あらすじ
通訳院のインターンシップ期間が終わりに近づき、正社員登用試験を前に院内には緊張感が漂う。そんな中、チャオ・フェイは重要な会議で疲労困憊のチョン・ジアヤンを気遣うが、その親切が思わぬトラブルを引き起こしてしまう。
一方、チャオ・フェイの親友であるウー・ジャーイーは、恋人ガオ・ジアミンとの関係で深く傷ついていた。ジャーイーを心配したチャオ・フェイは、自身の過去とジアミンとの関係を打ち明ける決意をするが、それが二人の友情に大きな波紋を広げることになる。仕事、恋、そして友情が複雑に絡み合い、それぞれのキャラクターが大きな試練に直面する。
ネタバレ
まさかの腹痛!ツンデレ上司との距離は縮まる…のか?
まずは、我らがツンデレ上司チョン・ジアヤンと、へこたれないヒロイン、チャオ・フェイのこの二人から。
大事な国際会議の同時通訳で、すっかりお疲れモードのジアヤン。声もガラガラになっちゃって、見てるこっちがハラハラするほどだった。 そこへ、我らがチャオ・フェイが「これを食べれば5分で復活します!」と、女神のようにコーヒーとパンを差し入れ! なんて健気でいい子なんだ!…って感動したのも束の間、なんとジアヤン、これを食べたせいで猛烈な腹痛に見舞われちゃうんだ!
善意がまさかの大惨事に…!おかげで後半の会議はボロボロ。 この二人、シリアスな場面でもどこかコントみたいになっちゃうのが、たまらなく面白いよね(笑)。
さらに、チャオ・フェイはジアヤンがずーっと片思いしているウェン・シャオホワから預かった、ワインセラー開店パーティーの招待状を渡すんだけど、ここでおせっかいが炸裂!「もう、さっさと告白しちゃいなよ!」なんて、背中を押そうとするんだ。 そしたらジアヤン、「僕たちの間に、そんなプライベートに踏み込むほど親しい関係あったっけ?」「今は同僚だろ、仕事に集中しろ!」って、まさかのブチギレ! あちゃー、見事に地雷を踏んづけちゃったね。でもさ、本気で怒るってことは、それだけチャオ・フェイの言葉が図星で、気になってるってことじゃない?なんて、ニヤニヤしちゃったのは私だけじゃないはず!
親友との決裂…一人の男が引き裂いた友情
さて、一方、物語をかき乱す元凶、トラブルメーカーのガオ・ジアミン先生は、今回もそのクズっぷりを遺憾なく発揮していたよ。
実家に顔を出したかと思えば、母親に「30万元貸してくれたら、まっとうなことに使うからさ」なんて金の無心。 それだけじゃない、なんと実家に来るのに「1回につき1000元の出張費をくれ」なんて言い出す始末! もう、どこまで腐ってるんだこの男は!お父さんが激怒するのも当然だよね。
そんな最低男に振り回されているのが、チャオ・フェイの大親友で女優のウー・ジャーイー。ジアミンから一方的に別れを切り出されて、部屋で一人、声を上げて泣いているんだ。 親友の涙を見て、チャオ・フェイはついに決心する。大学時代にストーカーのようにつきまとってきた偏執的な先輩がいて、その男こそがガオ・ジアミン本人なんだ、とすべてを打ち明けるんだ。
親友を助けたい一心での告白。でも、恋に盲目なジャーイーには、その想いは届かなかった…。「あなたが家明を奪うつもりなんでしょ!」「ドラマで親友に彼氏を奪われる役を何度も演じてきたけど、まさか現実になるなんて!」と、まさかの泥沼展開に! あんなに仲の良かった二人が、たった一人の男のせいで大ゲンカして、バラバラになっちゃうなんて…。 このシーンは、本当に見ていて胸が痛かったよ。
逆境からの覚醒!そして、四角関係の終焉?
プライベートでは嵐が吹き荒れる中、チャオ・フェイの翻訳官としての才能は、静かに、でも確実に開花し始めていた。
インターンから正社員になるための試験が近づき、同僚がリストラされるなど、院内はピリピリムード。 そんな中、同時通訳の自主練をしていたチャオ・フェイが、なんとあの天才ジアヤンよりも速いスピードで訳していることが発覚するんだ! 上司たちも「おっ?」とその才能に気づき始めた様子。逆境でこそ輝くのが主人公!この才能が、これからの彼女の武器になることは間違いないね!
そして、この物語のもう一つの軸である、複雑な四角関係にも、ついに大きな動きが。
あのジアミンが、元カノのシャオホワを呼び出して、改めてキッパリと別れを告げるんだ。 しかも、シャオホワの誕生日すら覚えていないという、最後の最後までクズなダメ押し付きでね。 「もう俺を待つな。そして、弟のジアヤンをこれ以上待たせるな」と、彼なりのケジメをつけた。 さあ、これで解放されたシャオホワの心はどこへ向かうのか?長年自分を一途に想い続けてくれたジアヤンに、ついに向き合うことになるんだろうか?
いやー、第11話、情報量が多すぎてお腹いっぱいだよ!
- チャオ・フェイとジャーイーの友情は、元に戻れるのか?
- ジアヤンの恋とお腹の調子(笑)は、一体どうなる?
- そして、翻訳官として覚醒し始めたチャオ・フェイは、公私にわたる困難を乗り越えられるのか?
『私のキライな翻訳官』第11話の感想
今回のエピソードは、登場人物たちの人間関係が大きく揺れ動いた回でした。特に印象的だったのは、チャオ・フェイと親友ウー・ジャーイーの関係に亀裂が入る場面です。親友を想うがゆえのチャオ・フェイの行動が、最悪の形で裏目に出てしまう展開は非常に心を痛めました。恋が友情を壊していく様子は、とても現実的で見ていて苦しかったです。
一方で、チャオ・フェイとチョン・ジアヤンの職場でのやり取りには、思わず笑みがこぼれました。善意が招いたトラブルというコミカルな展開の中に、二人の距離感が少しずつ変わっていく様子が描かれており、今後の進展が気になります。また、チャオ・フェイが翻訳官として確かな成長を見せる場面もあり、仕事とプライベートの両方で彼女がどう壁を乗り越えていくのか、引き続き見守りたいと思います。
つづく