職場では秘密の関係を続けるシャオニンとユーホン。ある日、シャオニンは同僚からその日がユーホンの誕生日だと知らされる。二人きりでお祝いをするはずが、サプライズで同僚たちがユーホンの自宅に押しかけてくることに! 夫婦の証拠を隠し、クローゼットに身を潜めるシャオニン。二人の秘密の結婚生活は、かつてないバレる寸前の危機に直面する。果たして、このピンチを乗り切ることはできるのか? ハラハラドキドキの攻防戦が繰り広げられる。

「この結婚は社内秘で」あらすじネタバレ10話

社内ではクールな上司と部下、でも一歩外に出ればラブラブな新婚夫婦のユーホンとシャオニン。そんな二人の秘密の結婚生活を描く『この結婚は社内秘で』、第10話はハラハラドキドキの連続でしたね!

仕事中はキリッとしているユーホンが、こっそりシャオニンのためにお菓子を用意したり、夜のショッピングモールで二人きりの時間を楽しんだり…もう、そのギャップがたまりません!

シャオニンは正社員になるための試験を控え、緊張気味。そんな中、同僚のラオ・ジンが「今日はユーホンさんの誕生日よ!」と爆弾発言! これにはシャオニンも動揺を隠せず、思わず指に火傷を負ってしまいます。するとユーホンが「資料の件で」と自然な口実で駆けつけ、そっと手当てしてくれるんですよね。どこまでスマートなんだ!

妻である自分に誕生日を教えてくれなかったことに、シャオニンは少し拗ねてしまいます。そんな彼女を優しくなだめ、二人で手作りケーキでお祝いしようと約束するユーホン。このまま甘い夜が訪れるかと思いきや…事態は思わぬ方向へ!

ケーキの材料を買いにスーパーへ向かった二人ですが、そこへお調子者の同僚、ジャオ・ファンガンから電話が。「一人で寂しいだろう」と、なんとサプライズでお祝いに駆けつけてしまったのです! ユーホンはとっさの判断でシャオニンを先に家に帰し、私物を隠すように指示。自分はスーパーで必死に時間を稼ぎます。

シャオニンは猛ダッシュで帰宅し、自分の存在を示すものを片っ端から隠します。まさに時間との戦い! ユーホンが同僚たちを連れて帰宅するギリギリのタイミングで、なんとか部屋に隠れることに成功。息を殺してクローゼットに潜むシャオニンの心境を思うと、こちらまで息が詰まりそうでした。

ところが、お風呂を借りたファンガンが、バスルームで長い髪の毛を発見!「家に誰かいるな~?」なんてニヤニヤ。ユーホンは必死でごまかしますが、冷や汗ものですよね。

隠れっぱなしで足がしびれてしまったシャオニン。ユーホンは着替えを口実に部屋に入り、彼女を助け出します。至近距離で見つめ合う二人…シャオニンが恥ずかしそうに顔を伏せるシーンは、ドキドキしちゃいました。そして、ファンガンたちの目を盗んで、まるで今来たかのようにパーティーに合流! この二人の見事な連携プレーには、思わず拍手です。

みんなで火鍋を囲むパーティーは和やかな雰囲気。過去の偏見を謝る同僚や、相変わらず口喧嘩ばかりのファンガンとラオ・ジンが場を盛り上げます。そんな中、同僚が偶然、ユーホンがシャオニンのために用意していたプレゼントを見つけてしまう一幕も。

しかしパーティー後、シャオニンはユーホンに「白月光(忘れられない特別な人)」がいると誤解してしまい、嫉妬心から家に帰りたくないと親友のウェイイーに相談します。

帰宅したシャオニンは、皿洗いをするユーホンに「どうして誕生日を教えてくれなかったの?他に一緒に過ごしたい人がいたんでしょ?」と気持ちをぶつけます。するとユーホンは、母親が病気になってからずっと誕生日を祝っていなかったこと、そして「君がいれば、他にプレゼントなんていらない」と優しく告げるのでした。シャオニンが探していた「白月光」は、実は彼女自身だったというわけです。

やっと誤解が解けて一件落着…かと思いきや、翌日。ユーホンの部署に、唐羽卉(タン・ユーフイ)という新入社員が配属されてきます。彼女はなんとユーホンの大学の後輩で、家柄も良いお嬢様。同僚たちが「彼女こそユーホンさんの白月光じゃないか?」と噂するのを聞いてしまい、シャオニンの心は再びかき乱されるのでした。

『この結婚は社内秘で』第10話の感想

今回は、二人の秘密がバレてしまうのではないかという緊張感に満ちた回でした。特に、同僚たちの突然の訪問からシャオニンが隠れ、何とかごまかし通すまでの一連の流れは、見ているこちらも手に汗を握りました。コメディタッチで描かれてはいるものの、一つ間違えば全てが崩れ去るという危うさが、物語に良いスパイスを加えています。

また、ユーホンの不器用ながらも一途な愛情が心に響きました。誕生日を祝わなかった理由や、シャオニンこそが最高のプレゼントだと伝える場面は、彼の誠実な人柄が表れていて非常に印象的です。しかし、ようやく二人の誤解が解けたと思った矢先に、新たな波乱を予感させる新キャラクターが登場する展開は、実に見事な構成だと感じました。視聴者の心を掴んで離さない、巧みな脚本に感心させられます。

つづく