師爺殺しの真相を追う陸白(りくはく) は、林清秋(りんせいしゅう)に協力を依頼します。一方、鹿南一(ろくなんいつ)は盗墓事件の真犯人を炙り出すため、危険な賭けに出ます。“五人目の盗賊”の存在を匂わせる話本を書き、真犯人を挑発しようとしたのです。林清秋は危険すぎると反対しますが、鹿南一の決意は固く、二人は事件解決後の結婚を約束します。しかし、鹿南一が仕掛けた罠は、思いもよらぬ事態を招きます。夜、何者かの手によって鹿南一が誘拐され、林清秋は彼女の行方を追います。追跡の末、辿り着いたのは、郊外にある隠された洞窟。そこで林清秋は、事件の真相、そして驚愕の事実を目の当たりにするのでした…。
「鹿苑記~僕の生意気な彼女~」あらすじネタバレ20話
鹿南一(ろくなんいつ)の書いた刺激的な話本が街中で話題を呼ぶ中、林清秋(りんせいしゅう)との甘い時間も束の間、恐ろしい事件が二人を襲います!愛と復讐が複雑に絡み合い、衝撃の真実に辿り着く第20話、見逃し厳禁です!
恋の進展と忍び寄る影
師爺殺しの真相を追う陸白(りくはく) は、林清秋(りんせいしゅう)に協力を依頼。林清秋は快諾するものの、鹿南一(ろくなんいつ)の行動が気がかりでなりません。なんと彼女は、盗墓事件の真犯人を炙り出すため、大胆にも“五人目の盗賊”の存在を匂わせる話本を書き始めたのです!林清秋は危険すぎると反対しますが、鹿南一の決意は固く、民衆のためにも真実を明らかにしたいと訴えます。心配しながらも見守る林清秋は、事件解決後の結婚を約束し、鹿南一を安心させます。
夜市では鹿南一の話本は大人気。人々は五人目の盗賊について様々な憶測を口にします。林清秋は常に鹿南一の傍らに寄り添い、彼女を守り抜く決意を新たにします。その夜、二人は紅い紐で手首を繋ぎ、幼い頃に交わした「一生守り合う」という誓いを改めて確認し合います。甘いひと時を過ごしたのも束の間、林清秋は突如、何者かに仕掛けられた迷香によって深い眠りに落ちてしまいます。目を覚ますと、鹿南一の姿はどこにもなく…。
暴かれた真実と復讐の鬼
鹿南一の服に仕込んでおいた追跡粉を頼りに、林清秋は郊外にある隠された洞窟を見つけます。鹿南一もそこで目を覚ましますが、彼女の目の前には、死んだはずの季夏(きか)が嫁衣姿で横たわっていました。そして現れたのは、なんと長年老人の姿に身をやつしていた医者!仮面を剥がした医者は、愛する季夏(きか)への復讐を誓う男だったのです。
かつて、旅の医者だった彼は季夏の母を治療したことがきっかけで、季夏と恋に落ちます。しかし、身分の違いを理由に、季夏の父である太師は二人の仲を認めず、娘を権力者に嫁がせようとします。そこで二人は、季夏が死んだように見せかけ、墓から脱出させて駆け落ちする計画を立てます。しかし、墓を暴いた盗賊たちが季夏を棺の中で生き埋めにしてしまい、彼女は帰らぬ人となってしまったのでした。
真犯人との対峙、そして新たな謎
医者は鹿南一に「五人目の盗賊」の正体を問い詰めますが、鹿南一は冷静に、五人目の盗賊など存在せず、話本は罠だったと告げます。医者は逆上し、季夏の死を目撃したのかと詰め寄ります。鹿南一は盗賊たちの悪行を目にしたことを認めると、医者は復讐を果たしたと絶叫します。
その時、鹿南一が落とした手巾を手がかりに、林清秋が洞窟の入り口に辿り着きます。鹿南一は隙を見て、医者が盗んだ重要な玉佩について尋ね、さらに、自分が書いた話本が何者かによって改竄されていたことを指摘します。果たして、玉佩の行方は?そして、話本を改竄した真の黒幕とは?林清秋と鹿南一、二人の運命はいかに…!?
『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』第20話の感想
第20話は、息つく暇もない展開で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。特に、医者の正体が明かされるシーンは鳥肌もので、復讐の鬼と化した彼の悲痛な叫びに、胸が締め付けられる思いでした。愛する人を失った悲しみ、そして復讐心に取り憑かれた人間の狂気を、これほどまでに生々しく描いた演出は見事という他ありません。
鹿南一の話術と機転の良さも光っていました。話本を罠として利用し、真犯人を誘き出す彼女の知略には感服です。危険な状況でも冷静さを失わず、真相に迫ろうとする強い意志に心を打たれました。林清秋との絆もさらに深まり、紅い紐を繋ぎ合うシーンは、二人の強い信頼関係を感じさせ、とても感動的でした。
しかし、物語は更なる謎を提示し、幕を閉じました。改竄された話本、そして行方不明の玉佩。これらの手がかりが、今後の展開を大きく左右するでしょう。真犯人は本当に医者だけなのか?それとも、まだ他に黒幕が潜んでいるのか?様々な疑問が渦巻き、次回が待ちきれません。
つづく