あらすじ

親友の呉嘉怡(ウー・ジャーイー)を助けるため、元恋人の高家明(ガオ・ジアミン)と行動を共にすることになった喬菲(チャオ・フェイ)。そのことで恋人の程家陽(チョン・ジアヤン)との間にすれ違いが生じ、さらに喬菲はしばらく連絡が取れなくなってしまう。心配でたまらない家陽。ようやく再会した二人だったが、あるパーティーで家陽が大きな決断をする。しかし、二人の関係は予期せぬ試練を迎えることになり…。

ネタバレ

親友のピンチ!でも、なんで元カレと一緒なの!?

物語は、主人公の喬菲(チャオ・フェイ)が親友の呉嘉怡(ウー・ジャーイー)から緊急のSOS電話を受けるところからスタート。

この時、フェイがいたのはなんと病院。しかも、一緒にいたのは元カレで医師の高家明(ガオ・ジアミン)!うーん、この二人、まだ何かと縁が切れませんねぇ…。

ジャーイーを助けるために人手が必要と言われ、フェイは仕方なくジアミンを連れて現場へ急行。ホテル前でばったり会った王旭東(シュードン)は、この意外な3ショットに「???」と頭が真っ白に(笑)。そりゃそうなりますよね!

なんとかジャーイーを手術室に送り届けたのも束の間、今度はフェイ自身が激しいめまいに襲われ、その場で意識を失ってしまいます…。やっぱり彼女の病状、かなり深刻みたいで胸が痛い…。

11日間の失踪…ジアヤンの苦悩と涙の再会

倒れてしまったフェイは、恋人の程家陽(チョン・ジアヤン)に「天津の友達の急用でしばらく帰れない」と嘘のメッセージを送ります。もちろん、ジアミンと一緒にいることも、自分が倒れたことも隠して…。

ジアヤンは、フェイと連絡が取れない上に、兄であるジアミンも仕事を休んでいることを知り、電話で問い詰めます。しかし、あの飄々としたジアミンがまともに答えるはずもなく、ジアヤンの心配と疑念は募るばかり。

11日間も音信不通なんて、気が気じゃないですよね!

ようやくフェイが高級翻訳院(高級翻訳院)に戻ってきたと知り、心から安堵するジアヤン。でも、安堵と同時に「一体どこで何をしていたんだ!」という怒りがこみ上げます。

しかし、問い詰めようとした矢先、フェイの瞳に浮かぶ涙を見てしまうと、どんな怒りも疑問も全部溶けちゃうのがジアヤンなんですよね…。結局、「これからは24時間お互いのために携帯の電源をONにしておくこと。二度と失踪はなし」と約束し、二人は仲直りするのでした。

感動のサプライズプロポーズ!…のはずが、まさかの結末に

仲直りした二人に、今度はビッグイベントが!

上司の田主任(ティエンしゅにん)の紹介で、フランス人の友人が開くパーティーで通訳をすることになったフェイ。そのパーティーの最中、フランス人の依頼主が「ここにいる僕のガールフレンドに、この手紙を中国語で伝えてほしい」とフェイに翻訳を頼みます。

ロマンチックな雰囲気に、フェイも感情を込めて愛の言葉を紡いでいきます。そして、見事に翻訳し終えたその時、依頼主から衝撃の一言が。

「今のは、僕の友人からのメッセージだ。彼の名前は、程家陽(チョン・ジアヤン)。そして、彼が愛する女性の名前は、喬菲(チャオ・フェイ)」

その言葉と共に、ジアヤンが登場!なんと、この感動的な愛の告白は、すべてジアヤンがフェイに宛てたものだったのです!

指輪を手に、ひざまずいてプロポーズするジアヤン。同僚や友人たちが「一緒になれ!」と大合唱する中、誰もがハッピーエンドを確信しました。…しかし!

フェイの口から出たのは、まさかの「ごめんなさい。まだ受け入れられない。準備ができていないの」というお断りの言葉…。

えええええ!?なんで!?

病気のことを言えず、ジアヤンの愛を真正面から受け止められないフェイの苦しみが伝わってきて、本当に胸が締め付けられるシーンでした。

忍び寄る文暁華の影と、二人のこれから

傷心のジアヤンに、ここぞとばかりに近づくのが、あの文暁華(ウェン・シャオホワ)です。

「フェイのお母さんの手術費用、私が協力するわ」と親切なフリをして、自分が進めるワイン農園のプロジェクトにジアヤンを引き込もうと画策。会社の機密文書を見せるには「身分証のコピーが必要」だとか、「プロジェクトを手伝ってくれたらお店の株をあげる」とか…この女、絶対何か企んでますよね!黒いオーラが見えます!

一方、フェイとジアヤンはプロポーズの一件を乗り越えようとします。ジアヤンは兼職で稼いだお金で新しい車を買い、「これでお母さんの通院も楽になるだろ?」とどこまでも献身的。フェイも「結婚が嫌なわけじゃないの。ただ、今じゃないだけ」と彼を安心させ、二人はひとまず和解します。

プロポーズは失敗に終わりましたが、二人の絆はまだ切れていない…はず!

でも、日に日に深刻になるフェイの病状と、虎視眈々とジアヤンを狙うシャオホワの存在が不気味でなりません。

『私のキライな翻訳官』第30話の感想

第30話は、登場人物たちの感情が深く描かれていて非常に見応えがありました。特に、程家陽(チョン・ジアヤン)が企画したサプライズプロポーズの場面は印象的です。彼の純粋な愛情と、それを受け入れられない喬菲(チャオ・フェイ)の苦悩が対照的に描かれ、胸が締め付けられるようでした。病という秘密を抱え、愛する人を遠ざけようとする彼女の選択は切ないです。また、文暁華の不穏な動きも物語に緊張感を与えており、今後の展開から目が離せません。二人の関係がどうなっていくのか、静かに見守りたいと思います。

つづく