から宋墨に、朝廷に刀を持って上がることを許すっていう勅命が下るの。でも、第二の勅命もあって、そこには宋宜春が獄中で罪を認めて、重病で亡くなったって書かれてたのよ!宋翰は宋宜春の葬儀を行うけど、宋墨は父親の最期に会った時から父子の縁を切っていて、「自分には亡き母はいても、亡き父はいない」って。屋敷は宋翰に引き続き住まわせることに。

宋墨が去った後、宋翰の顔に笑みが浮かぶの!実は獄中で父親と会っていて、宋宜春のやり方が手ぬるいって皮肉ってたのよ。そして、宋翰が差し入れた薬で宋宜春は息絶えたっていう衝撃の事実!「宋宜春がやり残したことを、自分が続ける」って、宋翰、恐ろしい子…!

宋宜春が死んで、宋墨は英国公を襲爵。竇昭は英国公夫人に。大伯父たちが媚びへつらってくるけど、宋墨はきっぱりと線を引いて竇昭と去っていくの。宋翰は「兄は襲爵したばかりで忙しいのです」なんて殊勝な態度で取り繕って、長老たちに謝罪。みんなが宋墨の悪口を言い始めると、宋翰の顔には喜びの色が…。うわー、宋翰、完全に黒幕じゃないの!これからどうなっちゃうのー!?

つづく