捕らえられた部下・須達(しゅだつ)を救出するため、蘭陵王(らんりょうおう)は大胆な作戦を計画する。それは、花嫁行列に扮して敵国・周の城に潜入するというものだった。偶然その場に居合わせた雪舞(せつぶ)は、花嫁役として作戦に協力することに。しかし、城門では鋭い観察眼を持つ敵将・尉遅迥(うっちけい)が待ち構えていた。次々と投げかけられる質問に、雪舞は機転を利かせて切り抜けていく。果たして二人は無事に城へ入り、目的を果たすことができるのか。偽りの夫婦を演じる二人の間に、特別な感情が芽生え始める緊迫と愛の第4話。
「蘭陵王」あらすじネタバレ4話
いやあ、今回もすごかったですね!蘭陵王(らんりょうおう)の部下、須達(しゅだつ)を救出するための作戦が、まさか「偽りの結婚行列」だなんて、誰が想像できたでしょうか?
物語は、蘭陵王一行が花嫁行列に扮して、敵国・周の城に潜入するところから始まります。もちろん、花嫁役は我らが雪舞(せつぶ)! 蘭陵王の無茶な作戦に巻き込まれ、ドキドキしながらも花嫁を演じます。
城門では、案の定、周の将軍・尉遅迥(うっちけい)に怪しまれてしまいます。この尉遅迥がまた、切れ者でしつこい!次から次へと質問を浴びせかけ、行列のボロを出させようとします。絶体絶命のピンチ!と思いきや、ここで雪舞の機転が光ります。白山(はくさん)村で得た知識を総動員して、尉遅迥の疑いを一つ一つ見事に晴らしていくんです。この時の雪舞、本当にかっこよかった!
なんとか城内に入ったものの、尉遅迥の監視の目は光ったまま。彼らを完全に信用させるため、蘭陵王と雪舞は女媧廟(じょかびょう)で結婚の誓いを立てることに。
偽りの儀式のはずなのに、蘭陵王がひざまずき、真剣な眼差しで「生涯、そなたを大切にする」と誓う姿に、雪舞の心は大きく揺さぶられます。見ているこっちまで、胸がキュンとしてしまいました。これはもう、恋に落ちるしかないですよね。
無事に入城を果たした後、蘭陵王は雪舞の安全を第一に考え、彼女を村に帰そうとします。別れ際、彼は自分の大切な玉飾りを「旅費の足しに」と雪舞に渡すのですが、これが運命の分かれ道でした。
一人になった雪舞がその玉飾りを手に取ると、そこには「高長恭」の三文字が!
そう、あの温泉で出会った「四爺」こそ、おばあ様が言っていた運命の相手、戦神・蘭陵王その人だったのです!
彼がこれからどれほど危険な任務に挑むのかを悟った雪舞は、いてもたってもいられなくなり、彼を助けるために引き返すことを決意します。
その頃、蘭陵王は処刑寸前の須達を鮮やかに救出!しかし、城は完全に封鎖され、逃げ場を失ってしまいます。尉遅迥の軍に追い詰められ、まさに万事休すかと思われたその瞬間!
城のあちこちで、大きな爆発音が鳴り響きます。これは、雪舞が村の知識を活かして仕掛けた「爆竹」でした。突然の事態に周軍は大混乱!その隙をついて、蘭陵王たちは見事脱出に成功するのでした。
雪舞の勇気と知恵が、蘭陵王の絶体絶命の危機を救ったんですね。ただ守られるだけじゃないヒロイン、最高です!
『蘭陵王』第4話の感想
今回は、偽りの関係から本物の絆が芽生える過程が、非常に丁寧に描かれていた回でした。特に女媧廟での誓いのシーンは、偽りと知りながらも互いに惹かれ合う二人の心情が伝わってきて、胸が熱くなりました。蘭陵王の誠実な眼差しと、それに応えようとする雪舞の心の揺れ動きが印象的です。また、これまでの雪舞は天真爛漫な少女という側面が強かったですが、今回は彼女の聡明さと行動力が見事に発揮されました。ただ守られるヒロインではなく、知恵と勇気で自ら運命を切り開き、愛する人を助けようとする姿は、物語に深みを与えています。蘭陵王の正体を知った彼女が、これからどのように彼と関わっていくのか、二人の関係性の変化から目が離せません。
つづく