今回は『青い恋 1996~少年バビロン~』の第12話。いや~、今回も友情と愛情がごちゃ混ぜになって、見てるこっちがハラハラしちゃったよ!さっそく、あらすじとネタバレいってみよう!
新年のお祝いムードから一転、波乱の幕開け!シャオルー、バイ・ラン、グアンナン、そして仲間たち6人で新年会を開いて、みんなで新年の抱負を語り合うんだけど…。ここでシャオルーが爆弾発言!なんと、「バイ・ランと一緒に上海へ行く」と宣言しちゃったのよ!
この言葉に一番ショックを受けたのが、シャオルーのお母さん。息子が彼女に「連れて行かれちゃう」って思い込んじゃって、部屋に引きこもって大騒ぎ。お父さんとシャオルーがなだめても効果なし。夜になってお父さんがこっそり説得しようとしたら、「息子を悪く言っていいのは私だけよ!」って逆ギレされる始末。お母さんの気持ちもわかるけど、ちょっと面白いよね(笑)。
一方、シャオルーの親友グアンナンも穏やかじゃない。シャオルーが上海に行くために大学受験の勉強を始めたことを「バカげてる」と一蹴。でも、実は仲間のチャンジャオも工場の先行きを案じて、こっそり受験勉強を始めてたんだ。シャオルーはそれを知って応援するんだけど、グアンナンは納得いかないみたい。
そんな中、シャオルーのお母さんはついにバイ・ランを呼び出して、「上海行きは絶対に後悔する」と釘を刺すの。でも、バイ・ランも負けてない。「若い時に無茶しない方が後悔する」ってキッパリ!強い女、カッコいい!
ここからがグアンナンの見せ場(?)。シャオルーを引き留めたい一心で、なんとフー親分とトラブルになったと一芝居打つの!まんまと騙されたシャオルーは、仲間と一緒に助けに駆けつける。煙幕まで使ってドタバタの救出劇を繰り広げた後、グアンナンは「お前がいないとダメなんだ!」と泣き落とし。さらに、「一緒にミルクティー店を開こう」と持ちかけて、シャオルーは友情にほだされてOKしちゃうんだよね…。
おかげでシャオルーはミルクティーの研究に没頭して、勉強はそっちのけ。バイ・ランに怪しまれて、嘘をついてごまかそうとするけど、あっさりバレて大喧嘩。「友達を見捨てられない」と言うシャオルーと、彼の将来を思うバイ・ラン。うーん、どっちの気持ちもわかるからツラい!
でもね、グアンナンの嘘もすぐにバレて、今度は親友同士で大喧嘩よ!シャオルーは猛勉強を再開するんだけど、バイ・ランの友達と高級レストランに行っても全然馴染めなくて、結局二人で屋台の魚団子スープをすするっていうのが、またいいんだな。
そんな気まずい雰囲気の中、またしてもグアンナンがトラブルに!今度はガチのやつ!相手はなんと、シャオルーのお父さんの元カノだという桃姐(ももあね)!この桃姐(ももあね)がまた豪快な人で、シャオルーとすぐに意気投合。二人の昔の恋物語を聞いたりして、すっかり仲良しに。
最終的には、桃姐が経営するダンスホールのドリンク販売をシャオルーとグアンナンに任せてくれることになって、一件落着!酔っぱらったシャオルーとグアンナンは、熱い抱擁を交わして仲直り。男の友情って、本当に不器用で遠回りだよね!
『青い恋 1996~少年バビロン~』第12話の感想
今回のエピソードは、シャオルーの優しさと、それを取り巻く人々の愛情が色々な形で交錯していて、見応えがあったわ。特に親友グアンナンの行動には考えさせられたな。シャオルーを引き留めたいがために嘘をつくなんて、短絡的で子供っぽいけど、それだけ彼を失いたくないっていう気持ちの表れなんだよね。友情が深いがゆえの暴走っていうのが、なんとも人間くさくて憎めない。
一方で、バイ・ランとの関係も新たな局面を迎えた感じ。彼女のために上海へ行くと決めたシャオルーだけど、結局は地元の仲間や家族との絆を断ち切れない。そんな彼を理解し、寄り添おうとするバイ・ランの姿が印象的だった。高級レストランよりも屋台のスープを選ぶ二人のシーンは、育った環境の違いがありながらも、心は通じ合っていることの証みたいで、すごく好きな場面。恋と友情、そして未来の間で揺れ動く若者たちの姿が、甘酸っぱくもリアルに描かれていて、物語に一層深みが増した回だったと思う。
つづく