白燁(はくよう)は小豆子(しょうず)に皇宮を出るよう説得するが拒絶され、怒りから朝廷で「太子が笙东公主を愛し国が滅びる」という予言が成就すると告発する。魂の入れ替わりを疑われた小豆子は、柳焦元らに「妖女」と糾弾され追い詰められるが、崇文馆の苏若梅(そじゃくばい)らは小豆子の無実を信じようとする。皇后に捕らえられた小豆子に対し、南宮曜(なんきゅう・よう)は機転を利かせ、小豆子と自分の髪を切り「婚礼の儀が完了した」と宣言して場を収める。その後、投獄された小豆子のもとを南宮曜(なんきゅう・よう)が訪れ、一時的に宮殿の外へ逃がす計画を伝える。

「怪盗ときどきプリンセス」あらすじネタバレ21話

白燁(はくよう)、愛ゆえの暴走?悲痛な叫びと裏切りの序章

まずは白燁(はくよう)さんよ。もうね、彼の小豆子(しょうず)ちゃんへの想い、痛いほど伝わってくるんだけど、それがちょっとこじれちゃってる感じなのよね。何度も小豆子(しょうず)ちゃんに「一緒に宮殿を出よう」って懇願するんだけど、小豆子ちゃんは「私が国を危うくするなんてありえない!それに太子様を愛してるの!」って一点張り。そりゃそうだよね、いきなりそんなこと言われてもって感じだし。でも、白燁(はくよう)さんからしたら、自分の想いは全く届かず、あげく「あなたなんて眼中にない」って言われたようなもん。プライドもズタズタ、愛も届かず…そりゃあ、ねぇ?

天機府に戻った白燁(はくよう)さん、もう怒り心頭!「誰も俺の言うこと聞かないなら、こっちだって容赦しねえぞ!」って感じで、とんでもない行動に出ちゃうの。太子・南宮曜(なんきゅう・よう)が朝議に出てる真っ最中に、なんと喪服姿で乱入!そして、あの不吉な予言…「太子が笙东公主を愛し、国が滅びる」ってやつね、あれがもうすぐ現実になるってぶちまけたのよ!梅丞相は「うちの娘が嫁ぐんだから関係ないだろ!」って反論するんだけど、白燁(はくよう)さんは「月灵珠で魂が入れ替わってるんだ!」って、もうメチャクチャ。南宮曜(なんきゅう・よう)は「嫉妬に狂ったか!」って一喝するんだけど、白燁(はくよう)さんも「過去の予言は全部当たっただろ!」って引かないの。いやー、このシーン、息するの忘れちゃったわ。

女たちの友情?意外な援軍と小豆子の孤立

一方、崇文馆では、小豆子ちゃんと梅玉扇(ばい・ぎょくせん)さんの魂入れ替わり説で持ちきり。普段は小豆子ちゃんのこと、あんまり良く思ってない苏若梅(そじゃくばい)さんや庄漾漾(そう ようよう)さんだけど、「さすがに太子様を殺そうなんて考えてないでしょ」って。意外と冷静なのよね、この人たち。単純な黄媛媛(こうえんえん)ちゃんまで「小豆子ちゃんにそんな武力ないって」って言い出して、なんとこの3人、皇后様に小豆子ちゃんの無実を訴えようって団結するの!昨日の敵は今日の友、ってやつ?ちょっと胸アツ展開じゃない?

でも、そんな仲間たちの動きも虚しく、柳焦元ってヤツが役人たちを扇動して、「妖女を処刑しろー!」って東宮の前で大騒ぎ。部屋に閉じ込められてる小豆子ちゃん、外の罵声を聞いてもう我慢の限界!「両親は殺されて、今度は私が罪を着せられるなんて!」って、部屋の高級品を片っ端から叩き壊して怒りをぶちまけるの。わかる、わかるよその気持ち!

