あらすじ
複雑な家庭環境に悩む家陽(ジアヤン)は、想いを寄せる暁華にも気持ちを伝えられず、親には見合いを勧められるなど、公私ともにうまくいかない日々を送っていた。そんな中、家陽の恋心を見抜いた実習生の喬菲(チャオ・フェイ)は、彼を応援しようと大胆な行動に出る。しかし、そのお節介がきっかけで、家陽は思いもよらない気まずい場面に遭遇することになってしまう。
ネタバレ
いやー、今回の第8話、見ました!?もうね、恋の矢印があっちこっちに飛び交って、心臓がジェットコースター状態!「え、そこでそうなる!?」の連続で、テレビの前で思わず声が出ちゃいましたよ。
さっそく、もどかしくて面白い、最高にキライで最高に好きな第8話の世界に飛び込んでいきましょう!
冒頭から不穏…程家の食卓は今日も冷戦状態
物語は、程家(チョン・ジア)の珍しい家族団らんシーンからスタート。でも、なごやかな雰囲気は一瞬だけ。家陽(ジアヤン)が、叔父さんの大変さを見かねて「家政婦さんを雇おう」と提案するも、厳格な父親に一蹴されちゃいます。
そこへ現れたのが、あの男…家陽の兄・高家明(ガオ・ジアミン)!
「やあ、皆さん」なんて言いながら、その言葉の端々にはトゲがびっしり。「死んだ運転手の息子を哀れんで養ってくれてありがとう。でも、カッコウはカッコウだよな」なんて、強烈な皮肉をぶちかまします。
家族の優しささえも素直に受け取れない家明の孤独と、それに苛立つ家族。食卓は一気に凍りつき、父親は箸を投げつける始末…。冒頭からヘビーな展開で、家陽の抱える複雑な家庭環境が浮き彫りになります。
煮え切らない男、家陽の恋の行方
家庭のゴタゴタだけじゃありません。家陽の恋愛も前途多難!
両親からはお見合いをセッティングされそうになり、「好きな人がいるんだ!」と咄嗟に嘘をつく家陽。じゃあ誰なんだと問い詰められて、出てきた答えが…
「僕が好きなのは…翻訳の仕事さ!」
…って、オイ!そこは頑張れよ、家陽!
その好きな人っていうのが、もちろん文暁華(ウェン・シャオホワ)先生なわけですが、当の本人にまで「お見合い、行ってみれば?」なんて言われちゃう始末。もう、もどかしくて見てられない!
そんな中、暁華がとんでもない男を連れてきます。その名も周南(ジョウ・ナン)。
こいつがまた、絵に描いたような嫌なヤツでして…。家陽とテニスをするんですが、わざと顔面にスマッシュを叩き込むんですよ!ひどくない!?紳士のスポーツとは…?家陽の顔も心も傷だらけです。
暴走機関車・喬菲(チャオ・フェイ)、出動!
家陽がウジウジ悩んでいるのを、黙って見ていられないのが我らがヒロイン、喬菲(チャオ・フェイ)!
「家陽先生が好きなのって、文先生でしょ?」
ズバリと核心を突かれ、狼狽する家陽。「プライベートに口を出すな!」なんて怒鳴ってごまかしますが、喬菲(チャオ・フェイ)は止まらない!
「私たち実習生には偉そうなのに、恋愛じゃ臆病者なんですね!」
「文先生へのアタックも、高級翻訳院の試験だと思えばいいじゃないですか!今年ダメなら来年また受ければいい!」
いやー、痛快!言ってくれるぜ、喬菲!
口だけじゃなく、行動も早いのが彼女のすごいところ。家陽を無理やり引きずって花屋でバラの花束を買わせると、そのまま暁華の家の前へGO!
家陽が「おい、待て!」と止める間もなく、ピンポーン!とチャイムを鳴らしちゃうんです!
まさに暴走機関車!ナイスアシスト…!
…と、この時は誰もがそう思ったはず。
まさかの公開プロポーズ!地獄絵図の幕開け
ドアを開けた暁華は、バラの花束を抱えて固まる家陽を見て、中に招き入れます。
しかし、その部屋の中には…そう、あの嫌なヤツ、周南がいたんです!
気まずい空気が流れる中、周南は家陽に見せつけるように言います。
「僕は暁華を愛してるんだ」
そして、ポケットから取り出したのは…ダイヤモンドの指輪!
喬菲の良かれと思っての行動が、最悪の事態を引き起こしてしまいました。
好きな人の家で、恋敵が自分の目の前でプロポーズ…。
バラの花束を抱えたまま、完全にフリーズする家陽。
ええええええ!?って声出ちゃいましたよ、私も。
まさに地獄絵図。家陽、可哀想すぎるだろ…!
という、とんでもないクリフハンガーで第8話は終了。
喬菲のせいで(おかげで?)、とんでもない修羅場に放り込まれた家陽。彼の恋は一体どうなっちゃうんでしょうか!?そして、この一件で喬菲と家陽の関係にも変化が…?
『私のキライな翻訳官』第8話の感想
第8話は、登場人物たちの感情が複雑に絡み合い、物語が大きく動いた回でした。家陽の家庭問題が彼の性格に深く影響していることが描かれ、彼の不器用な恋心と相まって、そのもどかしさには引き込まれます。特に、良かれと思って行動した喬菲の行動が、皮肉にも最悪の事態を招いてしまう展開は見事でした。コメディタッチで進む場面と、シリアスで胸が痛む場面の緩急が絶妙で、キャラクターそれぞれの立場や想いを考えさせられます。人間関係の難しさと恋愛のままならなさが濃密に描かれており、非常に見ごたえのある内容でした。
つづく