何者かに襲われ行方知れずとなった白柚可(はく・ゆうか)を、睿王・許澤羽(きょ・たくう)は必死に捜索する。ようやく彼女を見つけ出し屋敷へ連れ帰るが、柚可は謎の毒に侵されており、危険な状態に陥っていた。御医も治療は不可能だと言う中、残された道はただ一つ。それは、誰かが自らの命を懸けて毒を吸い出すという、あまりにも危険な方法だった。愛する人を救うため、許澤羽は大きな決断を迫られる。

「君夢~殿下と私の幸せな結末~」あらすじネタバレ13話

いや~、今回の13話は本当に息をのむ展開でしたね!白柚可(はく・ゆうか)と許澤羽(きょ・たくう)、二人の運命が大きく動いた回と言っても過言ではないでしょう。早速、ドキドキの展開を振り返っていきましょう!

謎の人物に救われ、黒幕の正体に迫る!

前回、何者かに襲われ、絶体絶命のピンチだった柚可。そんな彼女を救ったのは、なんと意外な人物でした。「まさか、あなたに助けられるとは…」と柚可も驚きを隠せない様子。

そして、この救出劇の中で、物語の核心に迫る大きな情報が明らかになります。国防図を狙う黒幕について、柚可が「彼は錫戎(しゃくじゅう)国人よ」と突き止めたんです!これで許澤羽も、敵の正体に一歩近づくことができましたね。

助けてくれた人物に「私のことを睿王(許澤羽)に言わないで」と口止めする柚可。彼女の複雑な立場がうかがえます。

毒に蝕まれる柚可と、許澤羽の決断

なんとか許澤羽の元へ帰り着いた柚可。しかし、彼女の体はすでに毒に侵されていました。駆けつけた御医も「毒が骨髄に達し、手の施しようがありません」とさじを投げる始末。

万策尽きたかと思われたその時、御医が唯一の可能性を口にします。「誰かが毒を吸い出し、自らの体に移せば、助かる見込みがあるかもしれません。しかし、そうすれば吸い出した者の命が危うい…」

それを聞いた許澤羽の行動は、一瞬の迷いもありませんでした。

「何をしているの!やめて!」

そう叫ぶ柚可の制止も聞かず、彼は自らの命を危険にさらし、彼女の傷口から毒を吸い出し始めたのです!

「私なんかのために、そんなことしないで。価値がないわ」と涙ながらに訴える柚可に、許澤羽は「君が無事なら、僕が何をしても価値がある」と、まっすぐな愛を伝えます。もう、このシーンは涙なしには見られませんでした…。

そして、二人の心が通い合う瞬間が訪れます。「もし僕が王爺でなく、君も丞相の娘でなく、ただの普通の人だったら、一緒にいてくれるかい?」という許澤羽の問いに、柚可は「ええ、喜んで」と答えるのでした。

しかし、幸せな時間も束の間。柚可を救った許澤羽は、その場で力尽き、倒れてしまいます。「許澤羽!しっかりして!」と叫ぶ柚可の声が、悲しく響き渡るのでした…。

『君夢~殿下と私の幸せな結末~』第13話の感想

今回のエピソードは、許澤羽の柚可に対する愛の深さが、これ以上ない形で示された回でした。自分の命を顧みず、愛する人を救おうとする姿には、心を鷲掴みにされてしまいます。これまで素直になれなかった柚可が、彼の愛を受け入れ、二人の心が完全に通じ合ったシーンは、本作屈指の名場面と言えるでしょう。しかし、その甘い雰囲気から一転、許澤羽が倒れてしまうラストには、思わず息をのみました。ようやく結ばれた二人に、あまりにも過酷な試練が訪れます。この切ない展開が、二人の愛の物語をより一層深みのあるものにしていると感じました。

つづく