あらすじ

寄贈式で発生したトラブルを機転で乗り越えたフェイ。家陽(ジアヤン)はそんな彼女との距離を縮めようとサプライズを計画する。順調に関係を深める二人だったが、フェイの実家からの一本の電話が、彼女を厳しい状況に追い込むことになる。二人の絆が試される新たな局面が訪れる。

ネタバレ

さすが私たちのチャオ・フェイ!機転で外交問題を見事回避!

今回の幕開けは、寄贈式での一幕から。 アフリカの王子に贈られた書道の巻物を見て、王子は書家を女性だと勘違い。 「女性の地位向上についてスピーチする!」なんて言い出しちゃって、現場はヒヤヒヤ…。 事前準備が甘かったウー・ミンはオロオロするばかり。

ここで輝いたのが、我らがチャオ・フェイ!彼女の絶妙なフォローと通訳で、この誤解はきれいに解消され、国際問題になりかねない事態を未然に防ぎました。 いやもう、本当にデキる女!この一件で、今まで何かとフェイに突っかかってきたウー・ミンもすっかり感心して、二人の間のわだかまりが解けたのも、見ていて嬉しかったポイントです。

家陽(ジアヤン)の不器用すぎるサプライズに胸キュン!

フェイの活躍にご満悦なのが、恋人の程家陽(チョン・ジアヤン)。 わざわざ自分の車を置いてフェイと一緒にバスで帰るなんて、可愛すぎません?「バスで偶然会ったことにすれば、誰も噂しないだろ?」なんてセリフ、ニヤニヤが止まりませんでした。

そして極めつけは、フェイを自宅に招いての「手作り寿司」サプライズ!…のはずが、その裏ではお手伝いさんにこっそり近所の日本料理店へお使いを頼んでいたという(笑)。 しかも、お手伝いさんが二度に分けて買いに行ったせいで、その企みはあっさりバレバレに。 完璧主義者の家陽が見せる、こういう不器用で人間くさい愛情表現が、本当にたまらないんですよね!

幸せな時間から一転…母を襲う病魔

甘い雰囲気も束の間、物語は急展開を迎えます。フェイのもとに、実家の医師から一本の電話が…。 なんと、母親が病院で倒れ、海綿状血管腫が再発したという知らせでした。 上海での緊急手術が必要だと告げられ、フェイは深い絶望感に襲われます。

そんな彼女を、家陽は力強く抱きしめます。「僕がずっとそばにいる。君の支えになる」と。 このシーン、涙なしには見られませんでした…。二人の絆の深さを改めて感じさせられる、切なくも美しい場面でしたね。

愛する人のために…家陽の決意と、新たな波乱の予感

愛するフェイのため、家陽はすぐに行動を開始します。以前、スイスから来たモレー医師の連絡先を探しますが、残念ながらアフリカへ行ってしまい連絡が取れません。 さらに、15日後に迫ったスイスへの赴任を延期してほしいと上司に願い出ます。 「僕にとって非常に大切な人が病気なんです」という彼の言葉に、上司はてっきり家陽の両親のことだと勘違いしてしまうのですが…このすれ違いが後々効いてきそうですね。

一方、フェイは家陽に迷惑をかけたくない一心で、兄のジアミンに医師探しと手術費の相談をします。 もちろん、家陽には内緒で。 ジアミンは協力する代わりに手術費は自分が出すと言いますが、フェイはきっぱりと断ります。

そんなフェイの想いを知ってか知らずか、家陽は自分の貯金30万元をすべて彼女に差し出します。 「これでまず手術費を。これからのことは、二人で一緒に考えよう」と。 もう、家陽の男気と深い愛情に、ひたすら感動です!

しかし、ラストにとんでもない爆弾が投下されました!家陽の母・張翹楚(ジャン・チャオチュー)が、息子の給料カードがなくなっていることに気づきます。 家陽に連絡がつかない彼女は、お手伝いさんに探りを入れるのですが…そこで「お金を必要としていたのは、家陽さんではなく、ジアミンさんのようでしたよ」という衝撃の(そして、とんでもない勘違いの)情報を聞いてしまうのです!

『私のキライな翻訳官』第25話の感想

第25話は、チャオ・フェイの翻訳官としての聡明さが光る場面から始まりました。程家陽(チョン・ジアヤン)の不器用ながらも愛情深いサプライズには心温まります。しかし、幸せな雰囲気は一転し、フェイの母親の病気という重い試練が二人に突きつけられます。愛する人を支えようとする家陽の献身的な姿と、彼に頼ることをためらうフェイの健気さが印象的です。ラストに生まれた新たな誤解が、今後の関係にどう影響するのか、非常に興味深い展開でした。

つづく