キャスト/登場人物一覧

沈在野(しんざいや) 役
リウ・シュエイー(劉学義)
祈国の若き左丞相。冷酷無比な性格で、目的のためには手段を選ばないことから「悪名高き宰相」として人々から恐れられている本作のヒーロー。敵国から和平のために嫁いできた聡明な公主・姜桃花(きょうとうか)を妻として迎えるが、当初は彼女の意図を疑い、冷徹な罠をいくつも仕掛けてその腹の内を探ろうとする。
実は卑しい生まれと偽っているが、その本名は謝敬安(しゃけいあん)であり、過去に一族を滅ぼされた壮絶なバックボーンを持つ。表向きは王の信頼を得る奸相を演じながら、裏では一族の汚名をそそぐ復讐と国家の平穏のために、孤独な権力闘争に身を投じている。互いの真意を隠した「偽りの夫婦」として始まった姜桃花とは、宮廷の陰謀を共に乗り越える中で、図らずも深く愛し合うようになっていく。
冷徹な仮面の裏に壮絶な過去と一途な情熱を隠した、リウ・シュエイーの真骨頂とも言える“美しき復讐者”です。疑心暗鬼の冷酷な眼差しが、ヒロインへの愛によって徐々に甘く切なく変化していく極上のギャップから目が離せません。

南風意(なんふうい) 役
アラン・ユー(于朦朧)
大理寺正(裁判官)でありながら、強力な密法を操る孤高の捉妖師(妖怪ハンター)。一見すると冷徹でぶっきらぼうなツンデレ性格ですが、ある陰謀に巻き込まれたヒロイン・夢西洲(むせいしゅう)と出会ったことで運命が動き出します。自身の真の捉妖の実力を隠すため、あえて彼女と「女師男徒(女性が師匠、男性が弟子)」という風変わりなバディを結成し、共に怪事件を解決しながら不器用な愛を育んでいきます。
その本名は白澤意(はくたくい)であり、かつて滅ぼされた白澤一族の汚名をそそぐため、失われた秘宝《山海図》を捜し求めるという壮絶なバックボーンを背負っています。しかし、彼が並外れた功力を発揮できる理由、そして捜し求める《山海図》の裏には、かつて彼の父親が息子の命を救うために交わした残酷な取引の秘密が隠されており、それが最愛の夢西洲とのあまりにも切ない宿命の対立へと繋がっていくことになります。
心を閉ざした氷の美男子が、ヒロインへの深い愛と過酷な宿命の間で激しく葛藤する姿が視聴者の胸を締め付けます。于朦朧(アラン・ユー)の持つ圧倒的な気品と麗しい古装姿が、悲劇的なヒーローの美しさを極限まで引き立てている珠玉のキャラクターです。

北宮朔(ほくきゅうさく) 役
ウー・ジュンユー(呉俊余)
大洲国の皇太子であり、皇帝から最も重んじられている正統な後継者。高貴な身分でありながら「生きとし生けるものはすべて平等」という尊い信念を持つ、純粋で情に厚い青年です。少し熱血で中二病気質なところがあり、ヒロインの夢西洲(むせいしゅう)を「神女」と信じ込んで熱烈に追いかけますが、決して自分の想いを無理強いはせず、彼女の最も頼れる味方として物語を明るく照らします。
私生活では小説(話本)を愛読し、名家の絵画を収集しては物語の登場人物にどっぷりと没頭してしまうという、風変わりでオタク気質なバックボーンを持っています。しかし、夢西洲が絶体絶命の危機に陥ったときには皇太子としての実力を発揮し、不当な運命から全力で彼女を保護します。後半のシリアスな展開では、彼女が悪妖・渺雲(びょううん)を打ち破るために不器用ながらも命懸けで戦う、頼もしい男気を見せてくれます。
高貴な皇太子でありながら、コミカルで愛らしい親しみやすさと、大切な人を守るための確かな強さを兼ね備えたギャップが最大の魅力です。呉俊余(ウー・ジュンユー)の端正なビジュアルが、気品溢れる中二病という唯一無二のキャラクターを見事に立体化させています。

