あらすじ

宋墨(ソン・モー)の無実を訴える竇世英(ドウ・シーイン)は兄・竇世枢(ドウ・シースー)と決別。宋墨は牢で拷問と薬物による幻覚に苦しむが、竇昭(ドウ・ジャオ)への想いを募らせる。意識を取り戻した竇昭は、紀詠(キ・エイ)に助けられたことを知る。朝廷では皇后が権力を握る中、太子と淑徳(シュクトク)が慶王の不正を糾弾し、皇后は追い詰められる。身代わりにされようとした竇世枢は、淑徳を守って壮絶な最期を遂げる。兄の死を乗り越え、竇世英は竇家を守る決意を固める。宋墨と竇昭は頤志堂に軟禁され束の間の安息を得るが、宋翰(ソン・ハン)は慶王と共に宋墨殺害を計画。一方、苗安素(ミアオ・アンスー)は自らの良心と宋翰への想いの間で葛藤し、陳嘉(チン・カ)の助けを借りて宋翰の悪事の手がかりを掴む。

ネタバレ

正義を貫く弟、決別する兄弟…竇世英の覚悟!

まず冒頭から重い展開だったよね…。宋墨(ソン・モー)の無実を信じる竇世英(ドウ・シーイン)が、太鼓を叩いて彼の冤罪を訴えるんだけど、これに猛反対したのが実の兄、竇世枢(ドウ・シースー)!? 今まで兄の言いなりだった世英だけど、「もう間違った道は進めない!」って、ついに反旗を翻すんだ。竇昭(ドウ・ジャオ)や宋墨(ソン・モー)、そして民を犠牲にはできないって、世枢との兄弟の縁を断ち切る覚悟を見せるの。育ててもらった恩を返すために、兄に自分を三度刺せとまで言うシーンは、もう涙なしには見られなかったよ…?

一方、宋翰(ソン・ハン)は相変わらずのクズっぷりを発揮してて、紀詠(キ・エイ)の部屋に押し入るんだけど、ベッドにいたのはまさかのワンちゃん!? 紀詠(キ・エイ)に「お前も誰にでも噛みつく犬と一緒だな」って皮肉られちゃう始末。このシーンはちょっと笑っちゃったけど、宋翰(ソン・ハン)の執念深さにはゾッとするよね…。

宋墨(ソン・モー)、拷問と幻覚地獄…竇昭(ドウ・ジャオ)への想いが交錯する

牢獄の宋墨は、王格(オウ・カク)から非道な拷問を受けるの…。陳嘉(チン・カ)が「無理やり自白させたと噂になりますよ」って止めるんだけど、王格は聞く耳持たず。直接的な拷問が効かないと見るや、今度は薬物を使って宋墨を幻覚状態に陥れるのよ!? 亡くなったはずの蒋蕙荪(ショウ・ケイツソン)や蒋梅荪(ジャン・メイスン)の幻影を見せられて、宋墨の心はもうズタボロ…。王格の狙いは、宋墨の情に訴えかけて、怨憎会の毒を深めることだったみたい。ひ、ひどすぎる…!

意識が朦朧とする中で、宋墨はずっと竇昭(ドウ・ジャオ)の名前を呼び続けるの。そして、ついに倒れちゃうんだけど、次に目覚めた時、窓から差し込む一筋の光の中に、竇昭の姿を見るんだ。二人が微笑み合う幻想的なシーンは美しかったけど、すぐにまた意識を失っちゃう…。夢の中では、白髪の少年と、以前夢で見た少女がはっきりと姿を現して、宋墨が飛んできた矢を紫色の花びらに変えるっていう、なんとも意味深なシーンも。これって、二人の未来を暗示してるのかな??

竇昭、奇跡の目覚め!希望の光は見えるか?

その頃、竇昭はついに意識を取り戻すの!? 趙璋如(ジャオ・ジャンルー)や崔氏(ツイし)が付きっきりで看病してて、紀詠(キ・エイ)が助けてくれたことも知らされるんだ。宋墨も子供も無事だって聞いて、やっと安心した表情を見せる竇昭。窓辺の九重紫を見つめる笑顔には、こっちまでホッとしちゃったよ。でも、まだまだ安心はできない状況だよね…。

竇世英は諦めずに太鼓を叩き続けて、王格に邪魔されても拳で叩き続けるの!そこへ太子が駆けつけて、王格を叱責。世英は太子に、宋墨を冤罪にしないでほしいと必死に訴えるんだ。世英のまっすぐな正義感、本当に胸を打つよね…!

朝廷激震!皇后 vs 太子&淑徳、銀楼事件の行方

朝廷では、病気の皇帝に代わって皇后が政務を執ってるんだけど、太子が慶王(けいおう)の汚職を告発!民からの訴状も提出して、銀楼の横領事件の徹底調査を求めるんだけど、皇后は「朝政への干渉だ!」って一蹴しようとするの。でも、ここで黙ってないのが淑徳(シュクトク)!彼女も真相究明を強く求めて、大臣たちもそれに賛同。さすがの皇后も、これには折れて調査に同意せざるを得なくなるんだ。女たちの戦い、バチバチで目が離せない!?

