金童(きんどう)を欺くため、不仲を装う花溶(かよう)と秦尚城(しんしょうじょう)。その噂は皇太后の耳にも入り、二人の仲を心配した皇太后は一計を案じる。一方、二人の離縁を信じ込んだ金童は、花溶が持つという設計図を手に入れるため、新たな策略を持って彼女に接近する。花溶は金童の提案を逆手に取り、夫婦で仕掛けた大芝居はさらに危険な駆け引きへと発展していく。愛する人を守るため、そして国の平和のため、二人の知略と絆が試される。

「雲花のロマンス~一夜の花嫁2~」あらすじネタバレ23話

いやー、今回もハラハラドキドキの展開でしたね!金童(きんどう)を欺くために、花溶(かよう)と秦尚城(しんしょうじょう)が仕掛けた壮大な夫婦喧嘩の芝居。これがまた、とんでもない方向に話を進めていくんですよ。

おばあ様の愛あるお節介

まず、二人が離縁するっていう噂が、ついに皇太后(こうたいごう)の耳に入っちゃった!「二人が別れるなんて…」と心配のあまり倒れてしまったおばあ様。でもね、これが実は仮病だったの!花溶(かよう)と秦尚城(しんしょうじょう)が駆けつけると、すぐにピンピンしちゃって(笑)。「あなたたちを別れさせないためよ!」なんて、お茶目なんだから。

皇太后は、先祖代々の腕輪を花溶(かよう)にはめて、「これを外したら許さないわよ!」と一喝。この愛情たっぷりのお節介が、二人の作戦に思わぬ追い風を吹かせることになるんです。秦尚城(しんしょうじょう)はこれを逆手にとって、「監視の目を避けて花溶と会うために、おばあ様のお見舞いを口実に宮殿に部屋を用意してほしい」とお願い。もちろん、おばあ様は二人のために豪華な夫婦用の部屋を用意してくれるのでした。さすが、おばあ様!

金童、まんまと罠にはまる

一方、二人の離縁をすっかり信じ込んでいる金童。彼は、秦尚城が持っている(と彼が思っている)半分の設計図と、花溶が持つ残り半分を交換させようと企んでいると推測。そして、花溶のもとを訪れて探りを入れます。

「皇太后様にあんなに心配されて、心が揺らいだんじゃないか?」なんて、揺さぶりをかけてくる金童。でも、我らが花溶は一枚上手!「国益のためですもの。心は揺らぎませんわ」とキッパリ。さらに、「秦尚城から図面の交換を持ちかけられたけど、罠かもしれない…」と逆に相談を持ちかけるんです。

これに金童はニヤリ。「交換すればいい。ただし、渡すのは偽物だ」と提案します。彼の部下で、火器の専門家である武仁(ぶじん)に、本物そっくりの偽の図面を作らせるという計画。花溶はもちろん、この提案に「乗ったフリ」をします。

記憶の達人、海賊王の本領発揮!

そして、作戦実行の時。花溶と金童が見守る中、武仁が図面を写し始めます。ここで秦尚城の読みが的中!用心深い金童は、偽の図を作る前に、必ず二つの半端な本物の図を一つに合わせて確認するはず…。その一瞬こそ、完全な設計図の全貌が明らかになる唯一のチャンス!

金童は、花溶が一度見たものを忘れない特殊能力を持っていることを知っている可能性がありました。だから、この大役は夫である秦尚城が引き受けます。かつて海賊王として名を馳せた彼にとって、図を記憶することなんてお手の物!

武仁が二つの図を合わせた、まさにその瞬間。秦尚城は、そのすべてを目に焼き付け、完璧に記憶することに成功するのでした!いやもう、お見事!としか言いようがない、完璧な夫婦の連携プレーでしたね。

『雲花のロマンス~一夜の花嫁2~』第23話の感想

今回のエピソードは、夫婦の絆の深さと知略が光る、非常に見応えのある回でした。特に印象的だったのは、皇太后を巻き込んだ心温まる攻防です。離縁の芝居という緊迫した状況の中に、おばあ様の深い愛情が描かれることで、物語に温かみとユーモアが生まれていました。秦尚城と花溶が、皇太后の仮病をすぐに見抜き、逆にその状況を利用して作戦を進める姿は、二人の信頼関係の強さを改めて感じさせます。また、金童を欺くための花溶の演技力と、秦尚城の冷静な分析力と記憶力には感服しました。ただのアクションやロマンスだけでなく、こうした緻密な頭脳戦がこのドラマの大きな魅力だと再認識させられます。二人の作戦がこの先どこまで通用するのか、目が離せません。

つづく