あらすじ
停職処分を受けた程家陽(チョン・ジアヤン)は、恋人の喬菲(チャオ・フェイ)を長期旅行に誘うが、現実的な問題を優先する菲と思いがすれ違い、二人の関係に影が差し始める。そんな中、菲の母親の通院に付き添った家陽は、そこで菲の秘密を知っているかのような人物、高家明(ガオ・ジアミン)に遭遇し、ある出来事をきっかけに大きな誤解を抱いてしまう。一方、家陽は業界で孤立し、仕事の危機に直面。心身ともに追い詰められた彼は、旧知の文暁華(ウェン・シャオホワ)からのある提案に心を揺さぶられる。愛、仕事、そして家族の思惑が絡み合い、二人の運命は大きく動き出す。
ネタバレ
『私のキライな翻訳官』第38話、もうとんでもない嵐が吹き荒れてるんだけど!ラブラブ絶頂期のはずの喬菲(チャオ・フェイ)と程家陽(チョン・ジアヤン)に、いきなり暗雲が立ち込めてきちゃったよ…。
甘い旅行計画が一転、二人の心に亀裂が…
停職処分中の家陽が、なんと菲を1ヶ月のロマンチックな旅行に誘うの!「アフリカで動物の大移動を見よう」「北極でオーロラを見よう」なんて、夢みたいな提案にキュンとしちゃうよね。 でも、真面目な菲は「お母さんの世話もあるし、仕事の引き継ぎも、昇進試験の準備も…」って、すごく現実的。 それに、停職の件で意固地になってる家陽に「ちゃんと反省文を書いて田主任(ティエンしゅにん)に謝るべきよ」って正論を言っちゃうんだよね。 家陽にしてみれば、「俺の気持ち、全然わかってくれてない!」って、がっかりしちゃうわけ。あー、もう、このすれ違いが切なすぎる!
最悪の誤解!嫉妬の炎が燃え上がる
そんなギクシャクした中、事件は病院で起こるの。
菲のお母さんの検査のために病院に行くと、なんとそこには高家明(ガオ・ジアミン)の姿も!ただでさえ家陽は面白くないのに、追い打ちをかけるように病院のスタッフが菲に「あら、この前の忘れ物のネックレス、預かってるわよ」なんて声をかけるのよ。
家陽の頭の中はもう「は!?いつの間に俺に隠れて家明と会ってたんだ!?」ってパニック状態! そこに、あの家明が「もしかして、菲が俺とこっそり会ってるって疑ってるのか?」なんて火に油を注ぐもんだから、さあ大変! 家陽は怒り心頭で、お母さんの検査が終わるのも待たずに一人で帰っちゃうの…。もう、見てるこっちがハラハラしちゃう!
孤立する家陽と、彼をそそのかす影
家陽の受難はこれだけじゃない。業界のブラックリストに載ったせいで、決まっていた通訳の仕事が次々とキャンセルに。 親友の王旭東(シュードン)にも「今は頭を下げるときだ」って諭される始末。
その一方で、家明は菲のために、世界的な名医である伯努瓦(ベルノワ)先生に診てもらえるよう手配してあげるっていう、まさにナイトっぷりを発揮。 さらに、ネットで菲と家陽を炎上させた張本人が現れて、黒幕はなんと家陽のお母さんだったことが判明するの! この告白の場に居合わせたのも、家明なんだよね…。
家陽が知らないところで、どんどん話が進んでいくこの状況、もどかしすぎ!
そして、ここぞとばかりに登場するのが、あの文暁華(ウェン・シャオホワ)よ! スイスから帰国した彼女は、弱ってる家陽を飲みに誘って愚痴を聞いてあげるフリをしながら、「高級翻訳院に冷たくされたなら、もう見返してやりなさいよ。私の会社を手伝って」と悪魔のささやきをするの。
案の定、プライドがズタズタだった家陽は、翌日あっさり田主任に辞表を提出! まあ、田主任は受け取ってくれなかったけど、家陽の暴走はもう誰にも止められないかも…!
いやー、もうどうなっちゃうの!?誤解は解けるの?家陽は本当に高級翻訳院を辞めちゃうの?そして、虎視眈々と菲を狙う家明と、家陽を操ろうとする暁華…
『私のキライな翻訳官』第38話の感想
今回のエピソードは、主人公二人の心が離れていく様子が丁寧に描かれており、非常に見ごたえがありました。停職中の家陽が現実から逃れるように旅行を提案する純粋さと、病気のことや仕事の責任を考える菲の現実的な姿勢。どちらの気持ちも理解できるだけに、二人の間に生じる溝がもどかしく感じられます。特に、家陽のプライドの高さと焦りが、高家明(ガオ・ジアミン)が仕掛けたわけではない偶然の出来事さえも最悪の誤解へと変えてしまう展開は、秀逸でした。周囲の人々の思惑が複雑に絡み合い、主人公たちが意図しない方向へと流されていく様に引き込まれます。特に、弱っている家陽に文暁華が巧みに近づく場面は、今後の関係に大きな波乱を呼ぶことを予感させます。登場人物たちの感情の機微が光る、物語の大きな転換点となる回でした。
つづく