また、付文淵が過去への執着を捨て、新たな人生を歩み始めたことも印象的でした。彼女の変化は、鹿南一(ろくなんいつ)や宮北音(きゅうほくおん)にも良い影響を与えているように感じます。そして、ラストシーンでの陸白(りくはく) 様の行動!林清秋(りんせいしゅう)への謝罪…一体何が起きたのでしょうか?二人の関係に変化の兆しが見えて、今後の展開がますます気になります。盗掘事件の真相、玉佩の盗難事件との関連性、そして陸白様と林清秋の関係…様々な謎が絡み合い、目が離せない展開に目が釘付けです。

「鹿苑記~僕の生意気な彼女~」あらすじネタバレ19話

あの憎たらしい鹿南一(ろくなんいつ)が、またしても事件に首を突っ込んで大騒ぎ!今回はなんと、盗掘犯の正体が明らかになるっていうんだから、一体どんなドタバタ劇が繰り広げられるのやら…さあ、一緒に覗いてみましょう!

あのいつも飄々としてる林清秋(りんせいしゅう)が珍しく真剣な顔で鹿南一(ろくなんいつ)に話しかけています。聞けば、盗掘犯の一味らしき4人組を目撃したという話。顔を隠していたからはっきりとは分からないけど、そのうちの一人が付けていた金符に見覚えがあったらしいんです。すると鹿南一、ハッとした顔で「師爺…!」。そう、あの陸白(りくはく) 様の側近、師爺が持っていた金符と同じものだったんです!まさか…まさか師爺が盗掘犯の一味!?二人は急いで師爺を探しますが、すでに屋敷にはおらず、姿を消していました。陸白(りくはく) 様もまさか自分の側近が…と、かなりショックを受けている様子。しかも師爺、昔「捻挫くらいならすぐに治る」なんて言ってたのを思い出して、まさか縮骨術の使い手だったのか…とさらに驚きを隠せない様子。

そして夜。一台の棺を乗せた馬車が街を駆け抜け、人々を郊外の荒れ地へと誘導します。そこには、なんと4つの棺が!恐る恐る棺を開けてみると…中には4体の遺体。なんと、行方不明になっていた師爺を含めた、盗掘団のメンバー全員だったのです!師爺の変わり果てた姿に、陸白様は悲しみに暮れ、言葉を失ってしまいます。宮北音(きゅうほくおん)は師爺の胸元から金符を見つけ、鹿南一はそれが盗掘犯が付けていたものと同じだと確認。林清秋(りんせいしゅう)は、盗掘団の首領が金符を身につけていたことを思い出し、まさか師爺が…と改めて驚愕します。雷羽(らいう)が遺体を調べると、師爺の関節は全て元に戻っていたことが判明。やはり縮骨術の使い手だったんですね…。

最近起きた玉佩の盗難事件と師爺の死。鹿南一はこの二つの事件に関連性があるのではないかと疑い始めます。林清秋は師爺の胸元に金符を戻し、陸白様は自ら師爺に白い布をかけ、静かに悲しみに耐えている様子。師爺の形見を握りしめながら、陸白様は鹿南一に幼い頃の辛い記憶を語り始めます。孤独だった幼少期、唯一無償の愛で彼を守ってくれたのが師爺だったと。盗掘という罪は消えないけれど、師爺は都で10年間善行を積み、残りの人生で罪を償おうとしていたのだと。鹿南一はそんな陸白様に、師爺の仇を討つためにしっかりしろ、と励まします。そこに駆けつけた聞若夕(ぶんじゃくせき)も、悲しみにくれる陸白様を優しく支えます。

鹿南一が屋敷を出ると、そこには林清秋が待っていました。一方、付文淵は宮北音(きゅうほくおん)に鹿南一の新婚祝いの準備を頼み、ついに現実を受け入れ、宮北音にも幸せを見つけるようにと告げます。街では「女鬼の祟り」の噂が広まっており、二人は被害者の無念を晴らすべく、事件の真相究明に乗り出します。付文淵は旅立つ前に鹿南一から餞別を受け取り、新たな人生を歩み始めます。彼女の吹っ切れた様子に、鹿南一もホッと胸をなでおろします。

そして物語はクライマックスへ!なんと陸白様が林清秋を探しているではありませんか!また一悶着あるのかと思いきや…陸白様は林清秋に深々と頭を下げ、謝罪したのです!一体何が!?この予想外の展開に、林清秋もただただ驚くばかり…。

『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』第19話の感想

第19話は、これまで謎に包まれていた師爺の正体が明らかになり、物語が大きく動いた回でした。まさか陸白様の最も信頼する側近が、かつての盗掘犯の首領だったとは…衝撃の展開に息を呑みました。師爺の死は、陸白様にとって大きな悲しみであり、同時に彼自身の過去と向き合うきっかけにもなりました。幼い頃、孤独だった陸白様にとって、師爺は父親のような存在だったのでしょう。師爺の罪は決して許されるものではありませんが、彼が償いをしようとしていたこと、そして陸白様との強い絆を感じ、胸が締め付けられる思いでした。

つづく