あらすじ

通訳講座の申し込みに失敗した喬菲(チャオ・フェイ)のため、程家陽(チョン・ジアヤン)は彼らしいやり方で手を貸します。食事を共にする中で、二人の間には予期せぬ出来事が起こり、関係に変化が訪れます。一方、兄との関係に悩む

文暁華(ウェン・シャオホワ)

は、自身の誕生日を前に公私にわたるプレッシャーに直面していました。それぞれのキャラクターが抱える想いが交錯し、物語が大きく動き出します。

ネタバレ

ツンデレ炸裂!家陽の不器用すぎる優しさ

前回、定員オーバーで通訳講座に申し込めなかった我らがヒロイン、喬菲(チャオ・フェイ)。しょんぼりする彼女に、家陽が「フランス人の友達と食事するから来い」とのお誘いが。もちろん、タダ飯と聞いてホイホイついていくチャオ・フェイ、可愛いすぎか!

でも、これ、実は家陽が仕組んだ壮大なサプライズだったんです!レストランにいたのは、なんとフランス文化センターの責任者!家陽は知らないフリを決め込み、チャオ・フェイは必死の土下座交渉(笑)。その熱意が伝わって、なんと学費半額で講座のインターン枠をゲット!後から全部家陽のお膳立てだったと知るわけですが、素直に助けてあげられない、この不器用さが彼の魅力なんですよねぇ。

秘密の箱と、まさかのアクシデントキス!

さて、物語は家陽の部屋での火鍋パーティーへ!チャオ・フェイの親友・嘉怡(ジアイー)と、家陽の親友・王旭東(シュードン)も加わって、わちゃわちゃ楽しい雰囲気。旭東は相変わらず嘉怡にメロメロですが、彼女は全く相手にせず(笑)。

そんな中、家陽の兄・家明(ジアミン)と別れたばかりの

文暁華(ウェン・シャオホワ)

から電話が。兄と別れても「あなたは弟よ」と釘を刺す晓华に、家陽は複雑な表情…。

そして、ここからが重要ポイント!

家陽はチャオ・フェイに、長年晓华に片思いしてきたことを打ち明けます。そして見せたのが、彼の秘密の日記だという「ワインコルクの箱」。一つ一つのコルクには、晓华との思い出がびっしり…。切ない!一途すぎる!

チャオ・フェイが「もう一つの箱は何?」と無邪気に手を伸ばした、その瞬間!

「触るな!」と慌てて止めに入った家陽と、まさかの唇がクラッシュ!

きゃー!ついに来ました、アクシデントキス!気まずい空気が流れる中、嘉怡が「帰るよー」と入ってきて我に返る二人。このタイミングの悪さ、ドラマの王道ですね(笑)。

そして、視聴者の皆さんが一番気になったであろう、あの「もう一つの箱」。チャオ・フェイが帰った後、家陽がそっと開けるのですが…そこに入っていたのは、なんとチャオ・フェイとの思い出が記録されたワインコルクだったんです!

もうお分かりですね?家陽の心は、もうとっくにチャオ・フェイに向き始めていたってこと!本人はまだ無自覚かもしれないけど、彼の行動がすべてを物語っています。これはもう、ニヤニヤが止まりません!

W誕生日と、盛大な勘違い劇!

物語の後半は、さらなる波乱が!

なんと、晓华の旧暦の誕生日と、チャオ・フェイの誕生日が同じ日だったことが判明!

家陽は特注ケーキを持って晓华の元へ行きますが、気分が沈んでいる彼女にドアも開けてもらえず撃沈…。

その帰り道、チャオ・フェイに酒運びを手伝わせるのですが、車の中にあるケーキを見つけた彼女、「え、もしかして私のために!?」と盛大に勘違い!大喜びで箱を開けたら、そこには「晓华、誕生日おめでとう」の文字が…!

あちゃー!やってしまった!赤面しながら必死にケーキを元に戻そうとするチャオ・フェイの姿、可愛すぎて悶絶モノでした。でも、そんなドジな彼女を、家陽はどこか優しい目で見つめているんですよね。そして「ある場所に連れて行く」と一言。え、どこに!?気になりすぎるでしょ!

一方で、晓华は父親から、取引先の周南(ジョウ・ナン)と誕生日を過ごすようプレッシャーをかけられています。周南がプロポーズする気満々なのも見え見えで、彼女の苦悩も深まるばかり。

恋心が静かに動き出した家陽とチャオ・フェイ。新たな恋へと踏み出した家明。そして、人生の岐路に立たされる晓华。

『私のキライな翻訳官』第12話の感想

第12話は、程家陽(チョン・ジアヤン)の心の変化が鮮明に描かれた回でした。晓华への長年の想いを象徴する箱と、無意識に集めていた喬菲(チャオ・フェイ)との思い出の箱。この対比が彼の気持ちの移行を静かに、しかし明確に物語っています。偶然のキスシーンは、二人の距離が縮まるきっかけとして印象的でした。一方で、誕生日ケーキの盛大な勘違いは、切ないけれど微笑ましい名場面です。チャオ・フェイの一生懸命さと家陽の不器用な優しさが絶妙に噛み合い、二人の関係性の進展を強く感じさせました。晓华の苦悩も描かれ、各キャラクターの感情が深く掘り下げられています。

つづく