姉・連花児(リエン・ホアル)の華やかな結婚式で、自慢の葡萄蒸留酒を売り込むことに成功した連蔓児(リエン・マンアル)。事業拡大の大きなチャンスを掴み、未来は明るいかのように見えました。しかし、その成功が思わぬ人物の嫉妬と憎悪を買い、彼女の人生を根底から揺るがす大きな事件へと発展してしまいます。大切な事業と家族を守るため、蔓児は突如訪れた最大の困難に立ち向かうことになりますが、その裏では様々な人々の思惑が渦巻いていました。

「田園ロマンス~恋の収穫祭~」あらすじネタバレ14話

姉の結婚式で商才爆発!のはずが…

物語は、蔓児(マンアル)の姉・連花児(リエン・ホアル)が宋家の四男・宋海龍(ソン・ハイロン)に嫁ぐ、華やかなシーンからスタート!村中が「秀才も出て、今度は名家との縁組なんて、連家はすごいわねぇ」なんて羨む中、我らが蔓児はやっぱりタダモノじゃなかった!

なんと、姉の結婚式に自慢の葡萄蒸留酒を持ち込んで、ちゃっかり営業活動を開始!「うちのお酒、最高なのよ!」って感じで振る舞ったら、これが大好評!次々と注文を取り付けて、まさに笑いが止まらない状態。商売人としての才能、本当に見事よね!

でも、この行動が、とんでもない悲劇の引き金になるなんて、この時の蔓児は知る由もなかったの…。

プライドずたずた…連花児(リエン・ホアル)の屈辱と憎悪

一方、幸せの絶頂にいるはずの花嫁・連花児(リエン・ホアル)。彼女は祝宴の裏で、下女たちが「花嫁さんの妹が、お祝いの席でお酒を売り込んでるんですって」と陰口を叩いているのを聞いてしまうの。ただでさえ蔓-児にコンプレックスがあるのに、これはキツイわよね…。

追い打ちをかけるように、嫁いだ翌日、姑から手厳しいお説教が。そこで明かされた衝撃の事実!なんと、夫の宋海龍は正室の子ではなく、家の中で最も立場が弱い側室の子(庶子)だったのよ!キラキラに見えた玉の輿が、実はメッキだったなんて…。

おまけに、「妹が祝宴で商売なんかしたせいで宋家の面子が丸つぶれよ!」と、連花児自身のお給金と使用人を半分に減らされる始末。もう、彼女のプライドはズタズタ。怒りの矛先は、もちろん蔓児へと向かうのでした。

部屋に戻った連花児は、夫に「どうして騙したの!」と泣き叫ぶけど、宋海龍もずっと身の上を打ち明けられずに苦しんでいたみたい。でも、もう連花児の心には、蔓児へのどす黒い憎しみしか残っていなかったわ。

蔓児、絶体絶命!酒と夢が奪われる

蔓児は、京城への大口注文も決まって、事業拡大のためにあちこちから借金をしてお酒の生産を急いでいたの。心配するお父さんを「大丈夫、この商売が成功すれば全部返せるから!」と説得して、まさに人生を賭けた大勝負!

その頃、憎しみに駆られた連花児は、夫から蔓児の酒の輸送ルートを聞き出し、裏社会の男に金を渡して「この情報を山賊に流して」と、とんでもない依頼をしていたのよ…。姉が妹を陥れるなんて、悲しすぎるわ。

そして、運命のいたずらか、その「山賊」の仕事を引き受けたのが、なんと沈諾(シェン・ヌオ)!彼は帳簿を取り返すために、役人に成りすまして蔓児の酒を強奪するっていう作戦を実行しちゃったの。

お酒をすべて失い、お金も入らず、借金取りが一斉に押しかけてくる…。蔓児は一瞬にして天国から地獄へ。もうダメかと思ったその時、いつも彼女を気にかけてくれる王老金(ワン・ラオジン)や王幼恆(ワン・ヨウヘン)が助け舟を出してくれたんだけど、状況は最悪よ。

沈諾(シェン・ヌオ)の選択…帳簿か、蔓児か

強奪した荷物が蔓児のものだと気づいた沈諾(シェン・ヌオ)は、真っ青!箱の中に入っていたニンニク風味のピーナッツが、彼に真実を教えたのね。

彼はすぐさま黒幕の元へ乗り込んで、「あの酒を返せ!」と迫るんだけど、そこで究極の選択を突きつけられるの。「ずっと追い求めてきた帳簿か、それとも蔓児の酒か。どっちか一つよ」って。

そして、沈諾が選んだのは…蔓児の酒だったのよ!もう、これってただの同情じゃないわよね!?彼の心の中で、蔓児の存在がどんどん大きくなっているのが伝わってきて、こっちまで胸が苦しくなっちゃったわ。

借金返済のために、王幼恆(ワン・ヨウヘン)に助けてもらった蔓児。落ち込む彼女に、彼は「楽しかった思い出は?」と優しく尋ねるの。蔓児は「ご飯を食べること、お金を稼ぐこと、それから…花火を見ることかな。でも、ここでは花火は見られないね」って寂しそうに呟くの。このセリフ、なんだかすごく切なかったわ…。

果たして、沈諾は無事に蔓児にお酒を返すことができるのか?そして、蔓児はこの最大のピンチを乗り越えられるのでしょうか!?

『田園ロマンス~恋の収穫祭~』第14話の感想

今回のエピソードは、登場人物それぞれの立場や感情が複雑に絡み合い、物語に一気に深みが増した回でした。特に、連花児の行動には心が痛みます。名家への嫁入りという夢が脆くも崩れ去り、その原因を妹の成功に転嫁してしまう気持ちは、理解できなくもないからです。しかし、だからといって犯罪に手を染めるのは許されることではありません。彼女の心の闇が、物語を大きく動かす原動力になっているのが皮肉です。一方で、絶望の淵に立たされた蔓児を支える周囲の温かさ、特に沈諾の葛藤と選択には、今後の恋の行方を期待せずにはいられません。彼の正義と蔓児への想いがどう交錯していくのか、目が離せないポイントになりそうです。

つづく