年に一度の「斗玉大会」を前に、玉職人の裴沛(はい・はい)はモデル選びで大失敗。さらに、ライバル蘇珏(そ・かく)の陰湿な罠が迫り、綺裴閣(きはいかく)は絶体絶命のピンチに陥る。そんな中、裴沛と彼を支える単単単(ぜん・たんたん)の関係に大きな進展が訪れる。愛を力に変えた裴沛は、土壇場で起死回生の一手を打つことを決意。果たして、彼はライバルを打ち破り、最高の宝珠を披露することができるのか。恋と勝負の行方が熱く交差する、波乱万丈の物語。
「輝ける宝珠の如く」あらすじネタバレ6話
いやはや、今回の『輝ける宝珠の如く』第6話、見どころが多すぎてどこから話せばいいか迷っちゃいますね!恋模様は一気に加速するし、宿命の対決「斗玉大会」ではまさかの展開が待っているし…。早速、ハラハラドキドキの第6話を振り返っていきましょう!
二股疑惑で大混乱!裴沛(はい・はい)、最大のピンチ!
物語は、裴沛(はい・はい)が斗玉大会で作品を披露する「玉美人」を探しているところから始まります。なんと彼、泠鸢(れいえん)と花钿(かでん)という二人の美女に、それぞれ「君だけが選ばれた」と伝えていたことが発覚!そりゃあ、トラブルになりますよね(笑)。
そこへやって来たのが、我らが単単単(ぜん・たんたん)!裴沛(はい・はい)が花钿と会っているところに乗り込み、「この女とこの絵、どっちが綺麗なのよ!」と嫉妬心をむき出しにして問い詰めます。この修羅場、最高に面白かったですね!結局、裴沛が二股をかけていたことがバレてしまい、泠鸢と花钿は激怒。裴沛と単単単(ぜん・たんたん)は命からがら逃げ出す羽目に。モデル選びは完全に振り出しに戻ってしまいました。
蘇珏(そ・かく)の卑劣な罠と、深まる二人の絆
一方、綺裴閣(きはいかく)のライバル・蘇玉軒(そぎょくけん)の蘇珏(そ・かく)は、相変わらず陰湿な作戦を企てていました。スパイを使って裴沛の設計図『玉玲瓏(ぎょくれいろう)』を盗み出し、そっくり同じものを城主への贈り物として献上。これで裴沛を「盗作」の罪で大会から失格させようという魂胆です。まったく、やることが汚い!
そんな中、裴沛と単単単(ぜん・たんたん)の関係は急展開を迎えます。
「お前、俺が他の女といるから嫉妬したんだろ?」
裴沛のストレートな言葉に、単単単がまさかの肯定!これには裴沛も気持ちを抑えきれず、情熱的なキスを交わします。いやー、ついにくっつきましたね!このシーンを待っていたファンも多いのではないでしょうか。
恋人同士になって浮かれる二人ですが、すかさず阿六(あろく)から「仕事しろ!」と檄が飛びます。モデルがいなくなり、設計図もライバルに盗まれた(とはまだ知らない)絶体絶命の状況。新たに踊り子の紅烟(こうえん)をモデルに迎えますが、『玉玲瓏』と彼女の舞がどうしてもしっくりきません。
万事休すかと思われたその時、裴沛が驚きの決断をします。「彼女のために、一から作り直す!」と。単単単からの励ましのキスで自信を取り戻した裴沛は、紅烟の舞に合わせた『玉扇(ぎょくせん)』の設計図を一気に描き上げ、魂を込めて彫り始めました。この職人魂、しびれます!
斗玉大会、まさかの秘策で勝負!
そして迎えた斗玉大会当日。またしても蘇珏(そ・かく)の妨害で、モデルの紅烟が行方不明に!もうダメかと思われたその時、単単単が驚きの提案をします。
蘇玉軒の番では、単双双(資料の表記揺れですが、おそらく単単単と同一人物)が『碧水鴛鴦(へきすいえんおう)』を手に優雅に登場。その美しさに城主も絶賛し、誰もが蘇玉軒の優勝を確信します。
いよいよ綺裴閣の番。舞台に現れたのは…なんと、女装した裴沛本人!これには会場も蘇珏も唖然。設計図が『玉玲瓏』から『玉扇』に変わっていたことにも、蘇珏は動揺を隠せません。
裴沛が舞いながら披露した『玉扇』は、見る者を圧倒する美しさ。しかし城主は、甲乙つけがたいとしながらも蘇玉軒の作品に軍配を上げようとします。その瞬間、単単単が叫びます。
「お待ちください!その彫刻を、拡大鏡でご覧ください!」
なんとそこには、失われたはずの伝説の技法『游絲毛雕(ゆうしもうちょう)』が使われていたのです!城主は驚嘆し、審査員たちの意見も真っ二つに。結果、綺裴閣と蘇玉軒は「両者優勝」となりました。
しかし、物語はまだ終わりません。決着に納得のいかない蘇珏の叔父が立ち上がり、こう言ったのです。
「城主、先日お贈りした玉の贈り物を、皆様の前でお開きになってはいかがでしょう?」
その贈り物とは、まさしく蘇珏が盗んだ設計図から作らせた『玉玲瓏』…。一体どうなってしまうのか、目が離せません!
『輝ける宝珠の如く』第6話の感想
今回のエピソードは、恋愛と職人の誇りが鮮やかに交錯する、実に密度の濃い回でした。裴沛と単単単のじれったい関係が、嫉妬というスパイスを経てようやく結ばれたシーンには、思わず頬が緩みました。しかし、単なる恋愛ドラマで終わらないのがこの作品の魅力です。絶体絶命の状況から、愛を力に変えて新たな傑作を生み出す裴沛の姿は、まさに職人の鑑。そして、土壇場での裴沛の女装という奇策には、良い意味で予想を裏切られました。伝説の技法の登場や、最後の不穏な引きなど、物語の縦軸もしっかりと動き、重厚な人間ドラマとエンターテイメント性が見事に両立していました。次回の直接対決が今から待ち遠しい、素晴らしい一話だったと思います。
つづく