『彼女は無敵な翻訳官』、前回は宴会で一波乱ありましたが、今回はその後の物語。林西(リン・シー)と肖一成(シアオ・イーチョン)の絆がさらに深まる一方で、衝撃の事実も明らかに…!それでは早速、第27話のあらすじとネタバレに行ってみましょう!
嫉妬と心配…複雑な親心
宴会の後、高玲(ガオ・リン)はなんだかご機嫌斜め。娘の譚莎莎(タン・シャシャ)がやってくると、早速、林西(リン・シー)と肖一成(シアオ・イーチョン)の件を問い詰めます。
「あの肖一成(シアオ・イーチョン)って男、優秀なのにどうして林西(リン・シー)なんかと…」
もう、嫉妬と不満がダダ漏れです(笑)。譚莎莎(タン・シャシャ)は「肖一成は皆の前でハッキリ説明して男らしかったし、林西も悪くない!」と反論しますが、高玲は納得いかない様子。
さらに、譚莎莎(タン・シャシャ)から「彼氏ができたの」と打ち明けられると、相手は誰か、どこで働いているのかと質問攻めに!そのお相手が、なんと林西の部下である魏天(ウェイ・ティエン)だと知った高玲は、「身分が不釣り合いよ!」と猛反対。娘の幸せを願う親心なのでしょうが、ちょっと過干渉気味ですよね…。
深まる絆と、明かされた翻訳の秘密
一方、我らが林西と肖一成カップル。
宴会での一件で林西が落ち込んでいると思った肖一成は、優しくデザートに誘います。気分が乗らない林西に、「じゃあ明日の仕事帰りに、君のおじいさんに会いに行こう」と提案する肖一成、本当に気が利きますよね!
林西が「一人で行く」と素っ気なく返すと、自分が何か怒らせるようなことをしたのかと勘違いして、必死に謝り始めます。その慌てぶりに、思わず林西もプッと笑ってしまいました。この二人の空気感、本当に最高です!
そして夜食を食べながら、林西はついに核心に触れます。
「李白の詩集のこと、知ってる?」
肖一成が「高玲先生の代表作だろ?」と答えると、林西は衝撃の事実を告白します。
「あの本は、本当は私の母が3年もの歳月をかけて翻訳したものなの。でも、署名は高玲の名前だった…」
なんと…!高玲の輝かしい経歴の裏に、そんな秘密が隠されていたなんて。
肖一成は、宴会での高先生(ガオ先生)の様子から、何か言えない事情があるのだろうと察します。そして、高玲がずっと偉大な母の影に苦しみ、母のようになりたいのになれないコンプレックスを抱えているのではないかと、鋭く分析するのでした。
その言葉に、林西も自分の気持ちを重ねます。
「彼女の気持ち、わかる気がする。私も高家は嫌いだけど、おばあちゃんみたいな翻訳家になりたいって思ってるから…」
でも、と林西は続けます。
「私の方が彼女より幸せよ。だって、私にはどんな時もそばにいてくれるあなたがいるから」
きゃー!もう、最高の殺し文句!こんな風にお互いを理解し、支え合える関係、理想的すぎますよね。
泣き落とし作戦!程耀(チョン・ヤオ)のホテル脱出劇(未遂)
さて、場面は変わって、ホテルで怒りながら荷造りをする程耀(チョン・ヤオ)の元へ。
佟欣(トン・シン)の家から追い出され(?)、ホテルをチェックアウトしなければならないのですが、なんとか時間を稼ごうと必死です(笑)。
そこへ救世主(?)の彼特(ピーター)が登場!
「僕たちと離れたくないくせに!」と泣き落とし作戦を開始!程耀(チョン・ヤオ)がしぶると、「今すぐ佟欣(トン・シン)の秘書に電話して、あんたの新しい家を探してもらう!」と脅しをかける始末。この子、将来大物になりますね(笑)。
佟欣(トン・シン)が帰ってきても泣き芝居を続ける彼特。そこへタイミングよく林西と肖一成がやってきて、程耀の本心を見抜き、彼が佟欣の家に残れるようナイスアシスト!おかげで程耀は無事(?)残留決定。彼特も大喜びでした。この不器用な大人たちと、賢い子供の組み合わせ、なんだかほっこりします。
初々しいデートの結末は…?
新しいカップル、魏天(ウェイ・ティエン)と譚莎莎はバスケデートへ。しかし、炎天下で待ち続けた譚莎莎は、日光性皮膚炎を発症してしまいます!真っ赤になった顔を見て慌ててデートを切り上げる魏天(ウェイ・ティエン)。優しいけど、もうちょっと気を遣ってあげてー!
部屋で高玲に薬を塗られながらお説教される譚莎莎なのでした。
第27話は、林西の母親の翻訳を巡る衝撃の事実が明らかになり、物語が大きく動きましたね。そして、程耀と佟欣、魏天と譚莎莎、それぞれの恋模様からも目が離せません!
『彼女は無敵な翻訳官』第27話の感想
第27話は、林西と肖一成の関係がまた一歩深まった回でした。特に、肖一成が林西の心の内に寄り添い、彼女の抱える家族の問題を共に考えようとする姿勢が印象的です。一方で、高玲の代表作に隠された秘密という、物語の核心に迫る重いテーマも提示されました。この真実が今後の人間関係にどう影響するのか、非常に気になります。また、程耀や譚莎莎たちのサイドストーリーも、本筋の緊張感を和らげる良いアクセントになっていました。各キャラクターの感情が丁寧に描かれた、見応えのある内容でした。
つづく