工場医の白藍(バイ・ラン)が何者かに襲われ、現場に残された証拠から路小路(ルー・シャオルー)に犯人の疑いがかけられてしまう。身に覚えのない小路は、親友たちと協力して真犯人を捕まえようと奔走するが、おとり作戦はことごとく失敗。白藍本人からも冷たくあしらわれ、工場での立場は悪くなる一方だ。なんとかして彼女の信頼を得て、誤解を解きたい小路。追い詰められた彼は、皆が見ている前で、白藍に対して誰もが予想しなかった大胆な行動に出る。
「青い恋 1996~少年バビロン~」あらすじネタバレ2話
いやはや、第2話もなかなかの展開でしたね! 1990年代の中国の工場を舞台にした、若者たちの不器用で真っ直ぐな青春物語『青い恋 1996~少年バビロン~』。今回は、主人公・路小路(ルー・シャオルー)がいきなり絶体絶命のピンチに陥るところから幕を開けます。
犯人はお前だ!路小路(ルー・シャオルー)、絶体絶命の危機
夜道、自転車で帰宅していたクールビューティーな工場医・白藍(バイ・ラン)がチンピラに襲われるという事件が発生。しかし、彼女はか弱いお嬢様じゃなかった! なんと、あっという間にチンピラを返り討ちにしてしまうんです。強い!
ところが、逃げたチンピラが現場に残していったマスクに、デカデカと「路」の文字が。これがすべての間違いの始まりでした。
翌日、路小路は工場長室に呼び出されます。もちろん、身に覚えのない小路は全力で否定。親友の李光南(リー・グアンナン)にアリバイを証明させようとしますが、「親友の証言なんてアテになるか!」と一蹴されてしまいます。そして、キャビネットの陰からスッと現れたのは、被害者の白藍(バイ・ラン)本人。彼女は冷たい視線で小路をじっと見つめるだけ…。完全に疑われちゃってます。
この一件で、小路は「変態チンピラ」のレッテルを貼られ、白藍からは目の敵にされる始末。なんとかして汚名をすすぎたい小路は、真犯人探しのための珍作戦を決行します!
珍作戦の連続!犯人探しは前途多難
小路は親友の李光南(リー・グアンナン)や秦娟(チン・ジュエン)と協力し、おとり作戦を計画します。
最初の作戦は、なんと李光南(リー・グアンナン)を女装させておとりにするというもの。…もちろん、こんな作戦がうまくいくはずもなく、大失敗に終わります。
次に目をつけたのは、ブタを捕まえるのが得意なパワフル女子・牛小英(ニウ・シャオイン)。彼女をおとりにする作戦も、結局は失敗。小路は「この誤解を解けるのは、やっぱり白藍しかいない…」と悟るわけです。
しかし、当の白藍は小路の話に耳を貸そうともしません。それどころか、小路がチンピラ疑惑のせいで壊してしまった彼女の自転車を「修理して寮まで持ってこい」と命令する始末。
誤解が生んだ、まさかの行動
自転車を修理していると、他の工員たちが「誰が最初に白藍をモノにするか」なんていう最低な賭けをしているのを耳にした小路。女の子をそんな風に話のネタにすることが許せない彼は、思わず彼らを一喝します。その様子を見ていた李光南に「お前、白藍のこと好きなのか?」とからかわれますが、「あいつとの間には憎しみしかない!」と全力で否定。いやいや、もうフラグが立ってますよ!
自転車を届けに行った小路は、賭けの件をネタに「一緒に犯人を捕まえてほしい」と取引を持ちかけますが、白藍はやはり拒否。
万策尽きたかと思われたその時、またしても白藍に言い寄る工員たちが現れます。彼らは喧嘩のフリをして白藍を呼び出し、しつこく言い寄っていました。白藍が彼らにきっぱりと断りを入れようとした、まさにその瞬間!
颯爽と現れた路小路が、とんでもない行動に出ます。
「彼女には俺という彼氏がいるんだ!」
そう宣言すると、あっけにとられる一同の前で、白藍の額に優しくキスをしたのです!
この小路の奇策は、果たして吉と出るのか、それともさらなる混乱を招くのか…。誤解から始まった二人の関係が、とんでもない方向へ動き出しました。
『青い恋 1996~少年バビロン~』第2話の感想
今回のエピソードは、主人公・路小路の不器用なりの正義感と、ヒロイン・白藍の強さが際立つ回でした。濡れ衣を着せられ、必死に汚名返上しようと空回りする小路の姿は、どこか滑稽でありながらも応援したくなります。特に、仲間たちと繰り広げる珍妙なおとり作戦は、シリアスな状況の中にも笑いを提供してくれました。一方で、白藍はただ守られるだけのヒロインではなく、自らチンピラを撃退し、冷静に状況を分析する知的な女性として描かれています。そんな彼女が、小路の突拍子もない行動にどう反応するのか、二人の化学反応から目が離せません。誤解から生まれた最悪の出会いが、少しずつ変化していく過程が丁寧に描かれており、今後の関係の進展を静かに見守りたくなりました。
つづく