太子妃になることを拒む小豆子(しょうず)は、南宮曜(なんきゅう・よう)に決別を告げる。その頃、皇帝の病状を案じた役人たちは保身に走り始める。宮殿からの脱出に失敗した小豆子は父・梅丞相に叱責され、本物の梅玉扇(ばい・ぎょくせん)は父への失望を深める。星釈(せいしゃく)の助けで出宮の準備が進む中、星釈と梅玉扇の想いが明らかになる。一方、白燁(はくよう)も南宮曜に二人の結婚を阻止するよう進言し、小豆子への想いを告白。南宮曜は凌霄(りょうしょう)を尋問し、ついに小豆子と笙東公主の入れ替わりの真実を知る。衝撃の事実に苦悩する南宮曜だが、小豆子への愛を再確認し、誰にも渡さないと決意。小豆子は東宮に監禁され、事態は緊迫の度を増していく。

「怪盗ときどきプリンセス」あらすじネタバレ20話

まず冒頭から、小豆ちゃんが南宮曜(なんきゅう・よう)に「太子妃なんてなれません!」って、きっぱり言い放つのよ。皇后が決めたことだから簡単に変えられない、逆らえば打ち首よ!?って南宮曜(なんきゅう・よう)は言うんだけど、小豆ちゃんは「首を斬られても無理!」の一点張り。雨がザーザー降る中、持病もある小豆ちゃんのあまりの頑なさに、南宮曜はショックで倒れそうになるくらい…。理由も言えない小豆ちゃんに、南宮曜は「もうお前とは終わりだ、二度と会わない!」って、悲しい決別を告げるの…。切なすぎるでしょ、このシーン!

一方、宮中では皇后が太子妃を立てて沖喜(おめでたいことで悪い気を払うこと)をしようとしてるって噂が広まって、柳焦元の息のかかった役人たちはビクビク。「皇帝、もしやご病気が…?太子が即位したら、俺たちの悪事バレるんじゃ…」って、柳焦元から距離を置こうと画策し始めるのよ。世知辛いわねぇ。

小豆ちゃんはこっそり宮殿を抜け出そうとするんだけど、衛兵に見つかって失敗。そこへ、娘に会いに来た梅丞相が登場。でもね、小豆ちゃんが「結婚したくない」って言ったら、梅丞相は「兄さんたちのことを考えろ!わがまま言うな!」って激怒。それを聞いてた本物の梅玉扇(ばい・ぎょくせん)は「やっぱり私はお父様にとって、お兄様たちのための道具なのね…」って心を痛めて、小豆ちゃんに「お父様をお見送りして」って追い出しちゃうの。梅玉扇(ばい・ぎょくせん)の気持ち、わかるわぁ…。

梅丞相が帰った後、今度は宋公公(そうこうこう)が宝箱を持ってきて「以前は失礼しました~」って媚びへつらってくるのよ。太子妃に決まった途端、この手のひら返し!梅玉扇は「これからこういう人がもっと増えるわよ」って冷静に小豆ちゃんに告げるの。さすが、酸いも甘いも噛み分けたお嬢様ね。

そんな中、星釈(せいしゃく)が小豆ちゃんの脱出計画をほぼ整えて再会。でも星釈(せいしゃく)は、小豆ちゃんよりも梅玉扇のことを気にかけてるの。「もし小豆子(しょうず)が出宮した後、梅玉扇が一人で宮中に残りたくないなら、自分が梅家に事情を説明する」って言うのよ。そしたら梅玉扇、「私も両親に道具扱いされてきたから、梅家に未練はないわ。あなたたちと一緒に行く」って!もうね、ここで星釈が梅玉扇の手をギュッ!え、あなたたち、いつの間にそんな関係に!?って小豆ちゃんもびっくりよ。部屋に飾られた南宮曜の肖像画を見つめる小豆ちゃん…運命のいたずらって、こういうことなのね…。

白燁(はくよう)も南宮曜に「二人を結婚させるな!」ってまたまた釘を刺しに来るの。南宮曜が理由を問い詰めても、白燁(はくよう)は頑なに口を閉ざすばかり。「お前も小豆子(しょうず)が好きなのか?」って南宮曜に聞かれた白燁、「そうだ」って自分の気持ちを認めるんだけど、「でも結婚に反対するのは私情からじゃない!」って断言するのよ。うーん、一体何があるっていうの!?

小豆子も白燁も結婚に反対するなんて、絶対何かある!って踏んだ南宮曜は、牢獄にいる凌霄を尋問。凌霄は白燁と秘密を守る約束をしてたんだけど、南宮曜が「白燁の命はないぞ」って脅すもんだから、ついに真相を話しちゃうの!なんと、数日前に白燁が暗殺しようとした相手こそ、笙東公主だったって!そして、南宮曜は二人が入れ替わっていたことを知り、小豆子の本当の正体に気づくのよ…!

幼い頃の予言が全部的中しちゃって、南宮曜はもうパニック寸前!太傅が言ってた通り、「人を好きになる気持ちは抑えられない」ってことを痛感するの。そして、小豆ちゃんのあの頑なな拒絶こそが、自分への真心の表れだったんだって気づくのよ…。ああ、もう、なんてこった!

崇文館の学堂にいた小豆ちゃんは、突然連れ去られて東宮に監禁されちゃう!星釈は「南宮曜が気づいたに違いない」と察して、まず梅玉扇を宮殿の外へ逃がすの。白燁も南宮曜が凌霄を尋問したと聞いて、全ての真相を悟ったと推測。「太子妃を別の人にして、王国の予言を打ち破ってください!それがダメなら、自分が小豆子を連れて遠くへ行きます!」って南宮曜に懇願するんだけど、南宮曜は「太子妃は変えない。誰にも小豆子を渡さない。国のことなんて、俺にはどうでもいい!」って言い切るのよ!うわー!南宮曜、愛に生きる覚悟、決まっちゃったのね!?

つづく