太子の愛の深さ!傷ついた小豆子と衝撃の「婚礼」

香炉を壊そうとした拍子に腕を切っちゃって、「痛いー!」って叫ぶ小豆子ちゃん。そこに左左(ささ)さんが駆けつけて、すぐに南宮曜(なんきゅう・よう)に報告。飛んできた南宮曜(なんきゅう・よう)、自ら小豆子ちゃんの手当てをするんだけど、もうね、その優しさがたまらないのよ!小豆子ちゃんは「いっそ殺してよ!こんな風に閉じ込めるなんて!」って当たり散らすんだけど、南宮曜(なんきゅう・よう)は「君のためを思ってやってるんだ、分かってくれ」って…。切ない、切なすぎるわこの二人!

大臣たちはまだ門の外で騒いでるし、裴统领が皇后様の命令で小豆子ちゃんを捕まえに来ちゃうしで、もう大ピンチ!太子は冬西(とうせい)さんと一緒に「俺に逆らうやつは許さん!」って立ちはだかるんだけど、そこに皇后様ご本人が登場。さすがに皇后様には逆らえず、小豆子ちゃんは連れて行かれちゃうの…。

華彩殿での尋問シーン、もう見てるこっちがツラい。皇后様に「太子に近づいた魂胆は何だ!」って問い詰められても、「私は悪くない!善悪の区別もつかないのね!」って強気の小豆子ちゃん。ビンタされても罪を認めない姿に、南宮曜(なんきゅう・よう)が駆けつけるんだけど、そこでとある役人が「太子を廃して八王爷を次の君主に!」なんて言い出す始末。いやいや、空気読んで?でもね、ここからの南宮曜(なんきゅう・よう)がすごかった!「八王爷じゃ汚職役人を抑えられない。国のためには俺が必要だ」ってキッパリ。そして、おもむろに衛兵の剣を抜いて、小豆子ちゃんの方へ…!え、まさか…!?って息を飲んだ瞬間、南宮曜(なんきゅう・よう)は小豆子ちゃんの髪を一房切り取って、自分の髪も切って、それを一つに合わせたの!そして楠北(なんぼく)さんが高らかに「これにて婚礼の儀、完了!」って宣言!ええええええ!?何この展開!?もうビックリしすぎて、口あんぐりよ。

一時の別れ?牢獄の小豆子と太子の次なる一手

大騒動の後、小豆子ちゃんは結局、大牢に入れられちゃうんだけど、そこに苏若梅(そじゃくばい)さんたちが面会に来てくれるの。このシーン、ちょっとジーンときちゃった。敵対してたはずの人たちが、心配して来てくれるなんてね。

そして、みんなが帰った後、再び南宮曜(なんきゅう・よう)が現れるの。「とりあえず宮殿の外に逃がして、ほとぼりが冷めるのを待とう」って。やっぱり最後まで小豆子ちゃんを守ろうとするのね、太子様!愛だわ、愛!

いやー、本当に濃密な21話だったわね!白燁(はくよう)さんの暴走、女たちの意外な友情、そして何より南宮曜(なんきゅう・よう)の愛の深さと奇策!小豆子ちゃんは無事に宮殿を脱出できるのか?そして、この偽装(?)婚礼の行方は?

『怪盗ときどきプリンセス』第21話、見終わった後のこの胸の高鳴りは一体何でしょう!白燁(はくよう)の行動には正直驚きを隠せませんでしたが、それ以上に小豆子に向けられる逆風の強さに心が痛みました。彼女の潔白を信じようとする苏若梅たちの動きには、少しだけ救われた気持ちです。

そして何と言っても南宮曜(なんきゅう・よう)!あの状況で、あのような大胆な行動に出るとは…。彼の小豆子への想いの深さと、国を守ろうとする気概がひしひしと伝わってきました。あの「婚礼」のシーンは、息をのむほどの衝撃でしたね。

小豆子がこれからどうなってしまうのか、そして南宮曜(なんきゅう・よう)の次なる一手は何か、考え始めると他のことが手につきません。物語が大きく動いた今回、続きが気になって仕方がない、そんな濃密な一話でした。

つづく