リン・シー(林西(リン・シー))とシアオ・イーチョン(肖一成(シアオ・イーチョン))の恋の行方も気になるところですが、今回はリン・シーの家族に渦巻く、30年にも及ぶ確執がついに火を噴きました…。
それでは早速、ネタバレ全開で第26話の修羅場を振り返っていきましょう!
■揺れる心と、イーチョンの神アシスト
物語は、リン・シーが一日中上の空なところから始まります。その原因は、なんと30年間も会っていない祖父・高先生(ガオ先生)から届いた80歳の誕生日パーティーの招待状。母親と祖父の間の深い溝を知っているだけに、行くべきか行かぬべきか、心が千々に乱れるリン・シー。そりゃ悩みますよね…。
そんな彼女の心を優しく解きほぐしたのが、我らがシアオ・イーチョン!
「思い出の香りだよ」なんて言いながら、大学時代に二人を繋いだ手作りの香りをリン・シーに嗅がせるんです。もう、この時点でイケメンすぎ!
でも、ただロマンチックなだけじゃないのがイーチョン。彼は、リン・シーの母親・高文麗(ガオ・ウェンリー)の書斎で、祖父の家と同じ香りがしたことに気づいていました。「君のお母さんも、おじいさんのことをずっと思ってるんじゃないかな」と、母親の本当の気持ちを確かめるよう、そっと背中を押してあげるんです。洞察力、半端ないって!
■母が明かした「30年の確執」の真相
イーチョンの言葉を受け、母親に招待状を見せるリン・シー。父親の林大勇(リン・ダーヨン)は「行くべきだ!」と乗り気ですが、当の本人である母親は複雑な表情…。
そして、夫にだけ、これまで胸に秘めてきた衝撃の真実を打ち明けます。
若い頃、翻訳家として輝かしい未来を夢見ていた彼女。しかし、血のにじむような努力で翻訳した李白の詩集を、実の姉・高玲(ガオ・リン)に手柄を横取りされ、姉の名前で出版されてしまったというのです。ひどすぎる…!これが、30年にも及ぶ確執の始まりでした。
真相を知った夫は「そんな奴の誕生会、行かなくていい!」と激怒しますが、母親の決意は固かった。
「いいえ、行くわ。私があの人と結婚して、どれだけ幸せか、父に見せつけてやるの!」
この強さ、カッコよすぎます!こうして一家は、決戦の地(?)厦海へと向かうのでした。
■波乱の幕開け!地獄の誕生日パーティー
パーティー当日。会場に着いたリン・シーたちを待っていたのは、案の定、意地悪な叔母・高玲(ガオ・リン)の洗礼でした。「貴賓が来るから」と、リン・シーと父親を隅っこの席に追いやる始末。性格悪すぎでしょ!
さらに、その「貴賓」というのが、なんとイーチョンのご両親!高玲は、自分の娘(?)の譚莎莎(タン・シャシャ)とイーチョンをお見合いさせようと企んでいたのです。
イーチョンは「高先生(ガオ先生)の孫娘」と聞いて、てっきりリン・シーのことだと思いウキウキで席に向かいますが、そこにいたのは見知らぬ譚莎莎(タン・シャシャ)。ガッカリしたイーチョンがリン・シーを見つけ、駆け寄ろうとしたその時…!父親に呼び戻され、二人は引き離されてしまいます。もどかしい!
■イーチョン、愛の爆弾投下!そして悲劇へ…
高玲がしつこくイーチョンと譚莎莎をくっつけようとしていると、衝撃の事実が発覚します。なんと高玲は、周りの人々に「父の娘は私一人だけ」と嘘をついていたのです!
その言葉に、ついにリン・シーが動きます。しかし、それよりも早かったのが…そう、シアオ・イーチョン!
彼はスッと立ち上がると、会場にいるすべての人々に向かって、こう言い放ちました。
「彼女は、僕の恋人です」
キターーーーーーーッ!
最高のタイミングでのヒーロー宣言!痺れましたね!
面子を潰され逆上した高玲は「人の彼氏を奪って!」とリン・シーを罵倒。しかし、リン・シーも黙ってはいません!「30年前の詩集の話、ここで全部ぶちまけましょうか!」と反撃開始!
二人の激しい口論、暴かれる過去の裏切り…!
華やかだったパーティー会場は、一瞬にして凍りつきます。
そして、そのあまりのショックに、主役であるはずの高先生が、その場で意識を失い倒れてしまうという、最悪の結末を迎えてしまうのでした…。
一体どうなっちゃうの!?おじいちゃんは無事なの!?
そして、この地獄のような修羅場を乗り越えて、リン・シーとイーチョンの絆はさらに深まるのか…!?
『彼女は無敵な翻訳官』第26話の感想
第26話は、リン・シーの家族が抱える長年の確執が中心に描かれ、非常に見応えのある回でした。特に、母親が胸に秘めてきた過去の出来事が明かされる場面は、彼女の決意の強さに心を打たれます。パーティーでの緊張感は画面越しにも伝わり、シアオ・イーチョンがリン・シーを「恋人だ」と紹介するシーンは、物語の大きな転換点と言えるでしょう。高玲との対立が激化し、祖父が倒れるという衝撃的な結末には言葉を失いました。登場人物たちの感情が複雑に絡み合い、物語の深みが増したように感じます。
つづく