あらすじ

薬を盛られた殷稷(イン・ジー)は、謝蘊(シエ・ユン)と間違えて蕭宝宝(シャオ・バオバオ)と一夜を共にしそうになるが寸前で回避する。しかし、酒瓶自体に薬が仕込まれていたことが判明。蕭家は殷稷を支配下に置こうと画策し、街には謝蘊の悪評を流す。侍女がいじめられたことで絶望した謝蘊は、やけになって自分が舞を習ったと口走り、それを殷稷が聞いてしまう。誤解した殷稷は謝蘊に入浴の世話を命じ、浴室で彼女を挑発。謝蘊が殷稷を誘惑しようとした瞬間、殷稷は彼女の首を絞め、意識が戻ると謝蘊は縛られ吊るされていた。

ネタバレ

前回、何者かの策略で薬を盛られちゃった殷稷(イン・ジー)。てっきり謝蘊(シエ・ユン)が部屋に来たもんだと思って名前を呼んでたら…なんとそこにいたのは蕭宝宝(シャオ・バオバオ)!びっくりした蕭宝宝が思わず殷稷に平手打ち!我に返った殷稷、目の前の人物が蕭宝宝だと気づいて、これ以上騒ぎが大きくならないように気絶させちゃった。いやはや、間一髪だったけど、とんだ災難だったわね。

翌日、部下の祁硯(チー・イエン)から衝撃の事実が!なんと、酒瓶そのものに問題があったっていうじゃないの!これじゃあ、殷稷がいくらお酒を入れ替えたって意味ないわよね。完全にハメられたってわけ。

そして、この一件にも絡んでくるのが、やっぱり蕭家。もうね、この蕭家が本当に厄介!殷稷を完全に自分たちの支配下に置こうと、あの手この手で画策してるのよ。昔、殷稷が蕭家で養子として肩身の狭い思いをしてた頃は、三男坊にいじめられたり散々だったくせに、殷稷が城主になった途端、手のひら返し!今度は蕭宝宝との間に早く子供を作らせて、殷稷を意のままに操ろうとしてるんだから、もう欲深すぎて言葉もないわ。殷稷が謝蘊にあんなに冷たい態度を取るのも、もしかしたら蕭家の魔の手から彼女を守るためなのかもしれない…なんて思ったりもするけど、それにしても切なすぎるわよね。

そんな中、追い打ちをかけるように、街では謝蘊に関する良からぬ噂が広まっちゃってるの!「謝蘊は男遊びが激しい」だなんて、とんでもないデマ!しかも、その噂の発信源が蕭家だって言うんだから、もう怒り心頭よ!殷稷も当然その事実は掴んでいて、噂を流した連中を全員始末するつもりみたい。でも、一番心配なのは謝蘊本人がこの噂を知ってしまうこと。幸い、謝蘊はずっと屋敷にこもりきりだったから、まだ耳には入ってないみたいだけど…。

でもね、屋敷の中でも謝蘊は針のむしろ。自分の侍女が、謝蘊と殷斉(イン・チー)が男女の仲だとか、謝蘊がみだらな舞を習ったとかいう根も葉もない噂を否定したせいで、いじめられちゃったのよ!それを知った謝蘊、もう誰も自分の無実を信じてくれないって絶望しちゃうの。そして、ついカッとなって「ええ、そうよ!舞だって習ったわよ!」なんて言っちゃうんだけど…それを運悪く、殷稷が聞いちゃったのよぉぉぉ!あぁ、なんてこと!あれは謝蘊の本心じゃないのに!

誤解したままの殷稷は、部屋に戻ってヤケ酒。そして、謝蘊に「湯浴みの準備をしろ」って命令するの。もう、この時点で不穏な空気プンプンよね。

そして、運命の浴室シーン…。湯船に浸かる殷稷の背後に、おそるおそる近づいてお湯をかける謝蘊。すると突然、殷稷が謝蘊の手を掴んで、自分の前に来いって言うのよ!そして、抵抗する間もなく、謝蘊を湯船の中に引きずり込んじゃった!キャー!

「お前はこういうことには慣れているんだろう」なんて酷い言葉を投げかける殷稷。さらに、自分の胸にある傷跡を見せて、「これはお前と殷斉の婚礼の日にできた傷だ」って…。もう、謝蘊の心はズタズタよ。そして、殷稷は冷酷に言い放つの。「お前の持てる全ての技で、俺を悦ばせてみろ」と。

その言葉を聞いた謝蘊、覚悟を決めたように、ゆっくりと外衣を脱ぎ、髪を解き、殷稷に近づいていくの…。そして、そっと殷稷に口づけを…。

息をのむような展開!殷稷も謝蘊の色香に我を忘れそうになった、その瞬間!殷稷は、なんと謝蘊の首を絞めあげたの!

つづく