あらすじ
謝蘊(シエ・ユン)は蕭父から、父の無実を証明する鍵となる契約書「七月」が藏経閣にあることを聞き出す。しかし、殷稷(イン・ジー)が病に倒れ、治療に必要な薬草「芳吉草」は敵対する竇家の領地にしかないことが判明。謝蘊は殷稷を救うため、自ら竇家へ赴くことを決意する。その頃、殷稷の命を狙う刺客が現れるが、殷稷は機転を利かせて難を逃れる。深まる謎と、それぞれの思惑が交錯する第13話。
ネタバレ
明かされる衝撃の過去と、謝蘊(シエ・ユン)の決意
前回、なんだか怪しい動きを見せていた蕭寶寶(シャオ・バオバオ)のお父さん。今回、ついに謝蘊(シエ・ユン)が直接対決よ! 単寧(ダン・ニン)たちが裏でコソコソやっていた陰謀の件を突きつけたら、なんとお父さん、あっさり自分の父親、つまり先代の城主の計画だったって白状したの! でもね、謝蘊(シエ・ユン)はそんな言葉じゃ納得しないわ。
「本当のことを言わないなら、蕭寶寶の命はないと思え!」
娘の命を盾に取られたら、そりゃあ父親も折れるしかないわよね…。ついに蕭父は重い口を開いて、先代城主の命令で、意図的に殷稷(イン・ジー)に近づいたことを認めたの。謝蘊にとっては、運命だと思っていた出会いが、全部仕組まれたことだったなんて…そりゃあショックよね。もう、聞いてるこっちまで胸が締め付けられたわ。
でも、蕭父は「謝蘊の一家を殺したのは自分じゃない」って一点張り。知っているのはここまでだって言うんだけど、謝蘊の怒りと悲しみは収まらないわ。「父の無実を証明する証拠を出せ!」って詰め寄る謝蘊に、蕭父は娘の助命を条件に、とんでもないことを口にするの。
なんと、先代城主と謝家が交わした「契約書」があって、それが「七月」という名前で藏経閣(ぞうきょうかく)に隠されているっていうじゃない! でも、その藏経閣って場所、簡単には入れないみたいで…。
謝蘊は、その情報を手に入れると、蕭父の懇願を振り切って出て行っちゃった。そりゃそうよね、父親の無実を晴らすためなら、鬼にでもなる覚悟よ。
藏経閣への道と、殷稷(イン・ジー)の危機
さて、謝蘊は藏経閣に入る方法を考えるんだけど、これがまた一筋縄ではいかないの。前回入れたのは蕭寶寶の冊封の儀式の時。次に機会があるとすれば、太夫人の大寿の日…って、なんと5年も先! そんなの待ってられないわよね!
そこで謝蘊が思いついた大胆な計画…それは、「城主夫人になる」こと! いや~、発想がすごいわ。愛する人の妻になることが、父の汚名をそそぐ近道だなんて、運命の皮肉よね。
さっそく太夫人の元へ行って、「殷稷(イン・ジー)様とは真剣に愛し合っています!」って直談判。太夫人も、謝蘊が城主夫人になるなら大歓迎って感じで、ここはスムーズに進みそう…と思ったら!
突然、殷稷が意識不明で倒れたっていう知らせが! まだ病も完治してないのに、どうしちゃったのよ、殷稷様! 謝蘊は慌てて駆けつけて、必死に看病するんだけど、お医者様が言うには、特効薬の「芳吉草(ほうきつそう)」っていう薬草が必要らしいの。でも、その薬草が生えている場所が、とんでもなく遠い上に、なんと殷家と犬猿の仲である竇(ドウ)家の領地だっていうじゃない!
殷稷自身も、「絶対に竇家の世話にはならない!」って固く誓っているみたいで、もう八方塞がり。でも、謝蘊は諦めないわ。「城主の名で薬草を求めて。何かあったら私が責任を取る!」って管家(かんけ)に言って、強引に話を進めちゃうの。愛する人を救うためなら、どんなことでもするっていう謝蘊の覚悟、本当にすごいわ。
敵地からの呼び出しと、忍び寄る影
竇家は、殷家からの手紙を見て、ここぞとばかりに高飛車な態度。まあ、そりゃそうよね、長年の宿敵が頭を下げてきたんだから。でも、意外にも薬草を渡すことにはあっさり同意。ただし、条件があったの。「謝蘊が自ら取りに来ること」。
これには殷稷も大激怒! でも、彼の病状は待ったなし。謝蘊は、殷稷の怒りを背に受けながらも、竇家へ向かうことを決意するの。もう、ハラハラしっぱなしよ!
そして、殷稷が目を覚ました時、謝蘊が竇家へ向かったことを知って、さらに激しく取り乱すんだけど、その時! なんと黒装束の男が殷稷を襲撃! でも、さすがは殷稷様、ちゃんと先を読んでいて、祁硯(チー・イエン)を身代わりにしてたのよ。刺客は捕らえられそうになると、あっさり毒を飲んで自害。一体誰が、何のために…?
つづく