杜月怜(とげつれん) 役
ジョン・リーリー(鐘麗麗)
天師府の府尊・杜風雷のひとり娘であり、数々の捉妖法器を巧みに操る卓越した能力を持った捉妖師です。非常に頑なで決然とした性格の持ち主で、捉妖の腕前は群を抜いており、主人公の南風意(なんふうい)や夢西洲と出会ったことで、彼らが追う怪事件や運命の渦に深く巻き込まれていくことになります。
8歳の頃、父親の傘を使った母親が妖物に誤殺される悲劇を目の当たりにして以来、笑顔を失い、父親への確執と妖族への激しい憎悪を抱えて生きてきました。南風意たちとの交流を通じて父親と徐々に和解していきますが、宿敵の陰謀によって父親の身に起きたあまりにも残酷な異変を前に、決死の覚悟で悲痛な決断を下すことになります。やがて天師府の第二代府尊の座を継承し、民(蒼生)の平穏を守るために生涯を捧げる壮絶なバックボーンを背負っています。
冷徹で偏執的なまでに妖を憎む仮面の裏に、深い孤独と家族への愛憎を隠した、劇中で最も哀切な成長を遂げるキャラクターの一人です。鐘麗麗(ジョン・リーリー)の凛とした美しさと、過酷な運命に抗いながら大義を貫く痛々しいほどの熱演が見る者の胸を激しく揺さぶります。

司徒寒山(しとかんざん) 役
フォン・リージュン(馮荔軍)
朝廷の最高権力者である「右相」の地位に君臨し、物語の裏で暗躍する冷酷無比な黒幕。人間界の転覆と妖族の覇権を狙う巨大な陰謀を仕掛け、捉妖師の南風意(なんふうい)やヒロインの夢西洲の前に最大の宿敵として立ちはだかる、老獪で容赦のない策略家です。
その正体は、目的のためには手段を選ばない狡猾な鮫人(妖族)です。心から愛する主君「渺雲皇后(びょううんこうごう)」を支え、彼女の復讐劇を成功させるために自宮をも厭わなかったという、歪んだ愛と狂気のバックボーンを持っています。皇后の権力を借りて百官の姿を奪う計画に失敗した後も、他人の皮を剥ぎ取って別人に成り代わる邪悪な術を使い、執念深くさらなる陰謀を仕掛けていきます。
愛する者のために己のすべてを捨てて怪物へと身を落とした、哀しくも恐ろしい“悪の華”です。馮荔軍(フォン・リージュン)の妖艶な眼差しと、狂おしいほどの執着を秘めた冷徹な演技が、作品に圧倒的な緊迫感をもたらしています。

渺雲皇后(びょううんこうごう) 役
ホー・ホア(何花)
大洲国の皇帝の継后(二番目の皇后)であり、表向きは国母として温厚篤実な女性。前皇后の息子である皇太子・北宮朔(ほくきゅうさく)(ほくきゅうさく)を実の我が子のように慈しみ育てる完璧な賢后として慕われていますが、その裏には誰も知らない冷徹な素顔と野心を隠しています。物語では、宮廷を揺るがす巨大な陰謀の核心に位置し、主人公たちの前に立ちはだかる妖艶な存在です。
その正体は、強力な幻術を操り、他者を意のままに惑わすことに長けた冷酷な鮫人(妖族)です。幼少期に同胞である妖族が人間に惨殺され、凄惨な迫害を受ける悲劇を目撃したことが、彼女の深い復讐心の原動力となっています。朝廷を支配する右相・司徒寒山(しとかんざん)(しとかんざん)からは主従を超えた狂信的な愛を捧げられており、人間界を転覆させて妖族の世を築くという長年の悲願のために、すべての優しさを偽って生きています。
聖母のような微笑みの裏に底知れぬ狂気と哀切な過去を秘めた、悪役ながらも強く心を揺さぶるキャラクターです。何花(ホー・ホア)が魅せる、美しくも恐ろしい二面性の演技と、冷徹な策略家としての圧倒的な“悪の華”ぶりに注目です。

仁光(じんこう) 役
リー・ボーイエン(李柏言)
表面上は温厚で上品な佇まいを見せながらも、その実態は陰険で冷酷極まりない謎の存在。ヒロイン・夢西洲(むせいしゅう)の体内に寄宿する「副人格」のような存在であり、彼女の精神的な隙を狙って表舞台に現れます。幻術によって生み出された「心魔」として彼女に寄り添い、術を伝授しながら物語を大混乱へと導く危険な役割を担っています。
その正体は、先代妖王の死後に一縷の残魂として現世に留まっていた「妖王の残魂」です。夢西洲が次代の妖王であることを見抜いて彼女の体に潜み、彼女が南風意(なんふうい)(なんふうい)との愛に引き裂かれ、深い哀しみに暮れた瞬間を狙って蠱惑の術で肉体を支配します。長楽城の人間と妖族のすべてを地宮の幻境へ引きずり込み、自らの「理想の世界」を再建するために大虐殺を企てる恐るべき因縁を持っています。
端正な美貌の裏に底知れぬ狂気と執着を秘めた、ゾクッとするほど魅力的な悪役です。李柏言(リー・ボーイエン)が怪演する、ヒロインを甘く破滅へと誘う妖艶な「心魔」としての圧倒的な存在感と、冷酷な二面性のギャップから目が離せません。


