あらすじ
亡き蕭宝宝(シャオ・バオバオ)を弔う殷稷(イン・ジー)と謝蘊(シエ・ユン)たち。しかし、蕭宝宝の父から、殷稷が謝蘊の家族の死に関与している可能性を示唆され、謝蘊は衝撃を受ける。殷稷への疑念を抱きながらも彼と酒を酌み交わし、その隙に書庫の鍵を盗み出す謝蘊。城主夫人となる婚礼の日、彼女は復讐の覚悟を胸に、殷稷が両親の仇であればその命を奪うことを決意し、短刀を隠し持つ。愛と憎しみの間で、謝蘊の悲壮な計画が動き出す。
ネタバレ
まずね、殷稷(イン・ジー)のやつ、謝蘊(シエ・ユン)のためにわざわざブランコ作っちゃうわけ。ここで毎日楽しく過ごしてほしいって、健気か!祁硯(チー・イエン)も加わって、3人で亡き蕭宝宝(シャオ・バオバオ)を偲んでお酒を酌み交わすんだけど、これがまた切ないのよ…。
一方、蕭宝宝(シャオ・バオバオ)のお父さん、まだ娘に会えるって信じてるんだけど、謝蘊(シエ・ユン)が届けたのは娘の形見の首飾りだけ…。そりゃあ親父さん、ブチ切れるわよね。「お前らが娘を殺したんだ!」って。しかも衝撃の告白!なんと、流刑の途中で謝家を暗殺しようとしたけど、全部殷稷(イン・ジー)に先を越されてたって言うのよ!謝蘊、もうパニックよ。愛する殷稷が自分の家族をそんな風に…って、信じられるわけないじゃない?
その夜、殷稷は謝蘊が会いに来るのを待ってるんだけど、なかなか来ないの。もう諦めかけた頃に、謝蘊がお酒と杯を持って登場。殷稷は、謝蘊がそんなに蘭陵酒を飲みたがってるなんて意外だったみたい。昔、二人が初めて酔っぱらった時のこととか、まだ城主じゃなかった頃に「結婚式の日はみんなに蘭陵酒を振る舞う」って約束したこととか、思い出話に花が咲くんだけど…これがまた嵐の前の静けさなのよ。
二人で結構飲んで、謝蘊はすぐに寝ちゃうんだけど、寝言で「殷稷特製の生姜茶が飲みたい」なんて言うもんだから、殷稷もメロメロ。おでこにキスして、自分もフラフラなのに甲斐甲斐しくお茶を淹れに行くの。でもね!ここからが謝蘊の作戦開始!殷稷がお茶を淹れに行ってる隙に、昔、殷稷が机の引き出しに鍵を隠してたのを思い出して、こっそりその鍵を自分のカバンにイン!恐ろしい子…!
殷稷が戻ってきたら謝蘊はぐっすり。優しく肩にもたれさせて、部屋まで抱っこして運んであげるんだけど、謝蘊が寝入ったのを見届けて殷稷が出て行くと…パチッ!謝蘊、目を開けるのよ!かつては結婚の準備までしてたのに、結局結ばれなかった二人。この行動が何を意味するのか…。
場面は変わって、おばあ様(謝蘊のお母さんかしら?)が息子と旦那さんのお墓参り。今日はいよいよ謝蘊が城主夫人になる日。そして、書庫であの秘密を探し出せる日でもあるのね。侍女が朝早くから謝蘊の花嫁姿を整えてるんだけど、謝蘊にとっては二度目の結婚。でも、気持ちは全然違う。侍女は「ずっとおそばにいます」って言ってくれるけど、鏡の中の自分を見て、謝蘊はため息交じりにフッと笑うの。ついに愛する殷稷と結婚できる…でも、今回は「目的」がある結婚だってことを、彼女自身が一番よくわかってるのよね。
そして、クライマックスよ!謝蘊が、精巧な木箱からスッと取り出したのは…鋭い短刀!その目つき、もう覚悟決まってるの。もし、本当に殷稷が自分の両親をあんな目に遭わせたのなら、この手で仇を討つって。もしかしたら、これがあの二人の逃れられない宿命で、血と涙で終わるしかない愛憎劇なのかもしれないって思わせる、壮絶なシーンだったわ…。
つづく