あらすじ
恋人であるチャオ・フェイへの深い愛情を再確認するチョン・ジアヤン。しかしその裏で、チャオ・フェイはジアヤンに隠れて元恋人である医師のガオ・ジアミンと密会を重ねていた。親友のウー・ジャーイーにさえ本当の目的を明かさない彼女の行動に、ジアヤンは次第に疑念を抱き、二人の関係はぎくしゃくし始める。愛する人の不可解な行動の裏に隠された、本当の理由とは一体何なのか。
ネタバレ
愛のカタチは人それぞれ…でも家陽が健気すぎる!
まずは私たちのプリンス、程家陽(チョン・ジアヤン)の話から。親友の王旭東(シュードン)と飲んでるんだけど、旭東に「高級スーツはどうした?いい車は?最近じゃ安い仕事ばっかりで貧乏くさいぞ!」なんてからかわれちゃうの。
でもね、ここでの家陽の返しが100億満点!「昔は物を持つことが豊かさだと思ってた。でも今は違う。心の満足と、未来への希望こそが豊かさなんだ」って。そして、「喬菲(チャオ・フェイ)と一緒に経験すべき未来がたくさんあるって思うだけで、無限に満たされるんだ」ですって!きゃー!もう、健気すぎて涙が出ちゃう!喬菲(チャオ・フェイ)への愛が深すぎて、物質的なものなんてどうでもよくなっちゃったのね。最高かよ!
女の秘密と、新たなビジネスチャンス?
その頃、旭東の恋人・呉嘉怡(ウー・ジャーイー)はちょっと様子がおかしい。旭東に「この前、なんで喬菲(チャオ・フェイ)と高家明(ガオ・ジアミン)の車に乗ってたんだ?」って問い詰められるんだけど、しどろもどろでごまかすばかり。「家陽に言ったら絶交だからね!」って脅しまでかけちゃって…。一体、何を隠してるのかしら?
そんな嘉怡だけど、詐欺で騙し取られた10万元が、なんと10万元分の高級マスクになって返ってくるというミラクルが!使ってみたらこれがすごく良くて、ビフォーアフター写真をSNSにアップしたらまさかの大バズり!これを機に「マスク屋さん、始めます!」って、転んでもただでは起きない嘉怡、さすがだわ!
一方で、家陽のママ・張翹楚(ジャン・チャオチュー)が不穏な動きを見せてるの。高級翻訳院(高級翻訳院)で田主任(ティエンしゅにん)に噛みついてる若手翻訳官を見かけて、ニヤリ…。どうやら彼を利用して、また何か企んでるみたい。やめてー!息子カップルの邪魔しないでー!
疑惑のクローゼット…涙の告白
そして、ここからが今回の本番よ!最近、喬菲がこそこそと家明と会っていることに、家陽は疑いを募らせていたの。ある日、喬菲にデートを断られた家陽は、病院で家明が大きなバラの花束を持ってウキウキで出かけていったことを知ってしまう…。
もう、いてもたってもいられなくなった家陽は、家明のマンションに突撃!家明は「今、不都合なんだ」ってドアを開けようとしないんだけど、家陽が「母さんの降圧剤を取りに来ただけだ」って言って、なんとか部屋の中へ。
もちろん喬菲の姿はない。でも…玄関の隅に、見覚えのある女性もののハイヒールが…!
家陽は、人が隠れられる唯一の場所、大きなクローゼットの前に立つ。彼の目は、まるで全てを悟っているかのよう。でも、彼は扉を開けないの。ただ、クローゼットに向かって、震える声でこう言うのよ。
「もし、君に騙されているんだとしても…僕は本望だ」
…うわーーーーん!泣いた!全私が泣いた!愛する人が他の男と一緒にいるかもしれないクローゼットを前に、こんなセリフ言える?家陽の愛の深さ、切なさが爆発してて、もう胸が張り裂けそうよ!
明かされた衝撃の真実
家陽が去った後、喬菲がどうやってクローゼットから出たのか、彼女自身も覚えていない。次に気づいた時、彼女は病院のベッドの上だった。
そばには、嘉怡と家明が。そして家明の口から、信じられない事実が告げられるの。
「覚悟して聞いてほしい。君は…君のお母さんと同じ病気かもしれない」
病名は、海綿状脳血管腫。脳幹に腫瘍ができて、中枢神経を圧迫する深刻な病気…。
そう、喬菲が家明と会っていたのは、浮気なんかじゃなかった。誰にも言えず、たった一人で、自分の命に関わる病気と向き合おうとしていたのよ…。家陽を心配させたくなくて、必死に隠していた秘密が、あまりにも辛すぎるわ…。
『私のキライな翻訳官』第35話の感想
第35話は、チョン・ジアヤンのチャオ・フェイへの一途な愛が胸に迫る、非常に感動的な回でした。物質的な豊かさよりも愛する人との未来こそが幸せだと語る彼の姿は、観ていて心から応援したくなります。それだけに、後半で描かれる疑惑とすれ違いは見ていて辛いものがありました。特にクローゼットの前で彼が告げたセリフは、彼の深い愛情と覚悟を感じさせ、涙なしには見られません。恋愛の誤解という展開から、一気に重い真実が明かされる構成は見事で、二人がこれからどうなってしまうのか、強く引き込まれました。
つづく