あらすじ

文暁華(ウェン・シャオホワ)

の夫・周南(ジョウ・ナン)が仕掛けた詐欺により、彼女の実家の会社が大きな危機に陥る。このトラブルは家庭内の深刻な問題へと発展し、知らせを受けた程家陽(チョン・ジアヤン)と喬菲(チャオ・フェイ)が駆けつける事態に。しかし、この一件への向き合い方をめぐり、二人の価値観が大きく衝突してしまう。誰にも言えない秘密を抱える喬菲は、家陽との間に埋めがたい溝を感じ、彼との関係について、ある重大な決断を迫られることになる。

ネタバレ

ほっこり一息?お騒がせカップルの恋の行方

まずは、私たちの癒やし担当(?)、呉嘉怡(ウー・ジャーイー)と王旭東(シュードン)のカップルから!

相変わらず口喧嘩ばっかりの二人だけど、前に嘉怡が感情に任せて旭東にキスしちゃった一件以来、どうも様子がおかしいのよ。旭東ったら、そのことをネタに「賠償しろ!」って嘉怡に絡みまくり(笑)。

「いったいいくら払えば満足なのよ!」ってキレる嘉怡に、旭東が放った一言が…もう最高!

「そんなに多くは望まないよ。君の…“一生”が欲しい」

キャーッ! なにそれ、不意打ちすぎるでしょ! いつもはお調子者の旭東が見せた、本気の殺し文句。これには嘉怡もドキッとしたんじゃないかしら? この二人の進展からは、まだまだ目が離せないわね!

最悪の事態…文暁華に訪れる悲劇とクズ夫の暴走

ほっこりしたのも束の間、物語は一気にシリアスモードへ。

文暁華(ウェン・シャオホワ)

のお父さんと、あのクズ夫・周南(ジョウ・ナン)が共同で進めていたワイン事業で、とんでもないトラブルが発生! なんと、スイスから輸入した高級ワインが、中身は全部ニセモノの安物だったことが発覚したのよ!

もう、あの周南って男はどこまで腐ってるの!? 自分の妻の実家まで騙して、会社を破滅させようなんて…。

この事実を知った暁華は、当然ブチギレて周南を問い詰めるんだけど、逆ギレした周南から酷い暴力を受けてしまうの…。もう見ていられないくらいボロボロにされて…。

そこに駆けつけたのが、我らがヒーロー、程家陽(チョン・ジアヤン)と喬菲(チャオ・フェイ)! 家陽はドアをぶち破って暁華を救い出し、周南と大立ち回りを演じるんだけど、結局みんな警察のお世話になることに。

でもね、信じられないことに、警察で暁華は「夫からの暴力はなかった。自分で階段から落ちただけ」って証言するのよ! 会社の体面を守るために、自分の傷も心も犠牲にするなんて…。

この暁華の選択が、家陽と喬菲(チャオ・フェイ)の間に深い溝を作ってしまうの。

「私たちは住む世界が違う」…すれ違う二人の心

「ビジネスのためなら、自分の身の安全さえ犠牲にしていいの?」

暁華の選択がどうしても理解できない喬菲(チャオ・フェイ)は、家陽にそう問い詰めるわ。でも家陽は、「彼らにはそうせざるを得ない事情があったんだ」と、どこか理解を示すような態度。

この価値観の違いが、二人の心をバラバラにしていくのよ…。喬菲は、愛する家陽が自分とは全く違う世界の人間なんだって、改めて思い知らされてしまうのね。切ない…。

愛してるから、さようなら…喬菲、涙の決断

心に深い悩みを抱えた喬菲は、親友の嘉怡にすべてを打ち明けるわ。

そう、彼女は自分の病気のことを、まだ家陽に言えずにいたの。

「彼を愛しているからこそ、彼に迷惑をかけたくない。私のことなんて、彼の人生を吹き抜ける一陣の風みたいに、何も残さず消え去りたいの」

「手術を受ける前に、まず彼と別れなきゃ。もし私が手術台の上で目覚めなくても、彼を傷つけずに済むから…」

うぅ…涙なしには聞けないわよ、こんなセリフ! 愛する人の未来を想うからこそ、自分から身を引く決意をした喬菲。あまりにも辛すぎる決断よね。

そして、彼女はその決意を実行に移すの。

家陽に対して、わざと心にもない酷い言葉をぶつけて、「もうあなたに何の感情もないの」と一方的に別れを告げる喬菲。もちろん家陽は納得できるはずもなく、何とか理由を聞き出そうとするけど、彼女の決意は固かった…。

泣きっ面に蜂!新たなトラブルの予感

悲しみに暮れる中、さらなる事件が!

別れ話の後、家陽が忘れていったスマホに、助けを求める暁華から電話がかかってくるの。仕方なく喬菲が駆けつけるんだけど、その時たまたま一緒にいた同僚の郝哲(ハオ・ジョー)が、とんでもない裏切り行為を働くのよ!

なんと、暁華の会社の賠償に関する機密書類をこっそり盗み撮りして、その写真を使って暁華に500万元を要求する脅迫メールを送りつけたの!

もう、一体どうなっちゃうのよー!?

『私のキライな翻訳官』第40話の感想

第40話は、登場人物たちの愛情の形が深く問われる、非常に心を揺さぶられる回でした。特に、喬菲が自らの病を隠し、家陽の将来を想って下した別れの決断は、あまりにも切なく胸が痛みます。彼女の自己犠牲的な愛情表現は見ていて苦しいほどです。一方で、文暁華が会社の体面のために暴力を耐え忍ぶ姿は、喬菲と家陽の間に決定的な価値観の違いを生み、二人の関係に深い溝を作りました。愛するがゆえのすれ違いと、伝えられない本心がもどかしく、物語の重厚さを一層際立たせていました。登場人物それぞれの正義と苦悩が交錯する、見応えのある展開でした。

つづく