あらすじ
生放送での翻訳ミスをきっかけに、程家陽(チョン・ジアヤン)はネット上で激しい誹謗中傷を受け、キャリア最大の危機に直面する。恋人である喬菲(チャオ・フェイ)までもが攻撃の対象となり、家陽は彼女を守ろうと必死に反論を試みるが、事態は悪化の一途をたどる。一方、喬菲は自身の秘密を抱えながら、苦しむ家陽を案じていた。職場である高級翻訳院は、世論の圧力から家陽に厳しい処分を検討せざるを得なくなる。周囲の人間関係も絡み合い、二人は公私にわたって大きな試練に立たされることになる。
ネタバレ
今回の第37話は、見ていて本当に胸が締め付けられるような展開でしたね…。私たちのプリンス、程家陽(チョン・ジアヤン)が、キャリア最大のピンチに立たされてしまいました!
止まらない炎上、卑劣な黒幕の影
物語は、家陽の生放送での翻訳ミスがネットで大炎上するところから始まります。もうね、これがただのミスじゃないんですよ。「中国の翻訳官の恥さらし」だなんて、心ない言葉がネット上に溢れかえって…。
この状況に、あの文暁華(ウェン・シャオホワ)が家陽の母・張翹楚(ジャン・チャオチュー)に「大変よ!ネットを見て!」と連絡。母親として居ても立ってもいられなくなった張翹楚(ジャン・チャオチュー)ですが、時すでに遅し。
しかも、この炎上の裏で糸を引いていたのが、なんと以前家陽に恥をかかされた同僚の郝哲(ハオ・ジョー)だったんです!こいつが本当に卑劣で!張翹楚は息子を守るため、口止め料として大金を渡すんですが、郝哲は金を受け取っておきながらネガティブキャンペーンをやめない。「あんたの息子を潰すのは、あんた自身なんだよ」なんて、母親の心をえぐるようなことを言うんですよ!もう、キーッてなっちゃいますよね!
守りたい想いと、言えない秘密
一方、我らが家陽は、ネットで恋人である喬菲(チャオ・フェイ)まで誹謗中傷されていることに我慢ができない!高級翻訳院(翻訳院)の公式アカウントで「彼女は関係ない!」と必死に反論を続けます。そのせいで上司の田主任(ティエンしゅにん)から「事を荒立てるな!」と怒られちゃう始末…。でも、愛する人を守ろうとする家陽、カッコよすぎません?
でも、そんな家陽の姿を見て、喬菲(チャオ・フェイ)の心はもっと複雑なんです。実は彼女、自分の病気のことを家陽に隠していますよね。親友の呉嘉怡(ウー・ジャーイー)は「本当のことを言えば、家陽は絶対にあなたを支えてくれる」と励ましますが、喬菲(チャオ・フェイ)は「ただでさえ大変な彼に、これ以上負担はかけられない」と一人で抱え込んでしまうんです…。この健気さ、切なすぎます…!
非情な処分と、母の最終通告
そして、ついに高級翻訳院から家陽への処分が下されます。田主任がなんとか穏便に済ませようと頑張ってくれたものの、世論の圧力はあまりに強かった…。提示された選択肢は二つ。
- 停職して、ほとぼりが冷めるまで休む。
- 家陽か喬菲のどちらかを、翻訳の現場から外して事務的な部署へ異動させる。
これを聞いた家陽、ブチギレます!「俺が犯したミスで、なぜ喬菲が巻き込まれなきゃいけないんだ!」と猛反発。自分の処分は受け入れるけど、喬菲に累が及ぶのだけは絶対に許せない。この男気、惚れ直しますよね!
しかし、物語はここで終わりません。息子を救いたい一心で暴走する母・張翹楚が、最後の手段に出るんです。
なんと、喬菲を直接呼び出し、こう言い放ちます。
「あなたが家陽と別れるなら、私たちが全力で彼のキャリアを立て直してあげる。でも、もし一緒にい続けるなら、私たちは一切の援助をしないわ」
…出ました、姑の最終通告!愛か、彼の未来か。喬菲は、あまりにも過酷な選択を突きつけられてしまいました。
さあ、喬菲はどうするのか!?家陽はこの窮地を脱することができるのか!?二人の愛の力が試される、まさに正念場です!
『私のキライな翻訳官』第37話の感想
今回のエピソードは、登場人物それぞれの立場や想いが複雑に絡み合い、非常に見ごたえのある回でした。特に、程家陽(チョン・ジアヤン)がキャリアの危機に瀕する中で見せる、喬菲への一途な愛情には胸を打たれます。彼が自身の問題よりも恋人が傷つけられることを許せない姿は、彼の誠実な人柄を改めて浮き彫りにしています。一方で、息子を思うがゆえに過激な行動に出てしまう母親・張翹楚の愛情は、あまりに一方的で見ていて苦しくなりました。善意が悪意となり、事態をさらに悪化させていく様子は、人間関係の難しさを感じさせます。喬菲が自身の病気と家陽への想いの間で葛藤する姿も痛々しく、二人が直面する試練の重さに深く引き込まれました。
つづく