今回の『愛憎の奴隷』第20話、まじで息つく暇もなかったですね!ハラハラドキドキの連続で、もう感情がジェットコースターみたいになっちゃいましたよ!待ちに待った殷稷(イン・ジー)と謝蘊(シエ・ユン)の幸せな時間も束の間、まさかあんなことになるなんて…。それでは、早速怒涛の第20話の展開を、ネタバレ全開で語っていきたいと思います!

ついに、ついにですよ!殷稷(イン・ジー)と謝蘊(シエ・ユン)が、晴れて夫婦の誓いを交わす日がやってきました!美しい婚礼衣装に身を包んだ謝蘊(シエ・ユン)が現れると、殷稷(イン・ジー)の目はもう釘付け。やっと、やっと二人が手を取り合って歩き出せる…そう思ったのも束の間、この結婚式が、とんでもない悲劇の幕開けだったなんて、誰が想像できたでしょうか。

二人が愛を誓うその場所は、なんと蔵経閣(ぞうきょうかく)。そう、謝蘊にとっては、兄が眠り、そして謝家の汚名をそそぐための重要な手がかりが隠されているかもしれない、因縁の場所なんです。兄もきっと、どこかで見守ってくれているはず…。そんな謝蘊の複雑な想いを乗せて、式は進んでいきます。

城楼の上で、民衆に見守られながら夫婦の誓いを交わす二人。しかし、その幸せな光景を冷ややかに見つめる老夫人…。彼女がスッとその場を離れた瞬間、悪夢が始まりました。どこからともなく現れた伏兵たちが、炎をまとった矢を次々と城楼に放ってきたのです!一瞬にして、祝福の場は阿鼻叫喚の地獄絵図へと変わってしまいました…。

意識が朦朧とする中、殷稷が必死に謝蘊を探していると、側近の祁硯(チー・イエン)が衝撃の事実を告げます。「殷斉(イン・チー)様が謀反を!早くお逃げください!」と。しかし、殷稷の頭の中は謝蘊のことだけでいっぱい。謝蘊が蔵経閣にいると聞くや否や、危険を顧みずに駆けつけます。

蔵経閣で殷稷が見たのは、謝家の無実を証明する書状を手にした謝蘊の姿でした。そして…彼女の手には、殷稷に向けられた短刀が!そう、謝蘊は記憶を失ってなどいなかったのです!全ては、この瞬間のために…。激しい怒りと悲しみに震える謝蘊は、殷稷に詰め寄ります。「謝家はあなたを城主の座に就かせるために全てを捧げたのに、あなたは恩を仇で返し、私たちを皆殺しにした!」と。

殷稷は必死に弁解しようとしますが、無情にも蔵経閣はあっという間に火の海に包まれてしまいます。絶体絶命の状況で、殷稷は謝蘊を連れて逃げようとしますが、謝蘊は「あなたと生きていること自体が屈辱よ!」と拒絶。その言葉を聞いた殷稷は、自嘲するかのように微笑み、謝蘊の手から短刀を奪うと、自らの体に深々と突き立てたのです!

まさかの殷稷の行動に、謝蘊は言葉を失います。その瞬間、燃え盛る梁が二人の間に落ち、無情にも二人を引き裂いてしまいました。そして、なんと蔵経閣の扉は、老夫人の侍女によって外から固く閉ざされていたのです!執事が必死の思いで扉を開けた時には、もう…。

一方、老夫人は息子の殷斉が実権を握ったことにご満悦の様子。城下には殷稷捕縛の命が下され、新しい城主となった殷斉は、民衆に食料や衣服を配り、人心掌握に努めます。すっかり殷斉びいきになる民衆たち…。

そんな中、執事は偶然にも、かつて謝蘊が殷稷に贈った「同心結」を物乞いが持っているのを見つけます。必死に取り返そうとしますが、逆に打ちのめされ、血を吐きながらも、正体がバレないようにその場を去るしかありませんでした。あの同心結は、二人の愛の証だったのに…。

そして、殷稷は…。火傷と心労で、目も見えなくなり、食事も喉を通らない廃人同様の状態に。謝蘊はあの炎の中で死んでしまった…そう思い込み、生きる気力さえ失っていました。老執事は、燃え盛る炎の中から殷稷を救い出すのが精一杯で、謝蘊を助けることはできなかったのです。殷稷は、謝蘊が炎に飲み込まれていくのを、ただ見ていることしかできなかったのでした…。

つづく