あらすじ

高級翻訳院での厳しい訓練が続く中、喬菲(チャオ・フェイ)は教官の程家陽(チョン・ジアヤン)から大きなプレッシャーをかけられる。そんなある夜、酔った程家陽を介抱したことで、二人の間に予期せぬ出来事が起こる。一方、高家明(ガオ・ジアミン)を巡る人間関係にも新たな動きがあり、それぞれの思惑が交錯する。果たして喬菲は、この試練を乗り越えることができるのか。

ネタバレ

回を追うごとに、ドSな鬼教官・程家陽(チョン・ジアヤン)のツンデレっぷりと、我らが雑草魂ヒロイン・喬菲(チャオ・フェイ)の健気さに、どっぷりハマっている方も多いんじゃないでしょうか?

泥酔した鬼教官をお持ち帰り!?禁断のお泊りハプニング発生!

物語は、喬菲(チャオ・フェイ)を目の敵にしている程家陽(チョン・ジアヤン)が、親友の王旭東(シュードン)とヤケ酒をあおるところから始まります。しかも、飲んでる場所が、あろうことか喬菲(チャオ・フェイ)がバイトしている酒庄(ワインバー)だっていうんだから、もう運命のイタズラとしか言えませんよね!

王旭東(シュードン)はトイレで盛大にリバースした後、さっさとタクシーで帰宅。残されたのは、テーブルに突っ伏して完全に意識を失った程家陽(チョン・ジアヤン)…。おいおい、親友を置いていくなよ!(笑)

「もう、なんなのよ!」とブツブツ言いながらも、鬼教官を放っておけないのが我らが喬菲。仕方なく、泥のように酔った程家陽を、ルームメイトの呉嘉怡(ウー・ジャーイー)と暮らす自宅までえっちらおっちら運ぶんです。いや~、お疲れ様です!

部屋に着いて一安心…と思いきや、なんと撮影で留守のはずの嘉怡がいるじゃないですか!大パニックの喬菲!でも、そこへタイミングよく(?)高家明(ガオ・ジアミン)から嘉怡に「外灘で星を見よう」とデートのお誘いが。ナイス、家明!喬菲は九死に一生を得て、ホッと胸をなでおろします。

…まあ、この家明の誘いも、実は元カノの

文暁華(ウェン・シャオホワ)

を完全に諦めさせるための芝居だったんですけどね。男ってやつは…。

さて、一人になった喬菲は、苦しそうに眠る程家陽の服をなんとか脱がせ(ここ、ドキドキポイントですよ!)、自分のベッドを明け渡してあげます。なんて優しいんだ!

そして翌朝…!

目覚めた二人が見た光景は、なんと床の上で、超密着状態で一緒に寝ているお互いの姿でした!キャー!一体、夜の間に何が!?(笑)どうやら二人とも寝相が悪くてベッドから転げ落ちたみたいですが、この気まずすぎるシチュエーション、最高です!

恋の矢印が大渋滞!新たな出会いとすれ違い

慌てて程家陽を叩き起こし、「友達に誤解されるから早く帰って!」と追い出そうとする喬菲。しかし、恐れていたことは起こるもの。ガチャリとドアを開けた先に立っていたのは、ルームメイトの嘉怡!そしてその後ろには、二日酔いの程家陽を探しに来た王旭東(シュードン)まで!

もう、朝からてんやわんやの大騒ぎです(笑)。

でも、このハプニングが新たな恋を生むきっかけに。王旭東は、美人で気の強い嘉怡に一目惚れ!「今度一緒に飲もうよ!」なんて、ちゃっかり連絡先をゲットしようと必死です。この二人の恋の行方も、気になりますね!

「君をクビにする」…鬼教官からの、あまりにも残酷な宣告

ドタバタな朝が過ぎ、夜。喬菲の部屋に、またしても程家陽がやってきます。

「携帯が壊れたから、メールを送るのにPCを貸してくれ」

でも、喬菲の家にはネットがない。そこで喬菲は「私が携帯で送ってあげる」と申し出ます。

そして、程家陽が口にしたメールの内容は、耳を疑うものでした。

「田主任(ティエンしゅにん)へ。私が推薦する今回の淘汰者リストは、喬菲と王琳琳です」

…え?

今、なんて?

隣で聞いていた親友の嘉怡は「うちの菲菲が何したっていうのよ!」とブチギレ!そりゃそうだ!

でも、当の喬菲本人は、覚悟を決めたように落ち着いていました。そして、スッと顔を上げ、フランス語でこう言ったんです。

「成功しようが失敗しようが、人生は素晴らしい。ただ、もう一度やり直すだけのこと」

その見事な翻訳を聞いた程家陽は、一瞬、称賛の笑みを浮かべました。 「今の翻訳は、なかなか良かったぞ」とでも言うように。

この男、やっぱりただの意地悪な鬼教官じゃない…!でも、だとしても、本人にクビ宣告のメールを送らせるなんて、あまりにも非情すぎやしませんか!?

淘汰宣告を受けた後も、喬菲はプロでした。翌日、最後になるかもしれない出勤のバスで程家陽と一緒になっても、毅然とした態度を崩しません。 職場に着けば、自分が訳したレポートを渡し、「修正をお願いします。私は、最後の瞬間まで諦めませんから」と言い切るのです。

この強さ、このプライド!もう、応援せずにはいられません!

果たして、喬菲は本当に高級翻訳院を去ってしまうのでしょうか?そして、氷のように冷たい態度の裏で、一瞬だけ称賛の表情を見せた程家陽の真意とは…?

『私のキライな翻訳官』第5話の感想

第5話は、コメディとシリアスな展開が絶妙に混ざり合った回でした。酔った程家陽を介抱したことから、喬菲と思いがけず一夜を共に過ごすハプニングには驚かされました。翌朝のドタバタ劇は笑いを誘う一方で、程家陽が喬菲本人に解雇通知のメールを送らせる場面は、彼の非情さが際立ち胸が痛みます。しかし、それに屈せず毅然と振る舞う喬菲の強さには心打たれました。二人の関係がどう変化していくのか、注目です。

つづく