恋人ウェイ・ティエンとの誕生日デートを心待ちにするタン・シャシャ。しかし、予期せぬ出来事で二人の間に大きな溝が生まれてしまいます。一方、親友のリン・シーは難解な翻訳案件に直面し、その解決に奔走することに。恋愛と仕事、それぞれの壁に直面した彼女たちの奮闘を描きます。二組のカップルの対照的な一日が描かれる、見どころの多い回となっています。
「彼女は無敵な翻訳官」あらすじネタバレ25話
天国から地獄へ…シャシャ、波乱の誕生日
もうすぐ誕生日を迎えるタン・シャシャ。でも、恋人のウェイ・ティエンはタイミング悪く出張中…。もしかして私の誕生日、忘れちゃった?なんて不安がよぎる中、かかってきたのはなんと母親から!
「近くのレストランにいるの。今日、私の誕生日だからお祝いに来てちょうだい!」
…え、お母さんの誕生日?怪しさ満点ながらも、しぶしぶレストランへ向かうと、そこには案の定、見合い相手のチェン・ジーが!母親たちが必死に二人をくっつけようとする気まずい空気の中、シャシャの心はウェイ・ティエンからの連絡を待つばかり。
「彼氏がいるから」と見合い話を断固拒否するシャシャですが、お母さんは信じてくれません。「その彼氏って誰なの?どこの誰で年収はいくらなのよ!」と問い詰められて、もうウンザリ!
そんな最悪のムードを吹き飛ばすように、ついにウェイ・ティエンから電話が!
「レストランの予約メール、届いた?」
なんとウェイ・ティエン、半月も前から超予約困難な高級フレンチをサプライズで予約してくれていたんです!「誕生日おめでとう」の言葉に、シャシャのテンションは一気に最高潮へ!もう、このツンデレっぷりがたまりませんよね!
待ちぼうけのレストランと、衝撃の事実
ウキウキ気分でレストランへ向かったシャシャ。しかし、いくら待ってもウェイ・ティエンは現れません。電話もつながらず、レストランは無情にも閉店時間に…。
不安に駆られて彼の家へ向かうと、管理人さんからは「一日中見ていない」との言葉。もう、心臓が張り裂けそう!その時、やっとウェイ・ティエンから着信が。
「病院にいるんだ」
まさか彼に何かあったの!?と血の気も引く思いで病院へ駆けつけたシャシャ。しかし、そこで見たのは、病室で付き添いをするウェイ・ティエンの姿でした。病気なのは彼ではなく、彼の亡き戦友のお母さんだったのです。
事情は分かれど、自分の誕生日を忘れられ、大事な約束をすっぽかされたシャシャの怒りは爆発!「なんで連絡くれなかったの!」と、悲しみと怒りでいっぱいになってしまうのでした。
雨降って地固まる!不器用な愛のカタチ
ウェイ・ティエンとの大ゲンカの末、親友のリン・シーに「一方的な愛情って、長続きしないのかな…」と弱音を吐くシャシャ。
そんな彼女に、リン・シーは「ウェイ・ティエンは一度好きになったら、すごく一途な人よ」と、冷静ながらも温かいアドバイスを送ります。さすが、頼れる親友!
そこに、ウェイ・ティエン本人が登場。彼は、自分の命の恩人である戦友とその母親への想いを、誠実に語り始めます。彼を助け、世話をしてくれた戦友の母親の手術を、どうしても放っておけなかった、と。そして、シャシャのために手作りしたブレスレットを渡し、「事前に連絡しなかったことは、本当に悪かった」と心から謝罪するのでした。
彼の不器用だけど真っ直ぐな想いを理解したシャシャ。そして、ウェイ・ティエンはシャシャを背負って、夜の山頂へ!そこにはなんと、2時間前に彼が用意したバースデーケーキが!
「俺は口下手で、これからも間違えるかもしれない」
そう言うウェイ・ティエンの手を、シャシャはそっと握ります。「もう、何も言わなくていいよ。全部わかってるから」。すれ違いを乗り越え、二人の絆はさらに深く、固く結ばれたのでした。いやー、感動的な仲直りでしたね!
一方その頃…天才リン・シーの閃き!
さて、ところ変わって、我らがヒロイン、リン・シーの職場ではちょっとした事件が。あるクライアントの翻訳原稿が、なぜか2回も差し戻されてしまいます。
頭を悩ませたリン・シーは、図書館で資料を徹底的に調査。もちろん、その隣にはそっと寄り添うシアオ・イーチョンの姿が。この二人の静かで知的な空気感、本当に素敵です。
そしてついに、リン・シーは原因を突き止めます!なんと、クライアントのボブ氏は「左右対称」をこよなく愛する強迫症の持ち主だったのです!リン・シーが原稿のフォーマットを左右対称に修正したところ、一発でOKに!この鮮やかな問題解決能力には、同僚もすっかり感服した様子でした。
次回への新たな波乱の予感…?
物語の最後には、リン・シーの祖父から、一家を誕生日の宴に招く自筆の招待状が届きます。なんだか、ここでも一波乱ありそうな予感がプンプンしますね!
『彼女は無敵な翻訳官』第25話の感想
第25話は、タン・シャシャとウェイ・ティエンのすれ違いが中心でした。誕生日を巡る誤解から大きな喧嘩に発展する様子は、見ていてとても心が痛みました。しかし、ウェイ・ティエンの不器用ながらも誠実な愛情が伝わる場面は感動的で、二人の絆が深まったことに安心しました。一方で、リン・シーが翻訳の難題を鮮やかに解決する姿も印象的で、物語に良いアクセントを加えていました。二つのカップルの対照的なエピソードが巧みに描かれた回でした。
つづく