綺裴閣(きはいかく)の事件解決後、蘇珏(そ・かく)と単双双(ぜん・そうそう)、そして裴沛(はい・はい)と単単単(ぜん・たんたん)、それぞれの恋模様に変化が訪れる。双双は父の死の真相を探るため、ある大きな決断を下す。一方、手柄を立てた綺裴閣に対し、蘇家は対抗心を燃やし、両家の対立はさらに激化していく。そんな中、伝説の「鳳冠」のありかに関する情報がもたらされ、それを巡って各々の思惑が交錯する。甘い恋と危険な策略が同時に進行し、物語は新たな謎と波乱の渦中へと突き進んでいく。

「輝ける宝珠の如く」あらすじネタバレ12話

いやー、今回もすごかったわね!綺裴閣(きはいかく)の事件が一件落着して、少しは平和な時間が流れるかと思いきや、とんでもない!恋模様は大きく動くし、水面下ではバチバチの火花が散りまくりよ!

甘くて切ない恋の行方

まずは、私たちの蘇珏(そ・かく)と単双双(ぜん・そうそう)よ!

事件解決後、蘇珏(そ・かく)が双双を夜市デートに誘うの。双双の好きなものを食べさせてあげようって、もう最高じゃない?双双もまんざらでもない様子で、いい雰囲気になってきたところで、蘇珏(そ・かく)がキスを…!と思ったら、双双が寸前で顔をそむけちゃうのよ!

わかる、わかるわよ双双!まだ蘇珏が父親の仇かもしれないっていう疑いが晴れてないんだもんね。でも、あの時の蘇珏の気まずそうで切ない顔といったら…!こっちまで胸が締め付けられちゃったわ。

その一方で、妹の単単単(ぜん・たんたん)と裴沛(はい・はい)カップルは絶好調!

二人でじゃれ合ってる姿は微笑ましいし、裴沛(はい・はい)が単単単(ぜん・たんたん)にキスをした時は、彼女も素直に受け入れて…!こっちの二人のピュアな恋愛には、思わず頬が緩んじゃうわね。

水面下で激化する対立と、双双の決意

綺裴閣(きはいかく)が事件解決の手柄を立てたことで、城主からお褒めの額が贈られるの。これにプライドを刺激されたのが蘇家よ。特に汪掌櫃(おうしょうき)は面白くないみたい。

そんな中、双双は大きな決意を固めるわ。

蘇珏への想いと、父の仇を討たねばという使命感との間で揺れ動いた結果、彼女は蘇家を離れ、父の死の真相を探るために裴家に潜入することを決めるの。なんていばらの道を選ぶの、双双…。

彼女の行動を怪しんだ汪掌櫃は、双双を試すために「鳳冠」のありかについての偽の情報を流すという、またもや陰湿な罠を仕掛けるのよ!

仕掛けられた罠、交錯する思惑

蘇珏はなんと、妹の単単単(ぜん・たんたん)に「姉さんと結婚したい」と申し出るの!もちろん本心は、双双のことをもっと知りたいっていう探りを入れるため。でも、単単単も姉の過去についてはあまり知らない様子。

そこへ、裴沛(はい・はい)に「鳳冠」のありかについての情報がもたらされるわ。もちろん、これは蘇珏たちが仕掛けた罠。裴家がかつて鳳冠を盗んだという濡れ衣を晴らすため、裴沛は罠だと知りつつも指定された場所へ向かうのよ。

そして、運命の夜がやってくる…。

蘇珏と汪掌櫃が待ち伏せする中、現れた一人の覆面の人物。汪掌櫃は容赦なく矢を放つよう命じるんだけど、蘇珏はその覆面が双双だと思って、身を挺してかばい、毒矢を受けてしまうの!もう、彼の愛の深さに涙が出そうになったわ…。でも、覆面の人物は双双じゃなかった。

蘇珏が運ばれた後、そこに現れたのが本物の覆面姿の双双!

彼女は蘇珏の護衛を圧倒的な強さで制圧。そして、その護衛が、蘇珏の本当の計画――双双と裴家を一網打尽にするつもりだったこと――をすべて双双に暴露するの!「妹君を助けに行ってください」って…。まさかの展開に、もう頭が追いつかない!一体、来週どうなっちゃうのよ!?

『輝ける宝珠の如く』第12話の感想

今回は、各キャラクターの心の揺れ動きが非常に丁寧に描かれた回でした。特に印象的だったのは、復讐心と恋心の間で苦悩する単双双(ぜん・そうそう)の姿です。父の遺言に縛られながらも、蘇珏に惹かれてしまう彼女の葛藤には、胸が締め付けられる思いでした。一方で、その双双を想い、危険な罠と知りながらも彼女を庇ってしまう蘇珏の行動は、彼の愛情の深さを物語っています。策略が渦巻く中で、それぞれの人物が守りたいものは何なのか、その本心が見え隠れする様に、物語の奥行きを感じました。裴沛と単単単の純粋な関係性が、シリアスな展開の中での一筋の光となっており、その対比も見事でした。

つづく