皇后は、自分の息子に捜査の手が及ぶのを恐れて、沐閣老(もくかくろう)に相談。そこで提案されたのが、罪をなすりつけるための「身代わり」…。そして、その標的にされたのが、なんと淑徳が引き立てた竇世枢だったの!皇后、えげつないこと考えるよね…。「お互い独りじゃ寂しいでしょう?」って、もう悪女そのもの!

悲劇!竇世枢、愛する人を守り散る…涙の最期

竇世枢も、自分が身代わりにされることは薄々感づいてたみたい。でも、彼は意外と冷静で、「竇家はこれで終わりじゃない。世英が首輔の座に就くだろう」って未来を見据えてるの。そして、淑徳のために最後の奉公をすることを決意するんだ…。

王格が世枢を捕らえに来た時、彼はなんと公主の首に刀を突きつけて現れるの!駆けつけた世英が説得しようとするんだけど、世枢は「お前とはとっくに縁を切った!」って突き放すんだ。そして、王格が「矢を放て!」と命じた瞬間…! 世枢は、自分の体で淑徳を守り、無数の矢を受けてしまうの…。息を引き取る間際、淑徳に「封地に帰って、果物が実ったら私の分も食べてくれ」って言い残して…。淑徳の腕の中で息絶える世枢。彼の手から煙管が落ちるシーンは、もう号泣だったよ…。淑徳の絶叫が、いつまでも耳に残ってる…。こんな悲しい結末、あんまりだよ…?

竇世英、兄の遺志を継ぎ立ち上がる!

兄の壮絶な最期を目の当たりにした竇世英。崔氏が心配して様子を見に来るんだけど、世英は「自分が竇家を守らなければならない」って、ついに覚悟を決めるの!太子に迷惑をかけないためにも、崔氏と共に竇家の功績を記した陳情書を提出するんだ。ここからの世英の活躍に期待したいね!

宋墨と竇昭、束の間の安息?頤志堂での軟禁生活

追い詰められた皇后は、宋墨に「瀆職」の罪を着せて昭獄から釈放。でも、頤志堂(いしどう)っていう場所に軟禁しちゃうの。竇昭もそこで一緒に過ごすことになるんだけど、見張りは緝影衛(しゅうえい)で、金吾衛(きんごえい)は入れないっていう、ある意味守られてるような状況。竇昭は「やるべきことはやった。少しは穏やかな日々を過ごせるかも」って前向きに捉えてるみたい。二人が少しでも心休まる時間を持てるといいんだけど…。

慶王府の不穏な動き…宋翰(ソン・ハン)の黒い野望と紀詠の思惑

一方、慶王府では、宋翰が慶王に「宋墨を殺すべきだ」って進言。慶王もそれに同意して、決起の準備を進めようとしてるの。紀詠は黙って聞いてるけど、明らかに宋翰のやり方が気に入らない様子。慶王は、紀詠が竇昭のことで宋翰を嫌ってることを見抜いてるみたい。この二人の対立も、今後の展開に大きく関わってきそうだね!

苗安素(ミアオ・アンスー)の苦悩と一筋の光…陳嘉が掴んだ手がかりとは?

苗安素(ミアオ・アンスー)は、蘇琰(スー・イェン)と一緒に民に粥を施してるんだけど、これは表向きは善行を積むため、裏では宋翰の殺戮行為に対する罪滅ぼしみたいな感じなのかな…。施粥の最中、ある男が苗安素(ミアオ・アンスー)を見て怯えて逃げ出すっていう出来事が。これが苗安素の心に影を落とすんだ。

その頃、宋翰は部下が車夫一人捕まえられないことに激怒して、斬り捨てようとしてるの。そこへ苗安素が入ってきて、宋翰は態度を豹変!急に優しくなって、苗安素の体調を気遣うんだけど、苗安素はそれを制止。そして、「竇昭はあなたにとって七割の利がある。もし私がそれを変えられたら、竇昭を助けてほしい」って宋翰に頼むの。宋翰はあっさり承諾するんだけど、本心はどうなんだろうね…?

苗安素は竇昭に会いに行くんだけど、利の話はせずに「何か指針をください」って助けを求めるの。竇昭は「陳嘉に会いなさい」とだけ告げるんだ。そして、陳嘉は例の逃げた車夫を捕まえて苗安素の前に連れてくるの!車夫は、安平(アンピン)の件で宋翰に追われていたことを白状するんだ。これで、宋翰の悪事がまた一つ明らかになるのかな?苗安素がどう動くのか、注目だね!

いやー、今回も本当に濃い内容だった!竇世枢の退場は本当にショックだったけど、彼の死が今後の物語にどう影響していくのか…。宋墨と竇昭の束の間の平穏も、いつまで続くのかハラハラするし、宋翰の陰謀もますますエスカレートしそう!そして、苗安素の選択が、物語の鍵を握るかもしれないね!

つづく