蘇有亮の死の真相は、婚約者・林小茵による過失致死だった。蘇有亮の心変わりに絶望した林小茵が、衝動的にタリウムを盛ってしまったのだ。しかし、事件は単純な痴情のもつれでは終わらない。蘇有亮の死の直前まで一緒にいた安陸然の不可解な行動、そして彼女の背後にちらつく違法な臓器移植ビジネスの影…。沈翊(シェン・イー)と杜城(ドゥー・チョン)俳優:は、安陸然と、彼女が深く関わる華安医療センター、さらにその連絡役である唐可盈へと捜査の網を広げていく。しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、想像以上に根深く、巨大な陰謀だった。
「猟罪図鑑 シーズン2」あらすじネタバレ24話
明かされた毒殺の悲しい真相…愛が憎しみに変わる時
前回、蘇有亮(スー・ヨウリャン)の部屋から牛の血と解毒剤に使われるプルシアンブルーが見つかり、彼が自身の中毒を知りながら犯人をかばっていたことが判明しましたよね。一体誰が、そしてなぜ…?その疑問に、我らが沈翊(シェン・イー)が鋭く切り込んでいきました。
沈翊(シェン・イー)は、蘇有亮のタトゥーに隠された意味を解き明かし、再び林小茵(リン・シャオイン)のもとへ。最初はただの恋愛相談を装っていましたが、巧みな話術で林小茵の心の奥底に隠された闇を暴き出します。そう、蘇有亮が安陸然(アン・ルーラン)に心惹かれ、裏切られそうになったと感じた林小茵が、嫉妬と絶望から蘇有亮の飲み物に毒を…!
もちろん林小茵は必死に否定しますが、沈翊(シェン・イー)が見せたタトゥーの図案が決定打に。三叉戟(さんさげき)…それは忠誠と、裏切りに対する罰を意味する永遠の誓い。さらに蔣峰(ジャン・フォン)(ジャン・フォン)の捜査で、林小茵の親友が化学系の大学院生で、彼女が研究室に出入りし、タリウム塩を購入・使用したデータまで出てきたんです!そしてついに、林小茵の自宅の水晶玉からタリウム塩が発見され、動かぬ証拠を突きつけられた彼女は、ついに罪を認めました。
彼女は蘇有亮を傷つけるつもりはなかったと涙ながらに語りますが、結果的にタリウム中毒で弱っていた蘇有亮は、媚薬の過剰摂取による心筋梗塞で帰らぬ人に…。愛する人を自らの手で死に追いやってしまった林小茵の悲痛な叫びが、胸に突き刺さりましたね…。
新たな謎…安陸然の不可解な行動と闇組織の影
しかし、事件はこれだけでは終わりません!杜城(ドゥー・チョン)俳優:は、蘇有亮が心筋梗塞で苦しんでいた時、すぐそばにいたはずの安陸然がなぜ気づかなかったのか、という疑問を抱きます。普通、あんなに苦しんでいたら物音くらいするはずなのに…。まさか、安陸然が何かを隠している…?
案の定、安陸然の周辺を洗い直すと、不審な点が次々と浮かび上がってきます。蘇有亮が亡くなった夜、彼女はなぜか海辺の個人経営のスーパーでタバコを購入。さらに、その同じ夜、海警が密航船を拿捕し、その船がなんと違法な臓器移植ビジネスに関わっていたという情報まで!まさか、蘇有亮の死とこの闇ビジネスが繋がっている…?
沈翊の神眼発動!科学の力で真相に迫る
ここでまたもや沈翊の天才的な観察眼が光ります!救急隊員のボディカメラ映像に映っていた安陸然の服の色に着目。その服は草木染めのウコン色で、アルカリで赤く、酸で黄色に戻る特殊な性質を持っていたんです。服に残っていた黄色い痕跡から、彼女が海水に触れた後、酸性の環境にいたと推理。そして、事件当日に酸性農薬が散布された庭園があったことを突き止めます。
沈翊がその庭園に駆けつけると、そこには安陸然を尾行していた杜城(ドゥー・チョン)俳優:と蔣峰(ジャン・フォン)の姿が!しかし、残念ながら安陸然の違法行為を直接押さえることはできませんでした。うーん、惜しい!
華安医療センターの闇…唐可盈という女
上層部も、この事件の背後に潜む華安医療センターの闇の深さを察知し、張(ジャン)局長長自ら杜城(ドゥー・チョン)俳優:に指示を出します。捜査の突破口として浮上したのは、華安医療センターと凱莱(カイライ)生物研究院の連絡役を務める唐可盈(タン・クーイン)という女性。しかし、この唐可盈、なかなかの曲者で、何を尋ねても「知らない」の一点張り。
そんな中、安陸然は国外逃亡を企て、唐可盈に胚遺伝子編集に関する極秘データと実験成果を持ち出すよう指示します。その夜、唐可盈は研究院に忍び込みますが、そこには沈翊が…!データの盗み出しは未遂に終わりますが、沈翊の説得にも耳を貸さず、彼女は黙って立ち去るのでした。一体、彼女は何を隠しているのか?そして、華安医療センターが関わる巨大な陰謀とは何なのか!?
『猟罪図鑑Ⅱ』第24話 感想
今回の第24話は、一つの事件が解決したかと思いきや、さらに大きな謎が顔を覗かせる、非常に見応えのある回でした。林小茵が蘇有亮を手にかけた動機には、愛憎が複雑に絡み合い、同情の余地も感じられ、胸が締め付けられる思いでした。彼女の涙ながらの告白は、事件の悲劇性を際立たせていたと思います。
一方で、安陸然の不可解な行動や、背後に見え隠れする華安医療センターと違法な臓器移植ビジネスの影は、物語に新たな深みを与えています。沈翊の鋭い観察眼と杜城の粘り強い捜査が、徐々にその核心へと迫っていく様子は、息を呑む展開でした。唐可盈という新たなキーパーソンも登場し、事件の全貌解明に向けて、どのように物語が動いていくのか、強い関心を抱かせる内容でした。
つづく