あらすじ

小幸福(シャオ・シンフー)の手術を断るモレー医師の説得を続けるチャオ・フェイと程家陽(チョン・ジアヤン)。そんな中、スイスで災害が発生し、二人は急遽、支援のため現地へ向かうことになります。慣れない救助現場での翻訳業務は困難を極め、危険と隣り合わせの状況で、二人は予期せぬ事態に巻き込まれてしまいます。この出来事をきっかけに、二人の関係性に変化の兆しが見え始めます。

ネタバレ

前回、小幸福(シャオ・シンフー)ちゃんのお父さんの悲しい知らせで終わって、どんよりした気持ちだったけど、17話はそんな空気を吹き飛ばす、まさかの展開が待ってたのよ!

心を閉ざした名医と、諦めない二人

まずは、小幸福(シャオ・シンフー)ちゃんの手術を唯一できるモレー医師の説得シーンから。

「自分も先が長くない不幸な人間だ」って手術を断るモレー医師に、我らがチャオ・フェイが食い下がるの!

「先生だって、諦めずに話す練習をしたり、中国医学を学びに来たりしてるじゃないですか!それって命を愛してる証拠ですよ!」

もうね、この言葉がグッときた!チャオ・フェイ、ただの翻訳官じゃないわ。人の心を動かす天才よ。

そこへ程家陽(チョン・ジアヤン)が「先生が諦めたら、先生にしか救えない多くの命も失われるんです!」って畳みかけるの。このコンビネーション、最高すぎ!

舞台はスイスへ…そこでまさかの!?

場面は一転、今度はスイスで地震と雪崩が発生!二人は災害支援の翻訳官として現地に飛ぶことに。

そこで程家陽(チョン・ジアヤン)が、昔の恋人・

文暁華(ウェン・シャオホワ)

とこの地に来たことがあるってポツリと話すのよね。

「僕が彼女を愛してた。彼女は僕を愛してなかった。ただそれだけだ」なんて、やけにスッキリした顔で言うもんだから、チャオ・フェイもちょっと複雑な表情…。

そして、運命の瞬間が訪れるのよ!

被災した中国人を救うために山に入った二人を、再び雪崩が襲うの!

その瞬間、程家陽(チョン・ジアヤン)がチャオ・フェイをかばって、雪に埋もれて意識不明に…!

もう、ここからのチャオ・フェイがすごかった!

パニックになりながらも必死に程家陽を呼び続けるんだけど、全然目覚めない。そして、ついに…!

涙ながらに人工呼吸!

理屈じゃないのよね、もう。助けたい一心で、必死に命を繋ごうとする姿に涙腺崩壊…。

そして、程家陽がうっすらと目を開けた瞬間、チャオ・フェイは感情が爆発したみたいに、彼を力いっぱい抱きしめるの!

「よかった…本当によかった…!」

もう、これはただの同僚への安堵じゃないわよね!?今まで心の奥底に閉じ込めていた「好き」って気持ちが、抑えきれずに溢れちゃった瞬間!こっちまで息が止まるかと思ったわ!

気づいてしまった「本当の気持ち」

でも、当のチャオ・フェイ本人は大混乱。「今のって幻覚よね?だって彼が好きなのは

文暁華(ウェン・シャオホワ)

だし…」って、必死に自分の気持ちに蓋をしようとするのが、また切ないのよ~。わかる、わかるよその気持ち!

一方で、自分の気持ちに気づいちゃった男がもう一人。そう、程家陽!

カフェで偶然見かけた恋愛テストをやってみたら、なんと「一番好きな人」の答えが「チャオ・フェイ」に!

「いつの間に…!?」って動揺してる程家陽、ちょっと可愛かったわよね(笑)。

不器用すぎる男の、笑えるアプローチ

自分の気持ちを自覚した程家陽は、花束まで買ってチャオ・フェイを食事に誘おうとするんだけど…これがもう、不器用すぎて見てられない!

いざチャオ・フェイを目の前にすると、緊張でしどろもどろ。

「お墓参りに行くんだ」なんて意味不明な言い訳をして、花を捨てようとする始末。

見かねたチャオ・フェイが「捨てるならちょうだい」って言ってくれて、やっと勇気を振り絞ったと思ったら…

「明日の夜、時間ある?…残業だ」

残業て!!!!

そこは「食事に行こう」でしょーが!って、テレビの前で盛大にツッコんだのは私だけじゃないはず(笑)。この男、翻訳は天才的なのに、恋愛はド素人なのよ!

忍び寄る新たな火種…

二人がもどかしい距離感でキュンキュンさせてくれる裏で、不穏な動きも。

同僚のインターンたちが、「チャオ・フェイは程家陽のひいきで採用されるに違いない」って疑って、集団で辞めようとしてるっていうじゃないの!

お互いの気持ちに気づき始めた矢先に、この仕打ち…。二人の恋も仕事も、まだまだ前途多難ね。

『私のキライな翻訳官』第17話の感想

スイスでの雪崩のシーンは息を呑む展開でした。程家陽が身を挺してチャオ・フェイを守り、意識を失った彼にチャオ・フェイが必死に救命措置をする場面は、二人の関係が大きく動いた瞬間でした。これまで押さえてきた感情が溢れ出し、お互いの気持ちを自覚するきっかけとなります。一方で、自分の気持ちに気づいた程家陽の不器用なアプローチには思わず笑ってしまいます。花束を手にしながら「残業だ」と誘う姿は、翻訳中の冷静さとのギャップがとても印象的です。シリアスな展開とコミカルな場面のバランスが絶妙な回でした。

つづく