鳳冠の行方を追う裴沛(はい・はい)と単単単(ぜん・たんたん)は、何者かの罠にはまり窮地に立たされます。一方、蘇珏(そ・かく)も命の危機に瀕しますが、単双双(ぜん・そうそう)の懸命な行動で一命を取り留めます。この一件を機に、蘇珏は単双双への想いを伝えるも、彼女はある大きな決断を下していました。それは、ライバルである裴家の宝飾店「綺裴閣(きはいかく)」へ移ること。愛憎と陰謀が渦巻く中、単双双は自らの目的を果たすため、新たな場所で静かに調査を開始します。物語の舞台が大きく動き出す、見逃せない回です。

「輝ける宝珠の如く」あらすじネタバレ13話

いやはや、今回も目が離せない展開でしたね!『輝ける宝珠の如く』第13話、早速振り返っていきましょう!恋心、嫉妬、そして復讐の炎が燃え盛り、物語は新たなステージへと突入しました。

罠、幻覚、そして深まる謎

物語は、裴沛(はい・はい)と単単単(ぜん・たんたん)が鳳冠の行方を追う場面から始まります。しかし、道中で何者かが仕掛けた「迷魂散」というお香のせいで、一行は子供返りしたかのような幻覚を見て大混乱!裴沛(はい・はい)が単単単(ぜん・たんたん)をかつての想い人・翠柳(すいりゅう)と見間違えてキス寸前までいってしまうハプニングも。すんでのところで正気に戻った裴沛(はい・はい)ですが、単単単(ぜん・たんたん)のお怒りはごもっとも(笑)。耳を引っ張られる裴沛の姿は、シリアスな中でも笑いを誘いますね。

ようやく目的地に着いたときには、もぬけの殻。そこには、裴家の職人にしか作れない彫刻が施された玉器の鍵が…。これは、鳳冠盗難の罪を裴家に被せるための巧妙な罠!裴沛はまんまと敵の策略にはまったことに気づきますが、時すでに遅し。一体誰が、何のために…。謎は深まるばかりです。

蘇珏(そ・かく)の純情と狂気、単双双(ぜん・そうそう)の決断

一方、蘇珏(そ・かく)は毒に侵され、危険な状態に。駆けつけた姉の単双双(ぜん・そうそう)は、なんと自らの口で毒を吸い出すという荒療治で彼の命を救います。これには汪掌櫃(おうしょうき)もビックリ!

一命をとりとめた蘇珏(そ・かく)は、命の恩人である単双双(ぜん・そうそう)にこれまでの疑いを詫び、愛を告白します。家宝の「碧水鴛鴦」を贈り、さらには蘇家の全財産を渡してでも結婚してほしいと、なりふり構わぬ猛アタック!しかし、単双双の心は動きません。彼女の目的はただ一つ、両親の死の真相を突き止めること。そのため、彼女は蘇珏の求婚をきっぱりと断り、ライバル店である裴家の「綺裴閣(きはいかく)」へ移ることを宣言します。

愛する女性に拒絶され、その上、憎きライバル裴沛のもとへ行ってしまう…。この事実は、蘇珏の中に眠っていた暗い感情を呼び覚まします。幼い頃から常に裴沛と比較され、父親に認められなかった記憶が蘇り、彼の裴沛への憎悪は頂点に。愛が狂気に変わる瞬間、見ていてゾクッとしました。

新天地「綺裴閣(きはいかく)」での新たな戦い

単双双が綺裴閣にやって来たことで、物語は新しい局面を迎えます。妹の単単単はもちろん、単双双に片思い中の阿六(あろく)は大喜び!高価な漢方薬やぬいぐるみをプレゼントしようとする阿六の純情、可愛すぎますね。

しかし、単双双に恋愛をしている暇はありません。彼女は早速、綺裴閣の資料室に忍び込み、両親の死の真相と鳳冠の手がかりを探し始めます。彼女の本当の戦いが、今、静かに幕を開けたのです。

『輝ける宝珠の如く』第13話の感想

今回は各キャラクターの感情が激しくぶつかり合い、物語が大きく動いた回でした。蘇珏の一途な想いが拒絶され、嫉妬の炎に変わる様は見ていて胸が痛みました。愛が深いがゆえの暴走は、今後の展開に大きな波乱を呼びそうです。一方で、復讐という大きな目的のために愛を切り捨てる単双双の強さと覚悟も印象的でした。彼女が裴家に移ったことで、敵対する二つの名家の内部から真相に迫っていくという構図が生まれ、サスペンス要素がより一層深まりましたね。裴沛と単単単のコミカルな関係や、阿六の健気な片思いが良いアクセントになっていて、シリアスな中にもほっと一息つける瞬間があるのがこのドラマの魅力だと改めて感じます。複雑に絡み合う人間模様が、今後の展開をますます楽しみなものにしています。

つづく