煜王・許澤羽(きょ・たくう)の側室に選ばれた白柚可(はく・ゆうか)。しかし、その裏では、澤羽が柚可の真意を探るための策略が動き出していた。ぶっきらぼうながらも、時折見せる澤羽の優しさに、柚可の心は揺れ動く。そんな中、もう一人の側室候補・喬双双(きょう・そうそう)の嫉妬心も燃え上がり、三人の関係は複雑に絡み合っていく。そして、王府を揺るがす衝撃的な事件が発生!果たして、柚可は渦巻く陰謀の中で、自らの幸せを掴むことができるのか。

「君夢~殿下と私の幸せな結末~」あらすじネタバレ4話

波乱の幕開け!白柚可(はく・ゆうか)、選ばれるも前途多難

物語は、煜王・許澤羽(きょ・たくう)の側室選びからスタート。なんと、私たちのヒロイン・白柚可(はく・ゆうか)が、もう一人の候補者・喬双双(きょう・そうそう)と共に見事選ばれました!

ところが、ここで「待った!」をかけたのが、まさかの六王爺・許澤霖(きょ たくりん)。「柚可どのは俺のだ!兄上の妃にはさせん!」と、堂々の横恋慕宣言!これにはびっくりですよね。

でも、柚可はきっぱりと「お気持ちはありがたいですが、ご厚意には応えられません」と、六王爺の愛を辞退します。そんな柚可の姿を見て、澤羽は「本当にそれが君の意思か?」と意味深な表情…。なんだか、ただ選んだだけじゃなさそうな雰囲気。柚可の真意を探っているような、試しているような…。この二人の腹の探り合い、たまりません!

不器用な優しさ?弓術レッスンで芽生える何か

王府での生活が始まった柚可。ある日、澤羽から弓術の手ほどきを受けることに。

「なってない」「なってない」と口では厳しいことばかり言う澤羽。でも、後ろからそっと手を添えて、姿勢を正してあげる姿は…反則でしょ!ぶっきらぼうな態度の裏に、隠しきれない優しさが滲み出ていて、見てるこっちがドキドキしちゃいました。

「国を守ることばかり考えないで、ご自身のことも大切にしてください」と、思わず澤羽を気遣う言葉を口にする柚可。その一言に、澤羽の心が少し動いたように見えたのは、気のせいでしょうか?

殿下の策略!二人の候補者を試す罠

しかし、この殿下、ただのツンデレではありません。側近の阿肆(あし)に、柚可と喬双双(きょう・そうそう)への褒美や部屋の準備に、わざと格差をつけるよう命じるんです。

「この時期に私に近づく者は、国防図が目的のはず。二人が同じ陣営なら、こんな些細なことで揉めはしないだろう」

ひえ~!やっぱり何か企んでた!柚可のこともまだ信用していないんですね。

案の定、自分より柚可が優遇されていると知った喬双双は、嫉妬の炎をメラメラと燃やします。「あの女、ただ者じゃないわ…!」と、ライバル心むき出しです。

事件勃発!殿下、まさかの重傷!?

そんな中、事件が起こります。

喬双双が「殿下~♡」と甘い声で澤羽にすり寄ろうとしたところ、澤羽は「風邪がうつる」とピシャリ。でも、その直後に柚可が割って入ると、「おや、手に入れた途端、私を他の女に押し付けるのか?」なんて、わざと意地悪なことを言うんです。

柚可が「そんなつもりでは…」と戸惑った、まさにその時!喬双双がバランスを崩して澤羽に激突!なんと澤羽はその場で倒れ込み、意識を失ってしまいます…!

え、え、え!?これって事故?それとも…?喬双双のせいだと叫ぶ声が響き渡り、現場は大混乱に!

女の戦い、本格始動!見舞いの裏で火花バチバチ

重傷を負った(ように見える)澤羽のお見舞いにやってきた柚可と喬双双。もちろん、ここで会えば穏やかでいられるはずがありません。

「あら、白さんも殿下のお見舞い?抜け駆けするつもりかしら?」

「あらぬ疑いはやめてくださる?私は純粋に殿を心配して…」

言葉のナイフが飛び交う、女のバトル!怖すぎます!

結局、二人とも阿肆(あし)に止められて部屋には入れてもらえず、手作りの鶏スープを託すことしかできませんでした。帰り際、柚可の侍女・緑蘿(りょくら)が「うちのお嬢様と殿下の邪魔をしないで!」とばかりに、喬双双の前に立ちはだかるシーンも印象的でした。主従の絆、強い!

殿下の怪我の真相は?そして、これから本格化するであろう女たちの戦いの行方は?いやー、今回も目が離せない展開でしたね!

『君夢~殿下と私の幸せな結末~』第4話の感想

第4話は、物語が大きく動き出した回でした。単なるラブコメディかと思いきや、許澤羽(きょ・たくう)の策略家としての一面が描かれたことで、物語にグッと深みが増したように感じます。彼が白柚可を試すために仕掛けた巧妙な罠は、彼の用心深さと、背負っているものの重さを物語っていました。一方で、そんな彼の不器用な優しさに触れて、戸惑いながらも惹かれていく柚可の心情が丁寧に描かれていて、思わず応援したくなります。そして、嫉妬心を燃やす喬双双の存在が、今後の波乱を予感させ、物語の良いスパイスになっています。登場人物それぞれの思惑が複雑に絡み合い始め、今後の展開から目が離せません。

つづく