あらすじ

スターを夢見る呉嘉怡(ウー・ジャーイー)は、大きなチャンスと引き換えに危険な取引を持ちかけられる。一方、程家陽(チョン・ジアヤン)は慣れない生活に苦労しながらも、喬菲(チャオ・フェイ)との将来のために奮闘していた。そんな中、二人の母親同士が対立し、関係に暗い影を落とす。さらに、仕事で得た喜びも束の間、家陽は思わぬトラブルに巻き込まれてしまう。愛する二人の前途には、次々と困難が待ち受けていた。

ネタバレ

危ない橋を渡る嘉怡!それ、絶対詐欺だって!

まずは、我らがアイドル女優の卵、呉嘉怡(ウー・ジャーイー)ちゃんから。ファストフード店で気合のメイク中に、見るからにうさん臭い業界関係者に声をかけられちゃうんです。

「あなたほどの美貌なら、絶対に売れる!今、あるドラマの準主役が空いてて、副監督に20万元(約400万円)渡せば役がもらえるわよ」

…って、出ましたー!典型的な枕営業のお誘い!嘉怡ちゃん、純粋だから「スターになれる!」って目を輝かせちゃうんだけど、視聴者はみんな「それ、絶対詐欺だよー!」って叫んだはず(笑)。

手持ちが10万元しかないと正直に打ち明ける嘉怡ちゃんに、「現金なら今日中に渡しちゃいましょ!」と畳みかける相手。ああ、嘉怡ちゃん、まんまと罠にハマって、なけなしのお金を差し出しに行っちゃいました…。もう、誰か止めてあげてー!

エリート翻訳官の貧乏生活と、まさかの「緑の巨人」化!?

一方、我らが主人公カップル、喬菲(チャオ・フェイ)と程家陽(チョン・ジアヤン)。家陽は母親との対立で家を飛び出したせいで、すっかり貧乏生活に。

研修中に気合を入れてホワイトボードに文字を書こうとした瞬間、「ビリッ!」とスーツの袖が破れるアクシデントが発生! しかも、スーツを脱いだら、中の白シャツが色移りで緑色のまだら模様に…! 生徒から「緑の巨人(ハルク)ですか?」なんてイジられる始末。 あのクールなエリート翻訳官が、まさかのネタキャラ化で、思わず笑っちゃいました。

トイレで必死にシャツを洗う家陽に、喬菲(チャオ・フェイ)がどこで買った服なのか尋ねると、「橋の近くの露店さ」とポツリ。 お坊ちゃま育ちの家陽が、愛する人のために慣れない生活を頑張ってる姿、健気で応援したくなりますよね!

最強ラスボス登場!母親同士の壮絶バトル勃発!

そんな二人の幸せな時間に、最大の嵐が吹き荒れます。そう、最強のラスボス、家陽ママの登場です!

喬菲(チャオ・フェイ)のお母さんが入院している病室に、何の予告もなく乗り込んできた家陽ママ。開口一番、「あなたの娘が息子をたぶらかしたせいで、家陽は家を出て親にも会わなくなった!」と猛攻撃! そして、「あの娘を程家の嫁として認めることは絶対にない!」と、宣戦布告するんです。 ひえー、怖すぎる!

でも、ここで喬菲ママも負けていません。「子供たちの選択を尊重します。二人が幸せなら、それでいいんです」と、毅然と言い返す姿は、本当に素敵でした。 母は強し、ですね!

その後、お見舞いに来た喬菲に、お母さんは心配そうに尋ねます。「あなたと家陽さん、どっちがより深く愛しているの?」と。 それに対する喬菲の答えが、今回の名言でした。

「世の中には二種類の人間がいるの。簡単に人を好きになって、すぐに冷める人と、簡単には人を愛せないけど、一度愛したら絶対に放さない人。私と家陽は、後者なの」

くぅー!しびれますね!二人の愛の深さを再確認できた、感動的なシーンでした。

幸せの絶頂から地獄へ…家陽、ブチギレ寸前!

王旭東(シュードン)の紹介で、家陽に大きな翻訳の仕事が舞い込みます。クライアントに腕を絶賛され、今後の仕事も独占契約! これで喬菲との新居の頭金が貯まると、家陽は喜びのあまり飲み過ぎてしまいます。

しかし、幸せな気分のまま帰る途中、運悪く因縁の相手・郝哲(ハオ・ジョー)のいる個室を通りかかってしまうんです。郝哲が自分の悪口を言っているのは笑って流せた家陽ですが、「喬菲は安っぽい女だ!」と侮辱された瞬間、ブチギレ!

怒りに燃えて殴り込もうとする家陽を、親友の旭東が必死で止めます。そこへタイミングよく喬菲から電話が。二人で泥酔した家陽をなんとか家に連れ帰るんですが、もう大変! 旭東、いつも苦労が絶えないね…。

そして翌日、病院へ向かう車内で、昨夜の郝哲の件で気まずいムードの二人。病院に着けば、喬菲のお母さんからはなぜか冷たい態度をとられ、そこへ追い打ちをかけるように、あの男、高家明(ガオ・ジアミン)が登場!

家明は、わざと家陽を煽るようなことを言って、兄弟喧嘩を勃発させようとします。 ただでさえイライラしていた家陽は、今にも兄に殴りかかりそうな勢い…。

いやー、もう、どうなっちゃうの!?ってところで、第32話は幕を閉じました。

嘉怡は詐欺師からお金を取り返せるのか?家陽と喬菲は、母親たちの反対や家明の妨害を乗り越えて、幸せになれるのか?

『私のキライな翻訳官』第32話の感想

第32話は、登場人物たちが次々と試練に直面する厳しい回でした。特に、スターになるため危険な誘いに乗ってしまう嘉怡の危うさには、見ていて心が痛みます。一方で、家陽が慣れない生活で失敗しながらも奮闘する姿には、思わずエールを送りたくなりました。しかし、母親同士の対立は深刻で、二人の前には大きな壁が立ちはだかります。家明の介入もあり、事態はさらに複雑な様相を呈してきました。それぞれの問題が絡み合い、物語は緊迫感を増しています。

つづく