あらすじ
喬菲(チャオ・フェイ)は自身の健康問題について医師から深刻な宣告を受ける。程家陽(チョン・ジアヤン)との将来を思い悩んだ彼女は、ある重大な決断を下し、彼との関係に大きな変化が訪れる。二人は思い出の地スイスへ旅行に出かけるが、その裏では家陽の職場での立場が危うくなっていた。一方、親友の呉嘉怡(ウー・ジャーイー)はビジネスで大きな成功を収める。
ネタバレ
ドラマ『私のキライな翻訳官』、いよいよ物語は佳境に突入!毎回ハラハラドキドキの展開ですが、第39話は特に胸が締め付けられる、涙なしでは見られない神回でした…。
愛するがゆえの悲しい嘘と、最後の思い出を作るための切ない旅。そして、一方ではたくましく人生を切り開くあの人の姿も!早速、気になる39話の展開を詳しく見ていきましょう!
嫉妬とすれ違い…二人に訪れる最大の危機
物語は、喬菲(チャオ・フェイ)を迎えに来た高家明(ガオ・ジアミン)のシーンから始まります。目的は、喬菲(チャオ・フェイ)の母の術後の経過について、専門医のモレー医師に相談するため。でも、これに黙っていられないのが、我らが程家陽(チョン・ジアヤン)!
「家明と二人きりで会うなんて許さない!行くなら俺たち、別れるからな!」
もう、家陽の嫉妬が爆発!喬菲(チャオ・フェイ)の体を心配してのことだと頭では分かっていても、この言い方はないですよね…。でも、喬菲は多くを語らず、家明の車に乗り込んでしまうんです。あぁ、二人の心がすれ違っていく…。
病院でモレー医師と対面した喬菲。しかし、その顔には深い憂いが。医師はそれを見逃しません。
「彼女はずっとこんなに悲しそうなの?」と尋ねるモレー医師に、家明は「昔は太陽みたいに明るい子だった」と答えるのが精一杯。
モレー医師は、病気の治療には「心から楽しむこと」が何よりの薬だとアドバイス。そして、家明の恋心までも見抜き、「君が彼女を愛していて、彼女は君を愛していない。それは血管腫より厄かかいな病気だね」なんて、ブラックジョークを飛ばす始末。家明、苦笑いするしかありません…。
そして、モレー医師は喬菲に衝撃の事実を告げます。「君の状態は、お母さんよりも危険だ。一刻も早く手術を受けるべきだ」と。
愛してるから、さようなら…悲しすぎる嘘
病院に駆けつけ、「疑って悪かった」と必死に謝る家陽。でも、喬菲の口から出たのは、あまりにも残酷な言葉でした。
「私たち、別れましょう」
手術のリスクを考え、家陽をこれ以上自分の人生に巻き込みたくない…。その一心で、喬菲は「性格が合わない」「もうあなたは昔みたいに輝いて見えない。愛してないの」と、心にもない嘘をつくんです。
もちろん、家陽が信じるはずありません。「君は俺が困難を乗り越えるための原動力なんだ!君が俺を愛してるって、俺は信じてる!」と必死にすがりつきます。
別れられないと悟った喬菲は、最後のわがままを言います。
「じゃあ、旅行に行きましょう。私たちが初めて会った場所に。大切な記念日を、全部まとめてお祝いするの」
これはもう、涙腺崩壊…。最後の思い出作りの旅が、こうして始まってしまうのです。
最初で最後の思い出旅行 in スイス
二人が向かったのは、思い出の地・スイス。
初めて出会ったチューリッヒ大学を訪れ、アツアツのチーズフォンデュに舌鼓を打ち、バーンホフ通りでショッピングを楽しみ、チューリッヒ湖で白鳥に餌をやる…。まるで、これまでの悩みや苦しみが嘘だったかのような、幸せな時間が流れます。
教会を訪れた喬菲は、夢の中で家陽との結婚式を挙げます。純白のドレスに身を包み、愛する人と誓いを交わす…それが彼女の本当の願いだったんですよね。この幸せな光景が、現実との対比で余計に胸に突き刺さります。
一方その頃…呉嘉怡(ウー・ジャーイー)の華麗なる逆転劇!
しっとりした本筋とは打って変わって、絶好調なのが親友の呉嘉怡(ウー・ジャーイー)!
王旭東(シュードン)が出資した500万元(約1億円です)で、夢のコスメショップがついに完成!以前、撮影現場の先輩に騙されて押し付けられた10万元(約200万円です)分のマスクが、なんと嘉怡のSNSプロモーションでネットでバカ売れ!メーカーの在庫がなくなるほどの社会現象に!
ピンチをチャンスに変えた嘉怡は、その先輩に「在庫、全部私が売ってあげる!利益は折半ね!」と共同事業を提案。たくましすぎます!その商才が噂を呼び、今や化粧品メーカーから「うちの商品も宣伝して!」と依頼が殺到する人気インフルエンサーに!嘉怡のサクセスストーリー、痛快ですね!
現実の厳しさ…家陽、崖っぷちへ
しかし、幸せな旅行の裏で、現実は容赦なく家陽に襲いかかります。
突然の無断欠勤と旅行に、職場の上司・田主任(ティエンしゅにん)は大激怒!
「君には心底がっかりした!高級翻訳院(翻訳院)を何だと思っているんだ!キャリアの踏み台か?そんな覚悟なら、ここにいる資格はない!」
田主任の言葉に目が覚めた家陽は、以前提出した辞職願を撤回しようとしますが、「ここは駅の荷物預かり所じゃないんだぞ!」と一蹴されてしまいます。
恋愛に浮かれて仕事をおろそかにした代償は、あまりにも大きかった…。
【第39話のまとめ】
愛する人の未来を思い、自ら身を引こうとする喬菲の決断が、本当に切なくてたまりませんでした。幸せなスイス旅行のシーンが、逆に二人の未来を暗示しているようで、見ていて涙が止まりませんでしたね。
喬菲は本当にこのまま家陽と別れてしまうのでしょうか?そして、彼女の病気と手術の行方は…?さらに、仕事で崖っぷちに立たされた家陽は、この危機をどう乗り越えるのか?
『私のキライな翻訳官』第39話の感想
愛する人を想うがゆえの喬菲の悲しい嘘と、それに気づけない家陽の純粋さが胸に迫る回でした。幸せな思い出を作るためのスイス旅行のシーンは、美しければ美しいほど、二人の未来を暗示しているようで切なさが増します。一方で、逆境をバネに成功していく嘉怡の姿が対照的で、物語に深みを与えています。登場人物それぞれの覚悟とすれ違いが巧みに描かれ、非常に見応えがありました。
つづく