翻訳官の林西(リン・シー)は、先日担当した発表会の仕事でクライアントから高評価を得る。しかし、そのクライアントである語譯科技のCEO・肖一成(シアオ・イーチョン)から、名指しでクレームが入ってしまう。クレームの真意を確かめるため、林西は直接肖一成に会って話をするが、彼は取り合おうとしない。二人の対話を通じて、彼らの間にある過去の因縁と、翻訳に対する根本的な考え方の違いが浮き彫りになっていく。
「彼女は無敵な翻訳官」あらすじネタバレ3話
今回もハラハラドキドキの展開でしたね!仕事一筋のクールな翻訳官・林西(リン・シー)と、AI翻訳会社の若きCEO・肖一成(シアオ・イーチョン)。どうやらただならぬ過去を持つらしいこの二人、第3話でついに因縁の再会(?)を果たします!
いやー、それにしても肖一成(シアオ・イーチョン)、大人げない!(笑)
今回のエピソードは、そんな彼の理不尽なクレームから幕を開けます。
まさかのCEO直々クレーム!その目的は…?
林西(リン・シー)がいつものように出社すると、同僚が血相を変えて駆け寄ってきます。なんと、先日、発表会で通訳を担当したクライアント「語譯科技」からクレームが入ったというのです!
しかも、クレームを入れてきたのは、なんとCEOの肖一成(シアオ・イーチョン)、本人!
発表会での林西(リン・シー)の仕事ぶりは、担当者の佟欣(トン・シン)からもお墨付きをもらうほど完璧だったはず。一体何が不満だったのか…?
納得のいかない林西は、単身、語譯科技に乗り込みます。
そこで担当者から聞かされたのは、「クレームを取り下げてほしければ、肖一成を直接説得するしかない」という絶望的な言葉でした。
意地とプライドのぶつかり合い!
CEO室の前で待つ林西。しかし、肖一成は「会議中だ」の一点張りで、まともに取り合おうとしません。「いつ終わるか分からない」とまで言われ、普通なら諦めて帰りそうなものですが、ここで引き下がらないのが我らが林西!「何時間でも待ちます」と、静かな闘志を燃やします。
そんな林西の姿を監視カメラで見ていた肖一成、なんだかんだ言って気になるのか、部下に「あそこにいる人に水を一杯」なんて指示しちゃって…もう、ツンデレが過ぎる!(笑)
待っている間、林西は肖一成の部下から、彼が「AI翻訳機に“人間の意識”を搭載する」という無謀な開発に夢中になっていることを聞かされます。
これに対して林西は、「機械が人間の感情や文化の機微を完全に理解するのは不可能よ」と、プロの翻訳官としての持論を展開。実はこの会話、別室の肖一成に筒抜けだったのですが、皮肉なことに、林西のこの言葉が彼に「翻訳に“人格”を持たせる」という新しいアイデアのヒントを与えてしまうのです。
8年前の思い出の場所で…気まずすぎるディナー
林西の言葉にインスピレーションを得た肖一成は、彼女を夕食に誘います。もちろん、林西は断ろうとしますが、すかさず「クレームの件、大事にしたくないだろ?」と脅しをかける肖一成。うーん、やっぱり大人げない(笑)。
彼が林西を連れて行ったのは、なんと二人の母校。そして、8年前に二人でよく通ったという定食屋でした。
「ここも変わったな…」と昔を懐かしむ肖一成に対し、林西はあくまでクール。
「僕が満足する答えをくれたら、クレームを取り下げてやる」と、肖一成は再び「AIは人間の翻訳者に取って代われるか?」という永遠のテーマを突きつけます。
思い出の料理を前にしても、二人の間の空気は凍りついたまま。
頑固なまでに自分の考えを曲げない肖一成の姿を見て、林西は静かに、しかし力強くこう言い放ちます。
「あなたのその姿を見て、今、確信したわ。8年前に私がした選択は、人生で唯一、最も正しい決断だったって」
きゃー!8年前に一体何が!?
二人の間に横たわる深い溝と、謎に満ちた過去…。クレームの行方はもちろん、この二人の関係がどうなっていくのか、ますます目が離せませんね!
第3話の感想
第3話は、肖一成の大人げないとも思える行動と、彼の持つ翻訳への深いこだわりが印象的でした。林西の仕事を完璧だと評価する声がある中で、CEO自らがクレームを入れるという展開には驚かされます。しかし、その裏にはAI開発者としての彼の譲れない哲学があるようです。一方、どんな理不尽な状況でも冷静さを失わず、プロとして毅然と対応する林西の姿は格好良かったですね。8年前の出来事が二人の間に大きな壁を作っていることが示唆され、過去の因縁と現在の対立がどう交差していくのか、今後の展開が非常に気になります。二人のプロフェッショナルとしてのプライドのぶつかり合いから目が離せません。
つづく