あらすじ
視力を失った殷稷(イン・ジー)は、謝蘊(シエ・ユン)が残した同心結を心の支えに生き延びようと誓う。一方、兄に救われ生きていた謝蘊は、父の死と殷稷失脚の全ての黒幕が殷斉(イン・チー)とその母・太夫人であることを知り、殷稷に償うため彼を探すことを決意する。殷稷を献身的に支えていた管家は、殷稷を守るために追手の兵士たちの前で自害を遂げる。太夫人は老城主を毒殺し殷斉を城主の座に据えるなど、その陰謀は深まるばかりだった。
ネタバレ
今回の『愛憎の奴隷』第21話、もうね、息つく暇もないとはこのこと!って感じでしたよ。愛と憎しみ、陰謀と裏切りがこれでもかと渦巻いて、見てるこっちの心臓がもたないかと思いました(笑)。特に今回は、それぞれのキャラクターの覚悟と、残酷な真実が明らかになる、まさに神回!早速、胸が締め付けられるような展開を振り返っていきましょう!
まず、我らが殷稷(イン・ジー)様。もうね、見てるだけで涙腺崩壊ですよ…。目が見えない絶望の中で、唯一の光は謝蘊(シエ・ユン)が残してくれた同心結。それを顔に寄せ、「お前がそばにいるようだ…」なんて呟く姿は、もう…(涙)。でもね、ただ悲しみに暮れているだけじゃないんです!管家(グァンジア)が必死で手に入れてきた包子を、「生きねば…生きて謝蘊(シエ・ユン)に会わねば!」って、力強く頬張るんですよ!その姿に、こっちも「そうだ、生きろー!」って拳を握りしめちゃいました。
一方、死んだと思われていた謝蘊(シエ・ユン)!なんと、お兄さんに助けられて生きていたんです!よかった…本当によかった…!でも、彼女もまた苦しんでいました。殷稷(イン・ジー)を自分の手で殺めてしまった(と思い込んでいる)こと、そして、衝撃の事実を知ってしまったから…。
そう、ここからが今回の大きなポイント!謝蘊のお父さんを死に追いやった黒幕…それはなんと、殷斉(イン・チー)の部下だったんです!そして、その背後には殷斉と彼の母親である太夫人(タイフレン)、さらにはあの王惜奴(ワン・シーヌー)までもが関わっていたなんて!太夫人が全ての権力を手に入れるために、殷稷(イン・ジー)を陥れる壮大な計画を練っていたとは…もう、どこまで腐ってるんだって話ですよ!
殷稷が自分を守るために蕭家と対立し、その結果、太夫人に利用されてしまった…その全ての真実を知った謝蘊の絶望と後悔は計り知れません。「私が…私が殷稷をあんな目に…」って、自分を責める姿は見ていて本当に辛かった。でも、彼女はただでは転ばない!「どんなことをしてでも殷稷を見つけ出して、償いをしなければ!」と、強く決意するんです。その覚悟の表情、美しかったなぁ…。お兄さんも妹の強い想いを止めることはできず、彼女をサポートすることを決意。謝蘊は玉佩をお兄さんに託し、竇飛揚(ドウ・フェイヤン)に届けるよう頼みます。この玉佩が、今後の鍵を握るんでしょうか…!?
そして、忘れてはいけないのが、殷稷を献身的に支えていた管家さん…。彼の忠義心には、もう言葉もありません。殷稷が目が見えないのをいいことに、自分が負傷していることを隠し、食料を探しに出かけるんです。でも、そこで殷稷を探す兵士たちに遭遇…。殷稷を守るため、彼は自ら兵士たちの注意を引きつけ、殷斉を大声で罵り、そして…自らの命を絶ってしまうんです…!うわーん、管家さーん!!あなたの忠義、絶対に忘れない…!殷稷がいつまでも戻らない管家を案じるシーンは、胸が張り裂けそうでした。
その頃、悪の枢軸である太夫人は、なんと老城主を慢性毒でじわじわと殺害していたという衝撃の事実が明らかに!殷斉を城主の座に就かせるためなら、どんな汚い手も使うんですね、この女は…。殷斉自身は太夫人の実の子ではないようですが、すっかり母親として慕っている様子。でも、太夫人の方は「殷稷が見つからない限り、安心はできない」と、まだまだ油断していない様子。この親子(仮)の悪巧み、どこまで続くんでしょうか…。
そして、殷稷の行方を必死に追う祁硯(チー・イエン)や、城主からの手紙で不穏な状況を知る竇飛揚など、他のキャラクターたちもそれぞれの思惑で動き出しています。
つづく