ジー・ユーホンの実家で温かい春節を過ごし、二人の絆を深めたトゥー・シャオニン。ユーホンの母親からもらったペアリングを手に、幸せの絶頂にいました。しかし、職場に戻ると、正社員への道をかけた重要なプロジェクトに暗雲が立ち込めます。上司でもあるユーホンから、思いもよらない決定を告げられ、シャオニンの努力は報われない危機に。一方、同僚のタン・ユーフイは着実に評価を上げており、二人の間には複雑な空気が流れます。甘い結婚生活と、厳しい社内での現実が交錯するエピソードです。

「この結婚は社内秘で」あらすじネタバレ17話

いやー、今回の17話は、甘さと苦さが絶妙にミックスされた回でしたね!幸せな時間はあっという間に過ぎ去り、社会の厳しさがガツンと描かれていて、見ごたえがありました。早速、各カップルの動向を詳しく見ていきましょう!

穏やかな海辺のデートと、忍び寄る家族の影

まずは、リン・ウェイイーとチー・ユーのカップルから。一人で静かに夕食をとっていたウェイイーのもとに、チー・ユーが駆けつけます。「海が見たい」という彼女のささやかな願いを叶えるため、彼は優しくウェイイーを背負い、裸足で波打ち際を歩くんです。このシーン、ロマンチックすぎませんか?海風に吹かれながら、二人の間には確かな愛情が育まれていました。チー・ユーはウェイイーとの未来を心に描き始めますが、そこへ彼の両親から電話が。どうやらチー・ユー、家族が用意したエリートコースを蹴って、ウェイイーを追いかけてきたみたいですね。親の心配をよそに、彼はその悩みを胸にしまい込み、ウェイイーとの穏やかな時間を優先するのでした。

おせっかいが育む?新たな恋の予感

一方、ラオ・ジンの家では、ジャオ・ファンガンが意外な一面を見せます。彼が持ってきたデリバリーをわざわざ綺麗に皿に盛り付け、なんだかんだと世話を焼く姿は、まるで家族のよう。その温かさに、ラオ・ジンは亡き父の姿を重ねていました。

夜中、ソファで寝てしまったファンガンが目を覚ますと、そこは散らかったままの部屋。彼は静かに片付けを始めますが、そこに寝間着姿のラオ・ジンが登場!思わぬ姿にドギマギしながらも、彼は紳士的に振る舞い、家を後にします。でも、帰る間際に「元旦にゴミを捨てちゃだめだよ」なんて細かい気遣いを見せるところ、もう完全に彼女のこと、意識してますよね!この二人の不器用な関係、見ていてなんだか微笑ましいです。

幸せの絶頂から一転、突きつけられた厳しい現実

そして、我らが主人公、トゥー・シャオニンとジー・ユーホンのカップルです。春節をユーホンの実家で過ごすシャオニン。家族みんなで餃子を作り、幸運のコインや甘いナツメを忍ばせるなんて、本当に楽しそう!ユーホンの母親がコインを当てて大笑いするシーンは、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。

夜には、ユーホンの母親からペアリングをプレゼントされるというサプライズも。お互いの指に指輪をはめ、「あなたたちが幸せなら、それで満足」と涙ぐむ母親の言葉に、胸が熱くなります。その後の、ユーホンがシャオニンに壁ドンからの濃厚なキス…!これぞ視聴者が待っていたシーン!二人の幸せは最高潮に達していました。

しかし、幸せな時間は長くは続きません。

職場に戻ると、シャオニンの正社員への道をかけた大事なプロジェクトが佳境を迎えていました。同僚のタン・ユーフイが別の案件で評価される中、シャオニンは自分のプロジェクトの承認をユーホンに頼みます。

そして運命の会議。ユーホンは、皆の前でタン・ユーフイを賞賛した後、シャオニンに衝撃の事実を告げます。彼女が担当していたプロジェクトは、クライアントであるヤン総経理の素行不良が原因で、中止になるというのです。これまでの努力が全て水の泡となり、呆然とするシャオニン。さらに追い打ちをかけるように、タン・ユーフイが「私がヤン総経理のことを紀部長(ユーホン)に知らせたの」と告白。これは…ただの親切心からでしょうか?それとも…?シャオニンの前途に、暗い影が差し込んだ瞬間でした。

『この結婚は社内秘で』第17話の感想

今回のエピソードは、まさに「光と影」のコントラストが鮮烈でした。前半で描かれたシャオニンとユーホンの、家族公認の幸せに満ちた甘い時間は、見ているこちらも頬が緩みっぱなしでした。特に、ユーホンの母親が二人を温かく見守るシーンは、血の繋がりを超えた家族の愛を感じさせ、本作の大きな魅力の一つだと再認識させられます。しかし、その幸福感の直後に突きつけられたのは、仕事の非情な現実でした。個人の努力だけではどうにもならない理不尽な形でプロジェクトが頓挫し、シャオニンの夢が遠のいていく様は、非常に胸が痛みます。ライバルであるタン・ユーフイの動きも不穏で、社内政治の厳しさが物語に深みを与えています。恋愛の甘い側面だけでなく、社会人として生きる厳しさをも描き出すことで、キャラクターたちの人間性がより一層際立って感じられました。

つづく