四王爺・許澤羽(きょ・たくう)と白柚可(はく・ゆうか)は、灯会で楽しいひとときを過ごす。しかし、突然現れた刺客に襲われ、幸せな時間は一変する。刺客の背後にある謎が深まる中、騒ぎを聞きつけた澤羽の弟・六王爺の許澤霖(きょ たくりん)が駆けつける。澤霖は柚可に強い興味を示し、彼女を巡って兄弟の間に激しい火花が散ることに。恋のライバルの登場で、二人の関係に新たな波乱が巻き起こる。

「君夢~殿下と私の幸せな結末~」あらすじネタバレ7話

灯会デートが一転、命がけの逃走劇へ

物語は、四王爺・許澤羽(きょ・たくう)と白柚可(はく・ゆうか)の微笑ましい灯会デートから始まります。

生まれてこの方、政務一筋で遊びなんて知らなかったというカタブツな澤羽。そんな彼に、柚可が輪投げの楽しさを教えるシーンは、見ているこっちがキュンキュンしちゃいますよね!「你好厉害(あなたってすごいのね!)」なんて褒められて、まんざらでもない澤羽の表情がたまりません。

しかし、そんな幸せな時間は長くは続きません。突然、黒装束の刺客たちが二人に襲いかかります!

乱闘の中、澤羽をかばおうとする柚可。緊迫した状況で、澤羽は捕らえた刺客の一人を厳しく問い詰めます。刺客は「主上(しゅじょう)の大計はもうすぐ成る」と謎の言葉を残して自害。前回から続く刺客の謎は、さらに深まるばかりです。一体、誰が澤羽の命を狙っているのでしょうか…?

「兄より俺が守ってやる!」最強の恋ライバル・六王爺登場

刺客騒ぎを聞きつけて駆けつけたのは、なんと澤羽の弟である六王爺・許澤霖(きょ たくりん)!

開口一番、「四哥(兄上)、白姑娘を守れないなら、いっそ手を引け」と強烈な一言。ここから、柚可をめぐる兄弟のバチバチな舌戦が始まります!

「俺が彼女を守る」と宣言する澤霖に対し、澤羽は「昔からお前の尻拭いをしてきたのは誰だと思っている?」と応戦。二人のやり取りは、まるで子供のケンカのようで、シリアスな場面なのに思わずクスッとしてしまいます。

さらに澤霖は、「俺の屋敷には立派な馬場がある。今から行こう!」と柚可を強引に誘います。これには澤羽も黙っていません。「私の屋敷にも汗血宝馬がいる。乗馬は私が教える」と対抗!

さあ、柚可はどちらを選ぶのか!?固唾をのんで見守っていると、彼女はハッキリと言い放ちます。

「四王爺が教えてくださるなら、汗血宝馬じゃなくて小さなロバでも嬉しいです」

この一言、澤羽にとっては最高の殺し文句ですよね!柚可の揺るぎない気持ちが伝わる名シーンでした。完敗した澤霖は捨て台詞を残して去っていきますが、彼の野心に満ちた目は、今後の波乱を予感させます。

ラストでは、澤羽が部下の阿肆(あし)に何かの調査書類を催促する場面も。彼は一体何を調べているのでしょうか?恋の三角関係だけでなく、宮廷の陰謀も動き出し、物語はますます面白くなってきました!

『君夢~殿下と私の幸せな結末~』第7話の感想

今回のエピソードは、甘さとスリル、そして兄弟の確執が見事に融合した回でした。前半の灯会での初々しいデートシーンには心温まりましたが、後半の刺客襲来と、許澤霖の登場で物語が一気に加速しました。特に、柚可を巡って澤羽と澤霖が火花を散らす場面は最大の見どころです。普段は冷静沈着な澤羽が、弟に対してむきになる姿は非常に人間味があり、彼の柚可への想いの深さを感じさせました。また、ただ守られるだけでなく、自分の意志をはっきりと示し、毅然とした態度で澤羽の側を選んだ柚可の強さにも感銘を受けました。恋のライバルの出現により、二人の関係がどう変化していくのか、そして背後でうごめく宮廷の陰謀の行方からも目が離せません。

つづく