「人魔」こと程家陽(チョン・ジアヤン)の厳しい指導に、私たちの喬菲(チャオ・フェイ)はもうクビ寸前…!と思われた前回。第6話は、そんな絶望的な状況からのスタートです。果たして、喬菲(チャオ・フェイ)の運命やいかに!?

さっそく、波乱万丈すぎた第6話のあらすじとネタバレを見ていきましょう!

クビ宣告…のはずが!?ツンデレ上司の裏の顔

インターンの最終評価が発表される日。もうダメだと誰もが思ったその時、なんと喬菲(チャオ・フェイ)は「仮採用」としてギリギリ高級翻訳院に残れることに! 奇跡の残留に、喬菲は思わず涙ぐみます。

でも、これには裏がありました。あの冷酷非道な程家陽(チョン・ジアヤン)が、裏では田主任(ティエンしゅにん)に「王子訪中の際の警備トラブルは自分の責任だ。彼女は関係ない」と頭を下げて、喬菲をかばっていたんです! これまで部下のために頭を下げたことなんて一度もなかった彼が、初めて書く始末書を主任にからかわれる始末。 なんだかんだ言って、やっぱり喬菲の才能を認めてるんじゃないの、程家陽(チョン・ジアヤン)!

しかし、喜びも束の間。ツンデレ上司は「勘違いするな。お前を認めるかどうか、あと34日間で見極めてやる」と、またもや分厚い資料の束をドサリ。 「今夜中にやれ。俺は帰って寝る」なんて言ってますが、本当は喬菲の家のボロい床で寝たせいで体が痛いだけ(笑)。 素直じゃないんだから!

バーでの事件勃発!白馬の王子様…にはなれない男

その夜、喬菲は親友の呉嘉怡(ウー・ジャーイー)に頼まれ、彼女の代わりに業界の監督に会うためバーへ向かいます。

一方、残業しているはずの喬菲のために、こっそり夜食を買い込んできた程家陽。 「たまたま買いすぎただけだ」なんて言い訳まで用意して高級翻訳院に戻ると…そこに喬菲の姿はありません。 電話をかけて、彼女がバーにいると知った瞬間、程家陽の怒りは頂点に!

車を飛ばしてバーに駆けつけると、案の定、しつこい監督に喬菲が絡まれている真っ最中! 程家陽は颯爽と現れて彼女を救い出し、そのままホテルへ連れて行きます。 そして一言、「ここで仕事を続けろ」。 うーん、助け方はカッコいいのに、その後の展開がやっぱり悪魔的…!

最悪の朝!1000元が引き裂いた二人の心

結局、疲れ果てて椅子に座ったまま眠ってしまった喬菲。 そんな彼女をそっとベッドに運び、優しく毛布をかけてあげたのは、まぎれもなく程家陽でした。 朝、モーニングコールで目覚めた喬菲は、自分がベッドで寝ていたことに驚きますが、もちろん誰が運んでくれたかなんて知る由もありません。

そして、運命の朝食タイム。

程家陽は「昨夜の労働対価だ」と言って、喬菲に1000元を差し出します。 彼は、お金に困っている彼女なりのプライドを傷つけないための、彼なりの配慮だったのかもしれません。

しかし、これが完全に裏目に出ます!

喬菲にとって、その行為は「金で言うことを聞く女」と見なされた最大の侮辱でした。 プライドをズタズタにされた彼女は、「そのお金、あなたの顔に叩きつけてやろうか!」と激怒。

「どうしていつも私をそんな目で見るの!?」「あんたなんか、バカしか好きにならないわ!」

そう叫び、レストランを飛び出していく喬菲。 彼女の境遇を知らない程家陽は、ただただ彼女を誤解し、喬菲もまた、同情されたくない一心で真実を話そうとはしません。 二人の間の溝は、決定的に深まってしまいました…。

傷ついた喬菲は、翌日、同通の仕事も高級翻訳院も休んでしまいます。 親友の嘉怡に「なんであの人は、私を泥沼に引きずり込もうとするんだろう」と涙ながらに語る姿は、見ていて本当に切なかったですね…。

まとめ

いやー、第6話は甘さと苦さのジェットコースターでしたね!

程家陽の不器用すぎる優しさが、見事に大炎上してしまいました。彼の中では「気遣い」のつもりが、喬菲にとっては「侮辱」でしかないという、このもどかしさ!二人の価値観の違いが、これでもかというほど浮き彫りになった回でした。

一方で、病院では高家明(ガオ・ジアミン)が副主任の座をめぐって暗躍するなど、他のストーリーラインも動き出しています。

すれ違い続ける喬菲と程家陽。この深すぎる誤解は、一体いつ解けるのでしょうか?

『私のキライな翻訳官』第6話の感想

第6話は、程家陽の不器用な優しさが最悪の形で裏目に出てしまう、非常に見応えのある回でした。彼が喬菲を庇って始末書を書く場面には、彼の内面の変化が感じられます。しかし、良かれと思って渡したお金が、喬菲のプライドを深く傷つけ、二人の溝を決定的にしてしまう皮肉な展開には胸が痛みました。誤解が誤解を生む様に、人間関係の難しさを痛感させられます。お互いの背景を知らないが故にすれ違う二人の姿が、今後の物語にどう影響するのか、その行方が気になります。

つづく